EVERBLUE,EVERGREEN~YU-KIのブログ~

僕の日々の出来事や飼い猫の近況、お気に入りの作品など…徒然なるままに綴るページです。ただ、思いの丈を他が為に伝えます。

高みの見物

2009-07-12 13:50:00 | Weblog

                              

私にとって一年で最も憂鬱なイベント・教員採用試験を昨日、受けてきました。
全然勉強してこなかったので、いたしかたないのですが、やはり手ごたえなしでした。
私は、大阪市の特別支援学校、「中学部・高等部共通 美術」で「講師特例枠」で受験しました。
一次試験です。

 
まず午前中は、90分で1000字の論作文試験。
問題は、「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」「自立活動」の3つのキーワードを用いて、学習指導要領の改善事項の説明と実際の指導するにあたっての留意点を自身の経験を踏まえて具体的に書け…というものでした。
キーワードを用いて事実を羅列することはできましたが、自分の考えの主張がおろそかに…。
また、教育に関するニュースに疎いので、学習指導要領の改善事項に至っては触れることさえできませんでした。
無念…
でも、答案用紙いっぱいに字を埋めることができたので、実際できてなくても達成したような気分になっていました。
…そんな自分が怖いです。
 
つづいて、午後は約30分程度の集団面接試験。
とはいえ、待ち時間1時間!
指定された控え室には100名近くの受験生が集合し、そこから各班15人ほどずつ振り分けされていきました。
一度にこんな大人数で受けるのか…と思うだけで気が滅入りましたが、実際は6人での面接でした。
面接官は二人、やさしそうな人と厳しそうな人。(大抵こんな組み合わせですね…)
質問をざっと挙げると、
①特別支援教育における美術の授業で留意している点
②アウトサイダーアートなど障害者が生み出す作品が注目されていることについて思うこと(挙手制)
③この採用試験を受けるにあたって取り組んできたこと
④生徒と接する際に留意している点(挙手制)
⑤今日の面接試験における自身の評価を下すと何点か
の以上5項目。
 
とにかく緊張しすぎて、話していても途中で頭が真っ白になり次の言葉が出てこなかったり、呂律が回らずたどたどしい話し方になってしまったりの連続でした。
そもそも自分は普段、人とどんなふうに話していたのかさえ分からなくなるほどの狼狽ぶりでした。
言葉に詰まる度に面接官がうつむくので心が折れそうでした。
面接官がチェックしている紙ばかり気になって、話している人の方を向いてうなづいたり笑顔をつくるのも忘れていました。
挙手制は、焦燥感をさらに煽りますね。
積極性を見られるだろうから早く手を挙げたいのはやまやまですが、質問の意図を解釈して自分なりの答えを生むには、他の人の意見を参考にする必要もあります。
だから、案の上、2番目以降に一斉に挙手の嵐が…
みんな考えていることは同じなんですね。
最後の挑発的な質問には、開き直って「自分の伝えたいことがうまく伝えられず50点くらい」と答えてみたものの、「人と話すことが好きなので、この仕事を続けている。今回の経験を生かして今後も頑張りたい」と付け加えました。
 
まさに苦し紛れの弁解です。
こんなことなら、少しでも面接の練習しておくんだった~と、試験が終わってから毎年のように思います。
が、しばらくしたら日々の忙しさにかまけて、試験勉強へのモチベーションも薄れ面倒くさくなるんでしょうね。
とりあえず試験の結果発表は、8月12日です。
全然期待しないで待てそうです。
 

最後に癒しのミーナちゃん、写真はベランダから見下ろしているところです。
私が土いじりしていると、こうしていつも高みの見物にいそしむミーナちゃんなのでした。