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原ジャパンへ身あるサポートを。

2008-10-29 22:20:19 | WBC/五輪
WBC監督の要請を、原監督が受諾した。

原監督に正式要請の記事が出たとき、大変だな、原さん、断れないだろうな、可哀相に、と勝手に同情していた。正式に決まったと聞いても、押しつけられたカタチでの就任ではないかと想像した。

しかし、受諾したというニュースの後のインタビューで、記者の質問に応じる原監督の表情は思いの他晴れやかで、コメントも意外なほど前向きなものだった。
名誉、誇り、と原さんらしい言葉で心境と抱負を語った。
素晴らしい。どんな状況下にあっても、爽やかだ。
どうも押しつけ合戦のような状況になりつつあった監督人事。たしかに原さんがいうように名誉なことである。なんたって全日本オールスターチームの監督なのだから。
北京の敗戦があって、星野さんがかなり叩かれたからだろう、なんだか監督はババをひかされたように扱われだした。
立候補したのはバレンタイン監督くらいか、野村さんはやりたかったようだけど、結局、ヨミウリラインなのだな、と勘繰ってしまう。そりゃ野村さんもボヤくわな。
長嶋ジャパン、中畑が代行監督を努めたあと、王ジャパン。星野さんはライン外であるけれど、なぜか星野さんはヨミウリ(ナベツネ)と近い。
そして原ジャパン。
決め兼ねて、致し方なく、無難なところで、人気者へ逃げたか、あるいは、日本代表監督はこのラインを崩したくないという見えない力が働いているか。
などと深々と深ヨミしてみたところでWBCの監督なんて誰でもいい。興味があるのはどの選手が選ばれるかだ。
北京のことがあったからだろうけれど、なんだか監督選びが大袈裟なことになっていて、もうすでに追い詰められた感が漂っている。野球のワールドカップというスーパーイベントなのになんだか悲壮感たっぷりだ。
松坂が、WBCは北京のリベンジの場なのか、と苦言を呈していたが、まったくその通りだし、以前から執筆人は書いているが、野球における、特にプロの世界で、国際大会で負ける、ましてやアジアのチームに負けるということが、あたかも非常事態であるかのような認識は、もうすでに幻想なのだ。
日本の野球がアメリカのベースボールに近づいたように、韓国も日本やアメリカの野球にすでに近いのは言うまでもない。ましてや対日本となると、同レベル以上いってもおかしくないことは、このところの対韓国戦で日本がどれだけ部が悪いかで明らかである。
野球が国技として久しいキューバは一貫した教育システムの中でエリートを育て上げる。
カナダも大リーガーを多く輩出しているし、ヨーロッパチャンピオンのイタリアも大リーグのマイナー選手が目立つ。
本来は監督人事などに時間をかけてる場合ではないのだ。
だから、もう少し早い段階で動くことが可能だった現役監督でない人選が必要だった。

現役の監督となると、シーズン直前ということもあり、他のチームの選手を起用する場合に遠慮がでやしないかと心配になる。やはり自前の選手を酷使してしまうのではないかという不安がよぎる。
まあ今の巨人で選ばれるとしたら、阿部くらいか。小笠原は足の状態によるだろうし、上原は国際試合への引退を口走っているほどだ。
いずれにしても、こういう結果になった以上は、球界全体のサポートが不可欠だ。今までの国際大会とは訳が違う。現役の監督が指揮をとるのだ。他のチームの指揮官もそれなりのリスクを負うべきである。
リスクといっても、その後のペナントにハンディキャップをとかいうそんなレベルの話ではない。せめて両リーグでクライマックスシリーズに出たチームの監督くらいは、コーチか、あるいは大会前の練習まではチームに同行して何らかのカタチでサポートするくらいはしていいのではないかということだ。
要するに、それくらいの意識をもって球界全体として闘わなければ、またつけ刃に終わってしまうと危惧するのである。
でもまあWBCなんて今はどうでもいい。なんたって久々に日本シリーズが楽しめるのだから。


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