「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、いつのまにか過ごしやすい季節になってくれましたね。
生まれた季節というのはやはり体に馴染むのでしょうか、ようやく体調のペースをつかんできた感があります。
秋は大好きな季節なので長く続いてほしいものです。
さて、今日はボラバイトに行ってきました。
大阪城公園で開催のマラソンイベントのお手伝いで、
会場の準備・後片付け、開催中の給水やコース誘導、応援などをしました。
このイベントの競技内容は、9時から13時までの4時間、どれだけの距離を走ることができるかというもの。
大きな大会へのステップアップとして企画されたものらしいです。
ランナーには走行距離・時間などの記録が内蔵されているチップが装着されます。
また、団体参加者はたすきをバトンにして交代しながら完走を目指します。
これまでも兄や弟が度々このような大会に参加していたので、話を聞いて場の雰囲気みたいなものを間接的に感じてはいましたが、
今回、初めて会場に出向いてみて、マラソンランナーたちの熱気をひしひしと肌で感じてきました。
ただ、4時間も同じコース(1周1.25㎞)をぐるぐる走り続けるなんて、修行僧のような鍛錬だなあ・・・と、傍から見て思いました。
まさに「己との闘い」です。
僕も夕方30分くらいは走るようにしていますが、流石にこれはできない気がします。
とは言え、みんな同じ方を向いてひたすら忍耐強く走り続けている様は、途方もなく地味なのに凛々しくて格好よく見えました。
一つのことにまっすぐ夢中になるのって、やっぱりいいものですね。
完走した後のランナーたちの爽快な笑顔がそれを物語っていました。
ところで、今回の仕事で分かったこと。
それは常々感じてきていることだけど、僕は自分の声が嫌いなんだということ。
いや、正確には声を張り上げることに抵抗があるのかもしれません。
だから、案の定「がんばれ~!」「ファイト~!」って、大きな声を出して応援するのを終始ためらってばかりいました。
その一方で、裏方作業は得意なほうなので、自分から進んでできた事が多かったです。
ゴールの際にランナーたちのチップやたすきを回収する作業では、積極的な姿勢を先輩スタッフさんに褒められました。
ちっぽけなことだけど、認めてもらえることが喜びとか自信の類につながるんだなあと実感しました。
そして、仕事を終えたスタッフたちは、近くの小さな公園で晩餐会。
大盛りの焼きそばは食べきれなかったけれど、きんきんに冷えた缶ビールがぐいぐい喉を通り、
「一仕事終えたあ~」という充実した気分をもたらしてくれました。
スタッフの間でも楽しい出会いがありました。
サバイバルゲームにはまっているという就活を目前にした大学生の男の子。
「同年代かと思いました」と言われちょっとハッピーに。
マラソン大会に頻繁に参加している(翌日は淀川の大会に参加するらしい)というおじさん。
学校の仕事の話を興味津々に聞いてくれました。
普段接する機会のない人たちの人生を垣間見れるときって、面白いものですね。
もう会うことはないんだろうし、すぐに訪れる日々の積み重ねが忘れさせてしまうんだろうけれど、
その場限りであっても、幸せな気分を共有した時間や空間って、いつまでも心に留めておけたらいいのになあ・・・なんて思います。
さあ、10月からはいよいよ念願の農業に挑戦です。
また近々報告したいと思います。