野原節

『野原にも花が咲くといいな』と思い綴る記録

思い出した事

2010年05月10日 | 気になったこと
大山さんは三重県は伊勢の出身だそうで少年時代は年に1回程は家族で伊勢戦国時代村に遊びに行ったそうだ。
「劇場なんかも入ったりしたんですか?」と聞くと
「砂利のとことか行きましたね」って
僕はその砂利のところによく出演していたんです。

そんな話をしていて当時の事を思い出した。
公演後、あるお母さんと小学低学年位の子が僕の元にやってきた。
お母さんが
この前に村へ来た時、息子にカメラを渡しており写真現像したらほとんど上演中の僕の写真だったそうで驚いたと
なのでまた会いに来ましたって。
照れているのか大人しい子であったが、お母さんが家でのその子のハシャギっぷりや助三さんを気に入ちゃったみたいで等という話はとても嬉しかった。
※ 助三とは当時1年の8割がた入っていたとぼけた足軽の役
役者や芸事に特に興味もなく始めた仕事でしたが
子供のそんな思い出になれるとは、なんて素敵な仕事だろうと思った。
今も思ってる。
精進も足らず
正直、年々役者業をするのに厳しい状況になっているが何とかこの生業続けていきたいです。