秘密保護法と共謀罪を考える四日市の会

秘密保護法・共謀罪に反対し、その廃止を求めましょう!

読書会終了

2019年08月28日 | メッセージ
本日、高山佳奈子さんによるブックレット『共謀罪の何が問題か』を当会会員と参加者の発題でともに読み合いました。少し硬い内容や取り付きの難しい内容も、分担して少しずつ読めば面白く、一人の読みが他の人に刺激を与えてみんなに有益です。充実した2時間でした。もう少し時間があればなおのこと。

共謀罪はなぜできたのか、日本では2002年以降刑法犯罪が減っているのに警察官が2万人も増やされたのは何のためか、日本の法律の体系は明治以降からもう十分網羅的に多くの犯罪を未遂や予備の段階で処罰できるのに共謀罪を新たに設けることのおかしさ、国会運営のめちゃくちゃさなど多くの課題についてテキストほかの資料も加えていろいろと話し合いました。対象犯罪を設ける中で上級国民を守る仕組みもできているとの指摘もありました。

今後も折に触れ学びを行い、各自が力を付けて行きたいと思います。

本来日本の刑法の体系に馴染まない発想である共謀罪は、従来の刑法体系を壊していく可能性があることを踏まえても、虚偽の立法事実のことを考えても、(他にも数多くの課題がありすぎるのですが)やはり廃止するしかないと思います。

※テキストの著者のお名前を間違って表記していましたので訂正しました。ごめんなさい。





8月28日、共謀罪についての読書会のご案内

2019年08月07日 | スケジュール
とても暑いですが、共謀罪についてよく知るために、8月28日(水)に読書会を開くことにしました。テキストを読んで参加していただく必要がありますが、「そもそも」から学んでみたいと思う方はどうぞご参加ください。事前連絡をお願いします。

テキストは岩波ブックレット第966号「共謀罪の何が問題か」(高山加奈子著)です。


ピースアクション行いました

2019年08月07日 | メッセージ
8月6日、この日は広島に原爆が投下された、忘れてはならない日です。
当会は街頭行動ピースアクションをふれあいモールにて行いました。

(7月は参院選選挙期間中だったので、有志による投票呼び掛け行動に切り替えました。残念ながら40%代という低投票率に終わったのは無念であり、深刻なことだと思います。)

今回さすがに暑さのせいか通りがかる方も疲れが目立ちましたが、共謀罪の廃止をチラシや呼びかけにて訴えました。

秘密保護法、共謀罪、改悪された通信傍受法の元に、ものの言えない、忖度と自粛の蔓延る世の中になってきていることを感じます。一人ひとりが、これでいいのか?と問い直すことが必要です。

関西生コン労働組合に対しては2018年7月から2019年7月までの1年間に延べ70数人の逮捕者が出て、うち45人は起訴されるという瞠目すべき弾圧、取り調べがされています。当たり前の組合活動に対してこれだけ厳しい弾圧がされる事件は「共謀罪型弾圧」と評され、注目されています。これに無関心でいることはできません。

ごく最近、あいちトリエンナーレにおいて、出展物に対する名古屋市長による撤去要求という露骨な公権力介入が行われました。また数百通に及ぶ抗議や脅迫のメールが寄せられ、「表現の不自由展」はわずか三日で突然の展示中止に追い込まれるというとんでもない事態になっています。中止に対する抗議や、続行を求める運動も起こっています。関係者が不当な脅迫を受けたこのような時こそ、警察は速やかに捜査、対応をするべきです。
公権力による恫喝、検閲、表現の自由の侵害は全て、憲法で禁じられています。これをまかり通らせることは許されません。