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nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

ドイツからアルプスを越えてイタリアへ

2019-02-27 22:53:00 | ヨーロッパの鉄道
1994年春のヨーロッパ旅行、デジタルアーカイブス、シリーズ第1弾

1991~93年の3年間は、海外旅行をしないで国内で大人しくしていました。その反動で、1994年は、まず3月下旬から4月上旬の春休みを利用して短期間でしたが初めてイタリアに出かけました。

とは言え、いきなり成田からイタリアへ飛ぶのも面白くないので、まずはドイツのフランクフルトに降りたち、国際列車でスイス・アルプスを越えてイタリア入りすることにしました。3月下旬のドイツはまだ寒く、とくに早朝の冷気は身に凍みました。3年間ご無沙汰している間に、ドイツでは高速列車ICEが走り始めていました。乗る予定だった国際列車はフランクフルトに立ち寄らないので、それをいいことに?、フランクフルト中央駅からマンハイムまでのわずかな距離でしたがICE初乗車を果たしました。

マンハイムでミラノ行きの国際列車EuroCity「ヴェルディ号」Verdiに乗り換えです。

ヴェルディとは、もちろんオペラ作曲家のこと。アイーダ、トラヴィアータ(椿姫)、オテロなどの演目が有名ですね。イタリアへの列車旅にふさわしい愛称です。

スイスの国境の駅バーゼルで小休止。DB(ドイツ鉄道)の103形電気機関車(写真はないです)からスイスの電気機関車に交代です。

乗車した1等車はDBの客車。それと編成中につながっていたスイスの食堂車は、しゃれたデザインだったので写真を撮ったようで、残っていました。



スイス国内の車窓は、どこをとっても絵になります。ルツェルンを出て、湖畔を走っているときに撮った写真が残っていました。

さらに進むと、アルプスの高峰が大きく迫ってきました。いよいよゴッタルド越えです。
長大なゴッタルド・トンネルの前後にループ線がありましたが、そこで撮った1枚。どこかの路線と合流するかと思ったら、そこはこれから列車がぐるっと回って通るところ、写真の列車は、そのあとすれ違うことになる上り列車なのです。



何時間もかかってスイスを縦断し、イタリアとの国境駅キアッソーに到着。ここで何両かの客車を切り離し、電気機関車もイタリアのもの(FS)に交代し、いよいよイタリア鉄道の旅がはじまりました。45分ほど走って、終点ミラノ中央駅着。




<参考>
ヨーロッパ鉄道旅行写真 デジタルアーカイブス、ポータルサイトは、こちら

ドイツ鉄道模型の老舗メルクリン社訪問

2019-02-27 11:00:00 | ヨーロッパの鉄道
1990年夏のヨーロッパ旅行、デジタルアーカイブス、シリーズ第24弾

シュトゥットガルト中央駅からミュンヘン方面へ快速列車(Eilzug)に乗車しました。

乗ること30分ほどで到着したのがゲッピンゲンGoeppingen。小さな町です。で、この町に何があるのか?ホームの広告がはっきりと教えてくれます。

世界的な鉄道模型メーカー、メルクリン社がある町なのです。駅舎は建て替えたのか現代的であまり興味深い建物ではありませんでした。



ドイツの主要駅と同じく、白いベンツのタクシーがたむろしていました。タクシーでメルクリン社へ、と言えば簡単なのでしょうが、街歩きも兼ねて、まずは観光案内所へ。しかし、エキナカにはなく、駅前のちょっと分かりにくいところにありました。観光案内所への案内所が必要です(笑)
そして、おそるおそる「メルクリン社への行き方を教えて欲しい」とたどたどしいドイツ語で尋ねると、窓口の女性は笑顔で、メルクリン社の地図を渡してくれました。

会社は3つに分かれていて、商用でない人が行けるのは、ミュージアムだけ、それは「ここ」と地図を見ながら説明してくれました。「まあ、迷うことはないと思いますけど、もし分からなくなったら通りかかったひとに訊いてみてね。誰もが笑顔で指さして教えてくれますよ。何といっても我がゲッピンゲンはメルクリンの町なのですから!」

 何と言う感動的な言葉なのでしょう!世界広しといえども、我が町は鉄道模型の街!などと言い切る場所がほかにあるでしょうか!とは言え、田舎町の常で街中を歩いている人は皆無。尋ねようにもだれもいません。何分か歩いて、メルクリン・ミュージアムという案内板を見たときはホッとしました。

そして、目指すメルクリン社が見えてきました。



入口(Eingang)という指示に従って玄関へ。異常にひっそりしているので、「定休日?」と不安になりつつも、そっとドアを開けると、中は家族連れや鉄ちゃんで賑わっていました。

大きなレイアウト(ジオラマ)がいくつもあります。

ショーケースがあり、絶版となった貴重な模型車両も飾ってあります。見ていても全く飽きません(笑)

隣にいたドイツ人のマニアが「日本から?」「ICEと新幹線は、どちらがいいと思うか?」質問攻めにあいました。D51とかC62など日本の蒸気機関車の知識もあるようです。

ミュージアムでは市販のメルクリン模型は販売しておらず、ミュージアム来館記念の貨車のみ売っていました。写真が探し出せなかったので画像はありません。

帰りに、駅を通り過ぎて、メルクリン社の本社ビルを外から見てみました。

メルクリンの解説書に出ている建物です。

そしてゲッピンゲン駅から快速列車に乗ってアウクスブルクへ向かいました。


<参考>
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機関車牽引のルフトハンザ・エアポート・エクスプレス

2019-01-15 17:00:00 | ヨーロッパの鉄道
1990年夏のヨーロッパ旅行、デジタルアーカイブス、シリーズ第23弾

アウクスブルク滞在中に日帰りでシュトゥットガルトに出かけました。目的の一つは、この年に運行を開始したばかりのルフトハンザ・エアポート・エクスプレスの2番目のルートであるフランクフルト~シュトゥットガルトを結ぶ列車を撮影するためでした。

ルフトハンザ・エアポート・エクスプレスというと、フランクフルト~デュッセルドルフを結ぶ近鉄特急アーバンライナー風の403形電車による運行が有名でしたが、シュトゥットガルト・ルートには111形電気機関車牽引の客車編成が用いられました。

まずは、シュトゥットガルト中央駅到着シーンから。



客車3両は短いですね。鉄道模型にはふさわしいですが・・・(笑)

ホームに停車中の様子です。

1990年5月27日より運行開始。1日2往復と書いてあります。
まずは、機関車から。111形電気機関車をルフトハンザ塗装にしていました。すぐに模型が出ましたね。

客車のロゴとサボ(行き先表示板)の写真です。



フランクフルトは中央駅を経由して空港駅(Flughafen Bahnhof)行きです。

どれくらいの折り返し時間だったか忘れてしまいましたが、フランクフルト空港駅へ向けて発車していくところを撮影してミッションは終了しました。



翌1991年には高速列車ICE(通称「ドイツ新幹線」)がデビューし、同時に開通した高速新線をルフトハンザ・エアポートエクスプレスも新線経由に変更されたため、機関車は高速性能に勝る卵型の103形電気機関車に置き換えられてしまいました。したがって、111形牽引のルフトハンザ・エアポート・エクスプレスの写真は貴重なものとなりました。

<参考>
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文化都市アウクスブルク

2019-01-15 16:09:00 | ヨーロッパの鉄道
1990年夏のヨーロッパ旅行、デジタルアーカイブス、シリーズ第22弾

ゲッティンゲンに1泊した後は、インターシティ(特急列車)「ヤコプ・フッガー号」でアウクスブルクへ。中世にアウクスブルクの繁栄をもたらしたフッガー家の代表人物を列車名にするとは、しゃれています。


街中には、フッガー家が設立した世界最古の社会福祉住宅フッゲライがありました。現在も貧しい人たちのために使っているようですが、そのうちのごく一部が博物館となっています。


ほかには、作曲家モーツァルトの父、レオポルト・モーツァルトの生家があり、訪問したと思うのですが、撮影しなかったのか、写真は見当たりませんでした。街中をトラム(路面電車)が走っていましたので、その写真はありました。







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大学都市ゲッティンゲン

2019-01-15 15:41:00 | ヨーロッパの鉄道
1990年夏のヨーロッパ旅行、デジタルアーカイブス、シリーズ第21弾

ずいぶん久しぶりのアーカイブスです。
ベルリンに滞在後は、南ドイツを目指しましたが、遠いので途中下車して休むことに。選んだ街は大学都市ゲッティンゲン。ここも堂々たる駅舎でした。

駅ホームでは、電気機関車141形や機関車牽引列車が主力だったこの当時のドイツ鉄道では珍しいディーゼルカーの写真も撮っていました。




さて、駅を出て街中に繰り出します。旧市庁舎前の広場の噴水には、グリム童話で知られるガチョウ娘リーゼルの像が立っていました。街のシンボルで、博士号を取った学生は、リーゼルにキスして祝う伝統があるとか。


せっかくなので、大学も覗いてみました。名門大学で、グリム兄弟もここで教鞭をとったことで有名です。案内板には、兄弟を記念したJacob Grimm Hausの文字がありました。


<参考>
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