今日は 「母の日」、子供たちには 「Mはもう高齢で、敬老の日にも祝って貰うので何もいらないから」 と、言ったはずだが、どんなに年老いても母への感謝の念は変わらないらしい。
そして長男夫婦と次女夫婦からはお祝い品が届いた。
だが要介護のMは今日が母の日であることを判らない、私としては不憫で寂しい気持になってしまった。
元気なら街中の和食レストランで皆で食事をするのが恒例になっていたが、コロナ騒動とMの要介護がネックになってそれも出来ない。
そんな状況を嫁さんが気遣って夕食にはお寿司を用意してくれた。
Mの大好物はお寿司だから、お祝い品を貰うよりはお寿司を食べることが満足なことだろう。
Mを介護するようになってからは嫌でも主夫の役割が増えたが、そこで思ったのはMが行なっていた仕事の多さだった。
私には主夫業をこなす実力は乏しかったが、介護しながらMの労苦を改めて知ったような気がした。
父の日はいらないから 「第二母の日」 でまた祝いたいほどあの頃Mは良く働いた、と改めてMが元気な頃の姿を想い浮かべた。
|