のほほん癌ばらない日記

卵巣癌根治手術から10年が経ちました。治療中のカルテ公開やその後の日常を日記に。最近、放置が多いです。σ^_^;

自宅療養(その4)&抗癌剤5回目

2006年03月30日 23時08分22秒 | 抗癌剤
'05年5月18日退院
この日は夫の誕生日。寄り道してケーキを買って帰りました。
家族みんなでお誕生日のお祝いが出来る幸せを感じることが出来ました。

私の生まれ故郷鹿児島でも、叔父さんが大腸癌で手術を受け、従兄のお嫁さんにも皮膚癌の疑いがあるとの話が伝わってきました。(後から皮膚癌ではなかったとわかりました。ホッ)
それまで、田舎には私の病気は知らせていませんでしたがその事から私の件も親戚の知るところとなりました。

それから、あちこちから実家にお見舞い金が送られてきたり、名古屋にいる従姉がわざわざお見舞いに尋ねてきてくれたりしました。
やはり、「癌」という病名はみんなにショックを与えたようです。
従姉も顔をあわせた時は涙ぐんでいました。
でも、私の元気な様子と抗癌剤の効果を聞いて安心してくれたようです。
また、友人達が家に来てくれて、お喋りを楽しんだりしていました。

27日にはアメリカに旅立つ長男を、夫も仕事を休んで、ふたりで関西空港に見送りに行きました。
長男は'04年3月アメリカに留学。語学学校を経て、オーディションを受け'05年2月には演劇の専門学校に進むことになっていました。
そんな夢を私の病気が奪ってしまいました。
夫からの連絡を受け1月20日には帰国。その後この日までずっと私の側にいてくれました。
一時、余命数ヶ月の宣告を受け「お母さんがいなくなったらお父さんは生活していけないと思った」と、お正月に一時帰国した時に言ってました。
だから、留学をあきらめこのまま日本に残ろうと覚悟していたそうです。

入院中に「自分だけが好き勝手出来ないから、アメリカには戻らない」と涙ぐむ息子に「癌になってお母さんはどんなに幸せな人間かわかって感謝している。でも、この病気が君の夢を奪うならお母さんは病気になった自分を恨む。だから、夢をあきらめないで、アメリカに戻って」と頼みました。

幸い2月に入学予定だった学校が事情を考慮してくれ9月にオーディション無しで入れてくれることになり、
また夢にチャレンジすることが出来た息子です。
現在、なんとか2期目に進学出来、毎日朝から夕方まで学校で演劇の勉強をしているそうです。
さしずめ、彼はタマゴスター???

こうしてどんどん癌細胞をやっつけていく私でした。
6月13日には5回目の抗癌剤のため入院。
長男がいなくなったのでタクシーで一人荷物を抱えての入院となりました。
予定通りに抗癌剤を終え、3日目には退院。
予定通り副作用もやってきて・・・。

5回目の抗癌剤無事終了。

To be continue


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2 コメント

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息子さんに乾杯! (Rina)
2006-03-31 20:32:34
うわぁぁぁ~

のほほんさんと息子さんの会話

こうして文章で読んでいるだけで

うるうるしちゃいました。。。

とても素敵に成長していらっしゃる息子さん

そして のほほんさんにエールを送ります

返信する
いや~お恥ずかしい (のほほん)
2006-03-31 21:13:40
アハハ・・・照れちゃうなぁ←なら、書くな!って

当時は自分もうるうるしてましたねぇ。

改めて、息子には感謝です。

そして、夢が実現したら最初のファンになってあげます!
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