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落合監督と短期決戦。

2009-10-25 00:40:52 | 2009年シーズン
クライマックスシリーズ第二ステージを4勝1敗で勝ち上がったジャイアンツが日本シリーズ進出を果たした。

試合後、ジャイアンツとの差を問われた落合監督は唇を震わせ「何もない」と強がるのが精一杯だった(スポーツ報知より)らしい。

強がりではなく、実感だったのではないだろうか。
たしかに、今回のクライマックス第二ステージを観戦していて、勝敗を分けたこの2チームの差はどこにあるか、と思わせられる場面を何度も目にした。

12球団最強の二遊間、井端、荒木をはじめ、ホームラン、打点の2冠王のブランコに、打点2位の森野。
外野はベテラン和田、今シーズン急成長の藤井、期待のルーキー野本。
そしてキャッチャーは谷繁。
投手陣は先発、中継ぎ、控え共に名前を挙げるまでもない充実ぶりである。
さらに投手野手ともに、若手に優良株は多い。

今回のクライマックス第二ステージを観戦した中で、4勝1敗(3勝1敗)という対戦成績ほど、両チームに差は感じられなかった。
ではいったい何が勝敗を分けたのか。

なぜこれほど両チームの差にこだわるのかと言うと、昨年もそうだったのだが、今回もCS決戦を観ていて、なぜかドラゴンズの選手の技や、落合監督の采配など、ドラゴンズの強さばかりに目がいってしまった。記事自体も、ドラゴンズの強さを強調する内容に偏ってしまった感がある。
それほどドラゴンズの強さが随所に光ったCSだった。

たしかに今年のジャイアンツは強い。
原監督の求める「強さ」が結実したシーズンだった。
それはこのブログでも何度か書いている。
しかし、ドラゴンズも強い。対戦成績以上の強さを感じる。
緊迫した短期決戦であるから、見ているほうも試合の隅々まで注意がいく。

ところでその短期決戦であるが、落合監督の闘い方、選手起用、戦術、いわゆる采配は、短期決戦にどんな影響を及ぼしたか。
今闘っているその試合と同等に、あるいはその試合以上に、先を見据えて闘う印象の落合監督。
もちろん、短期決戦は「勝つか負けるかだけ」という落合監督の発言はそのまま受け止めてよかろう。
ただ、あるポイントで落合監督の性格が反映されるような、特徴的な采配が確実に存在しているだろうと、以前から時々感じていた。
それは采配の是非ではなく、性格による特徴だろうか。
それが時と場合によっては裏目に出る可能性がある。
とくに短期決戦ではそれが致命的な原因になることもあろう。
昨日書いたことだが、監督の先を見越した冷静な選択に、選手がどこまで応えられるか。
どの監督にも言えることかもしれないが、落合監督の場合は頑なだけにそれが一貫して明確に映る。
それが良い方に出るか裏目に出るか。
言葉は悪いが見方によっては「一か八か」に見えたりもするのだ。
もちろんそんな単純ではないことは解っているが。

当然、それが敗因とは言わない。
ただ、そんな特徴も短期決戦という特殊な闘いになるとかなり意味を持って見える。
まあ氏曰く、「勝てばいい」のだ、ようするに。


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