goo blog サービス終了のお知らせ 

秘密保護法と共謀罪を考える四日市の会

秘密保護法・共謀罪に反対し、その廃止を求めましょう!

11月ピースアクション

2019年11月06日 | メッセージ
11月6日、街頭行動ピースアクションを行いました。
本日は名古屋で12月7~8日に行われる、秘密保護法廃止を訴えるグループの全国交流会のチラシを配布しました。
うんうんとうなづきながらプラカードを見ていってくださった方があります。足早に通り過ぎる人が多いのですが、声を上げていくことは大事だと思っています。

特定秘密保護法強行可決の12月6日を胸に刻み、街頭行動を続けてもうすぐ6年。全国でも粘り強く廃止運動が続いています。共謀罪もそうですが、この基本的人権を無視する法律の廃止がやはり必要です。励まし合って続けていきたいものです。

講演会終了

2019年10月08日 | メッセージ
10月5日(土)、待ちに待っていた講演会「共謀罪は今 関西生コン労働組合事件など具体例を含めて」(講師 中谷雄二さん、コメンテーター 熊澤 誠さん)が無事終了しました。関係者含め60人弱の集まりでしたが、とても充実した学習の時になりました。
中谷弁護士は冒頭、「表現の不自由展」再開合意について言及され、そもそも展示物の名称が「平和の少女像」から日本政府により勝手に「従軍慰安婦像」と変えられて報道されたこと、天皇の写真を燃やすといった表現が、事実とは全く異なるのに故意に喧伝されたことなどを説明されました。8月3日、中谷弁護士が会場で目にした光景は、展示物に対して抗議をする男性に対して、若者ふたりが「ここはそういう場ではないですよ、まず作品を見ましょう」と声をかけると直ぐに本人も収まったというもので、実際の事物を目にした人たちは穏やかなもので何ら混乱はなかったということでした。展示物を見たことのない人たちが、煽られて「自分が見ずに非難した」わけです。
そして、かつてナチスがしたような国家による芸術弾圧と同様であるを、海外の作家たちが速やかに的確に理解したことも触れられました。折しも8日の昼から再開となったという報道があり、本当によかったと思います。

関西生コン労組弾圧が始まって2年ほどなのに、今までに逮捕者はのべ85人ということです。仰天します。1年以上ずっと拘留され続けている人もいて、接見禁止、外界との交流ができない状況だということです。そしてあまりに大量の逮捕者が連続して出る(拘留地もばらばら)ので、弁護しようとしても対応が追いつかないほどだとのことなのです。労組の組合員の家族に検察が電話をして脱退を迫る。家族は当然働き手が長期拘留されれば食べていけない、兵糧攻めにもあっているという悲惨なことです。そして労働者、労働組合としてごく当然の行為(パンフレットを渡す、声かけ、子どもの保育園入園に必要な就労証明書の申請、ストライキ)を不当な行為とみなして次々に逮捕、ということが起こっているということです。
理解に苦しむことばかりです。これは他人事でしょうか。

共謀罪が創設されなければ今度のような大量逮捕や拘留、弾圧はなかったと考えているとの指摘が心に残りました。関係者から自白を取り、それを元に関西生コン労働組合組合員、それも幹部を含めて、でっちあげの理由で取り調べ逮捕する、これは中谷弁護士が以前から警告してきた「起こりうる事例」だったとのことです。

この事件の現実についてよく知ることが必要です。コメンテーターの熊澤氏は「史上まれに見る労働組合弾圧」が起こっていると評されました。また、なぜ今、こんなことが起こっているかについて「労働組合の力と市民の批判力が総体として随分弱っているのを見定めた上、本来のまっとうな行動を努めて継続している関西生コン労組を国を挙げてつぶしにかかっている」と分析されました。
しかし、来会者も「初めて聞いた」という方がたくさんおられたと思います。ほとんどの報道機関が報道していないからです。その理由も考えなければいけません。それとともに、聞いた者が人に伝え、同時に弾圧されている人たちを支援する努力が必要です。

当日は名古屋から来会された「関西生コン労組つぶし弾圧を許さない東海の会」事務局長の近森様が、会創設の経緯や現状について報告くださいました。支援者が多く求められています。

関西生コン労働組合の人たちが受けている弾圧は非人道的なものであり、憲法28条「勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。」にも当然違反しています。
特定の団体に対しひどいことが起こったという受け止めではなく、これは試金石であり、市民運動はじめどんな人にも及びうる弾圧が、まさに「共謀罪創設」によってどんなにでもやれるようになったのだと考える必要があると思います。




9月ピースアクション行いました

2019年09月07日 | メッセージ
9月6日、ふれあいモールで今月もピースアクションを行いました。
今回は10月5日の中谷雄二弁護士の講演会チラシの配布です。声をかけながら100数十枚のチラシを配りました。
少し秋めいてきた中、チラシを手に取られた方がどうか会場に出向いて下さればと願うものです。

中谷弁護士は人の尊厳が侵された数々の事件のために、奔走されてきた方です。
共謀罪が今どうなっているかについて、期待にたがわぬお話が聞けると思います。
どうぞ当日、お誘いあわせのうえおいでください。



読書会終了

2019年08月28日 | メッセージ
本日、高山佳奈子さんによるブックレット『共謀罪の何が問題か』を当会会員と参加者の発題でともに読み合いました。少し硬い内容や取り付きの難しい内容も、分担して少しずつ読めば面白く、一人の読みが他の人に刺激を与えてみんなに有益です。充実した2時間でした。もう少し時間があればなおのこと。

共謀罪はなぜできたのか、日本では2002年以降刑法犯罪が減っているのに警察官が2万人も増やされたのは何のためか、日本の法律の体系は明治以降からもう十分網羅的に多くの犯罪を未遂や予備の段階で処罰できるのに共謀罪を新たに設けることのおかしさ、国会運営のめちゃくちゃさなど多くの課題についてテキストほかの資料も加えていろいろと話し合いました。対象犯罪を設ける中で上級国民を守る仕組みもできているとの指摘もありました。

今後も折に触れ学びを行い、各自が力を付けて行きたいと思います。

本来日本の刑法の体系に馴染まない発想である共謀罪は、従来の刑法体系を壊していく可能性があることを踏まえても、虚偽の立法事実のことを考えても、(他にも数多くの課題がありすぎるのですが)やはり廃止するしかないと思います。

※テキストの著者のお名前を間違って表記していましたので訂正しました。ごめんなさい。





ピースアクション行いました

2019年08月07日 | メッセージ
8月6日、この日は広島に原爆が投下された、忘れてはならない日です。
当会は街頭行動ピースアクションをふれあいモールにて行いました。

(7月は参院選選挙期間中だったので、有志による投票呼び掛け行動に切り替えました。残念ながら40%代という低投票率に終わったのは無念であり、深刻なことだと思います。)

今回さすがに暑さのせいか通りがかる方も疲れが目立ちましたが、共謀罪の廃止をチラシや呼びかけにて訴えました。

秘密保護法、共謀罪、改悪された通信傍受法の元に、ものの言えない、忖度と自粛の蔓延る世の中になってきていることを感じます。一人ひとりが、これでいいのか?と問い直すことが必要です。

関西生コン労働組合に対しては2018年7月から2019年7月までの1年間に延べ70数人の逮捕者が出て、うち45人は起訴されるという瞠目すべき弾圧、取り調べがされています。当たり前の組合活動に対してこれだけ厳しい弾圧がされる事件は「共謀罪型弾圧」と評され、注目されています。これに無関心でいることはできません。

ごく最近、あいちトリエンナーレにおいて、出展物に対する名古屋市長による撤去要求という露骨な公権力介入が行われました。また数百通に及ぶ抗議や脅迫のメールが寄せられ、「表現の不自由展」はわずか三日で突然の展示中止に追い込まれるというとんでもない事態になっています。中止に対する抗議や、続行を求める運動も起こっています。関係者が不当な脅迫を受けたこのような時こそ、警察は速やかに捜査、対応をするべきです。
公権力による恫喝、検閲、表現の自由の侵害は全て、憲法で禁じられています。これをまかり通らせることは許されません。