のぶひさの日記

生きていくのはいろいろあるね。出会いを大切に。また会えるといいね。

悲しい国

2005年09月17日 | 日記
きょうもまた悲しい出来事がありました。

長崎県で高校生がひとり自ら命を絶ちました。

8月31日以来、長崎県では中高生の自殺が相次いでいます。今回で5人目です。

重大事件も長崎で2件起きましたね。

中学生男児殺害事件、佐世保での小学校での刺殺事件。

今回は自分の命にやり場のなさを向けてしまったのかもしれません。

きっとまたこういうでしょう。

「命は大切だよ」「心の闇」「心のケア」「なんでも相談してよ」

これらの言葉がどれほどの意味を持つのだろう?

これらの言葉に救われた人が現実にいるかもしれない。

でもね、なんでいつも長崎なの?西日本なの?

日本のGDPに占める教育費の割合はどれくらいだと思いますか?

たったの3.5%です。

OECD加盟国中最低水準です。あのアメリカでさえも5%台です。

貯めたお金はどこに使うのでしょうか?

人殺しのために戦闘機や爆弾をかうのでしょうか。

でもこの国の子どもたちが死んでいきます。

「小さな政府」が求められれば求められるほど、自己責任が強調されます。

ちゃんと元気に生きていける子どもたちが良しとされ、何かを抱え込んでしまった子どもたちのSOSは誰にも届きません。

東北のある私立高校では教職員の希望退職の募集をついに始めました。
野球部も対外試合の予算が削られ、遠征試合は減らされてしまったそうです。

部活って遊びなんですか?削ってしまっていいんですか?

部活動も教育の一環のはず。受験科目だけが教育ではないことが忘れられようとしている。

お金がなければ教育はどんどん衰退します。

「官から民へ」「規制緩和」が進み、教育に「民間の血」をもっと取り入れよう。競争させればいいものができるんだ、アメリカがそうじゃないかとお金もちたちが叫んでいます。

でもね、こうしてお金がなくなってしまって被害を被るのは子どもたちなんですよ。

アメリカが成功したって?

一部の例でしょ。しかも大学進学率が上がったとかそういうのでしょ。

なんとかしなきゃいけない、本当にそう思っています。

だから自分のやるべきこと、やれることはしっかり地道にやっていこうと思います。


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