秘密保護法と共謀罪を考える四日市の会

秘密保護法・共謀罪に反対し、その廃止を求めましょう!

四日市6月市議会本会議最終日、請願採決

2015年06月29日 | スケジュール
琉球新報、沖縄タイムズの2紙が声明を出しました。
これら2紙は沖縄の人の心を伝えるのですから、声が止むはずはありません。
あの発言をした人は言い訳や開き直りをしていますが、多くのメディアや市民への言論弾圧が始まったのだと見ぬく人も多く、彼と、彼を講師に招いた自民党若手議員らの精神性に、歴史は厳しい審判をすると思います。
翁長知事は「愕然とした」と表現していますが、あまりのことに胸中滂沱の涙を流されたことでしょう。
沖縄は理不尽を負わされて幾年月、本土の無関心・無知がすなわち加害であり続けました。筆者は昨日伊勢で行なわれた「石川真生」写真展に出かけましたが、琉球の歴史を知らなければならないとの思いを強くしました。人間は本来自由であり豊かであるのに、欲によって他者のものを貪る。食べ物、人、文化でさえも。長い絵巻になった写真は沖縄がその餌食になったことを鮮やかに表現していると思いました。

写真展は伊勢と、東京で行われるそうです。(沖縄以外では初めて)

そして明日は、当会が提出した請願の市議会本会議での審議、採決です。

どうかたくさんのかたが傍聴にお越しくださいますように。
13時から本会議で、その中で審議されます。四日市市役所11階にお越しください。




村上誠一郎さん

2015年06月26日 | メッセージ
自民党議員で、衆議院政治倫理審査会長、村上誠一郎氏は、ほとんど党内で1人、明確に政策のおかしさ指摘する発言し続けています。以前もこのブログでご紹介しましたが、以下のインタビューは胸を打つものがあります。ひとりの政治家として、信頼できる人ではないかと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=JwVDmxUKkNE

今日の報道によれば、沖縄の2つの新聞を潰さなければならないと発言した方があったとか。日本で、沖縄以外の人たちが、沖縄の人々を長年に渡り、今に至るまで犠牲にし続けて、どれだけ「平和」と繁栄を享受してきたか。筆者もそのひとりですが、沖縄に対して何をやってきたか知ってその加害性を自覚しなければならないのです。
しかしこの方は沖縄の人々の苦しみ怒り嘆き、そして過去にも現在にも目を背け、何も知ろうともせず、かえって悪意を持って公の場で侮辱し、沖縄の心を伝える新聞社を言論弾圧したのです。破廉恥この上ない暴力の言葉です。厳しく追及されなければならないと思います。



思想信条は違っても、面倒でも対話によってお互いの共存を図る、市民は権力を委ねられたものの誤りや暴走を制するよういつも努力する。それが民主主義だと思いますが、悪い時代になりました。学者も市民も、いろんな立場の人がそれぞれ言うべきことを言う必要が今ほど求められる時代はないと思います。


そして、とうとう適性評価が始まった(人数は秘密だそうです)ということです。『秘密保護法対策ブックレット』(岩波ブックレット)、お早めにお読みください。

よくわからないけど不安、私も何かしたい、と思っているたくさんの方へ

2015年06月20日 | メッセージ
 私も何かしたい!今の政治の動きって正直言って不安・・・と思っておられる方に、ぜひご紹介したいサイトがあります。以前このブログでもご紹介しましたが、新版『戦争のつくりかた』をお読みになった方も多いでしょう。うわ、今の状況ぴったりやん!と驚いた方も多かったのではないでしょうか。この本を作った方々が立ち上げたサイトが秀逸です。

 勇気に溢れ、それでいて初めての方を励ます細やかな配慮が行き届いています。運動についてのいろいろの疑問や不安のある方もきっと満足されるでしょう。議員連絡先などの有用な情報がとても見やすく整理されていますし、実際に動くときのコツなども大変実用的です。
 
 以下のメッセージをご覧ください。拡散、紹介歓迎です。


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「smile@四日市市在住」より。


『戦争のつくりかた』りぼん・ぷろじぇくと が呼びかけているアクションです。

私たちの声を国会へ
http://rpj-action.jimdo.com

何かしなくては!と思っていても、何をしていいかわからない方たち。
自分が何をやったところで、変わらないや・・・と思っている方たち。
そもそも私たちの生活には関係ないでしょ?と思っている方たち。

そんなことはありません!

ぜひ、サイトをご覧になってください。

1本の電話は、議員さんサイドから見ると 後ろに10人いるほどの影響力があるそうです。
(特に地元選挙区民の電話・FAXはとても影響力があります)

質問例も、対話の際のヒントも紹介しています。
初めて電話をかけた!というお母さんたちの体験談もブログで紹介しています。
連絡先一覧も、3日かけて目的に合わせて使ってもらいやすいように
【地域別】【政党別】【50音順】のリストを作成しました。


関心のない方たちに、「現場の声」(元自衛官のコラム、紛争現場を知る人のメッセージ)
「ブログ(つぶやき)」で、一体どのくらいのお金(私たちの税金から)が
現在他国の軍に使われていて、今後この法案が通ってしまったらどうなるのだろうか・・・
などという生活に直結するような話題も盛りだくさんつぶやいています。

日々情報が増えていますので、サイトも毎日更新しています。

ツイッター・フェイスブックでの情報発信も毎日やってます!

是非是非、一度ご覧いただき、たくさんの方におしらせください!
いろんな立場の方に、参考に使っていただければ嬉しいです^^

以下、りぼん・ぷろじぇくとからのよびかけ文です。
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『私たちの声を国会へ』

いま国会で審議中の「安全保障関連法案」は、集団的自衛権を使えるようにするための、
10本の法律の改正案を一括りにした法案と、1本の新しい法案をあわせた、膨大なものです。

国会では、野党の鋭い質疑によって問題点が浮き彫りにされています。
対する政府の答弁は曖昧だったり、同じことの繰り返しだったり、矛盾していたり、後日訂正されたり。

憲法審査会では、与党推薦者をふくめた3人の憲法学者全員が、この法案を「違憲」と明言しました(6/4)。
いずれも自衛隊や個別的自衛権は合憲と認める方々です。

多くの人びとは、政府の説明が不十分と感じています(安保法案「説明不足」81.4% 6/1 共同通信)。
また、今国会での成立に反対の人は57.7%、賛成の31.7%を大きく引き離しています。(5/23,24 産経新聞、FNN)

そんな中、安倍首相はこの法案を今国会で成立させようとしています。
自民党の佐藤国対委員長は「国対メンバーには法案の内容なんて知らなくていいと言っている。
通すことに突き進めばいい」、強行採決も「状況次第だ」と発言しました(5/23 日本経済新聞朝刊)。

しかし、これは、自衛隊員はじめ人びとの命にかかわり、日本のあり方を大きく変える重大な法案です。

まずは「今国会で成立させない」ことをめざして、野党議員を後押ししたり、与党議員に疑問を投げかけたりしませんか。

議員は有権者の声に敏感です。

みなさんの地元の議員に、「よくわからない」「知りたいので説明してほしい」と尋ねたり、意見を伝えてください。

議員の事務所を訪ねる、国会報告会などの場で直接質問する、電話で聞く、FAXや手紙で
質問するなど、いろいろな方法があります。

議員自身がtwitterやfacebookなどをやっているなら、そこから入るのも有効です。
また、実際に国会審議を傍聴したいと申し出てみることも出来ます。

ぜひ、直接働きかけてみてください。

そして、twitterやfacebookなどのSNSで、その結果をアップしていきませんか。

一人ひとりが動くことによって、流れが大きく変わるかもしれません。


6月8日 りぼん・ぷろじぇくと


請願、総務常任委員会では否決

2015年06月16日 | メッセージ
 今日は四日市市議会総務常任委員会で10時から、当会の提出した請願の審議が行われました。傍聴者は9名でした。中日新聞が取材に来てくれました。

 意見陳述は、今回申し入れたのに認められませんでした(「請願趣旨は読んでよく分かるからわざわざご説明頂く必要はないと判断」との電話連絡-審議当日に文書の手渡し)。
 請願者が委員会で詳しい意思表示をできず、提出後の情勢の変化へ対応した説明もできないのはとても不利であると感じました。

「読んでよくわかるから」というのが陳述不許可の理由なら、今日は全員が趣旨が十分にわかった上での充実した審議になったはずです。
 しかし、質疑も討論も、論点は肝心な国会審議の状況に一切踏み込むことなく、衆院憲法審査会の三人の参考人である憲法学者が、与党の招致した人でさえはっきりとこの度の法案は違憲であると述べたこと-まさにそれが「戦後70年の方針を転換し、国の在り方を大きく変える」ということの論拠であるのにーに言及した発言が全く見られなかったのは、議論と言える議論にならなかったというべきでしょう。

 政府見解を鵜呑みにして全く批判せず、それを強調することに執心し、またそれを根拠にして、今回の法整備が「戦後70年の方針を転換し、国の在り方を大きく変える」ことになるはずはないと訴えるのは空虚だと感じました。
 他にも、法制度の早期成立を求めるなど、今日の審議は反対意見の勢いが大変強い印象を受けましたので、「読んでよくわかるから説明しなくても」と言われた割にはあんまりな扱いかもと思いました。

 憲法学者が法案について先のような明確な指摘をすることは、これまでそんなになかったことだそうなので、事態は余程のことまで来ていると考えたほうが良いと思うのですが、そこを踏まえての議論がされなかったのは大変疑問です。
 
 さて、県内でも同様の請願がされていて、いくつかの自治体で採択されてきているのですが、事務担当の方に、ある議員がそのことについて現状はどうなのかと回答を求めたところ、「把握していません」という答えでした。準備がなさすぎではないでしょうか。答えられなかったので急遽、委員長が現状の説明をするなど、助け舟を出して何とか回答となりました。

 ちなみに、桑名市議会で賛成多数により採択、岐阜県の海津市議会では全会一致で採択、伊勢市でも同様の請願が出されており、三重県議会に至ってはちょうど本日午後、慎重審議を求める意見書が僅差で可決、採択されたということです。四日市市議会も、この問題に真剣に取り組んで欲しいものだと思っています。

 質疑、討論が行われて、賛成2人ということで、結果として賛成少数につき否決となりました。少数ですが、賛成の意思表示をしてくれた議員がいたのは嬉しかったです。

 最後に指摘しておきたいのですが、副委員長が、委員長の制止を聞かずに意見表明をし続けた場面があったのは、大変理解に苦しみました。


これから本会議に向けて、私たちは更に努力をしていきたいと思います。
以下は請願の趣旨、請願事項です。

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【請願趣旨】

 安全保障体制の見直しや関連法制定に、慎重かつ十分な審議を求めます。

 政府は昨年7月に集団的自衛権の行使容認を閣議決定し、平時から有事まであらゆる事態に対応するため自衛隊の任務拡大を打ち出しました。今国会では武力攻撃事態法改正、自衛隊法改正、恒久法国際平和支援法の新設、周辺事態法改正など、新たな安全保障法制整備を行おうとしています。
これらは戦後70年の方針を転換し、国の在り方を大きく変えるものです。

 国の将来や、国民の命と暮らしに影響する重大な決定には、国民的な合意が必要です。国が進めようとしている一括法という形で、はたして十分な審議が可能なのか危惧されます。拙速な法改正や政策決定は、未来に禍根を残しかねません。

 NHKが5月に実施した世論調査では、安全保障法制の整備の内容をどの程度理解 しているかの質問に、「よく理解している」が6%、「ある程度理解している」が39%、「あまり 理解していない」が40%、「全く 理解していない」が9%でした。
 安全保障法制の関連法案が閣議決定された5月14日、東京・新橋での取材では「難しく て よく分からない」「国会の審議では急がずに国民の声にも耳を傾けて結論を出してほしい」 「国民を巻き込んだ議論を進めてほ しい」「政府はもう少し明確に説明してほしい」といった声が聞かれました(5月15日付NHKNEWSWEBより)。

 共同通信社が5月30、31日に実施した全国電話世論調査によると、安全保障関連法案への安倍晋 三政権の姿勢に関し「十分に説明しているとは思わないとの 回答が81・4%に上りました。同法案成立後、自衛隊が戦争に巻き込まれるリスクに関し「高くなる」と回答した人は68・0%です。

 さらに6月4日、衆議院憲法審査会に参考人として呼ばれた3人の憲法学者は、与党 が招致した参考人も含めて全員が、集団的自衛権行使容認を可能とする安全保障法案について、憲法に違反していると述べたことは重要で。

 安全保障体制や関連法の見直しについて、国民の疑問や不安に応え誠実で丁寧な説 明をするとともに、広く国民の意見を聞くこと、時間をかけて慎重かつ十分な審議を尽すよう国に求めます。

【請願事項】

1.政府が進めている安全保障体制の見直しや安全保障法制の制定について、今国会での採決を見送り慎重かつ十分な審議を尽すよう求める意見書を、国に提出してください。




四日市市議会に請願を提出

2015年06月11日 | メッセージ
当会は、四日市市6月市議会に請願を提出しました。
6月16日(火)10時から市議会の総務常任委員会で審議がされる予定です。
「安全保障体制の見直しや関連法制定に、慎重かつ十分な審議を求めます。」という請願趣旨です。
どうぞみなさま、ふるって傍聴にお越しください!