Naoの誰でもわかる!英語の話

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「使える英語表現」(No. 32)「よけいなお世話だよ」

2007-10-22 | Weblog
表現32)It's none of your business.(きみには関係ないだろ)

この表現は、ちょっときつい響きがありますので、使う時と場所、そして特に言う相手には気をつけて使ってくださいね。もちろん、冗談っぽく言うこともできますが、その時は笑いながら、ちょっと照れながら、かな?もちろん、文脈によりますが。では、その使い方を以下の会話で確認してください。

George: Hi, David. You look nice today. Where are you going?
(やあ、ディビッド。 今日いい格好してるじゃん。どこいくの?)
David: Hi, George. I am dating with Lisa today, first time. I'm on my way.
(ジョージ。これからリサとデートさ。最初のね。行く途中なんだ。)
George: Lisa? You are kidding me. She is John's girl friend.
(リサ?うそだろ。あの娘はジョンの彼女だぜ。)
David: She is not dating with John any more. I got to go.
(もうやつとはデートしてないさ。行かなくちゃ。)
George: All right. Suppose they are not dating any more, there is a big problem here.
(わかったよ。かりに奴らはもう付き合ってないとしてもさ、実は大きな問題があるんだ。)
David: Would you stop that? It's none of your business, George.
(止めてくれるかな。君には関係ないだろ、ジョージ。)
George: Of course, it's none of my business, but I have something to tell you, David.
(もちろん、僕の問題じゃないけどさ。君に言っておきたいことがあるんだ、ディビッド。)
David: I don't want to hear any crap. Bye, George. (David is gone.)
(つまらないことは聞きたくないんだ。じゃあな、ジョージ。(ジョージがその場を去る。)
George: Bye, David. I just wanted to tell you that she is pregnant. Good luck.
(バイ、ディビッド。僕が君に言いたかったのは、彼女は妊娠しているってことだったんだけどな。幸運を祈ってるよ。)

おや、かなり問題を抱えた初デートになりそうですね。果たして彼女はディビッドのそのことを言ってから付き合うのか、はたまた何も言わないで付き合うのか…。あ、そんなこと、It is none of my business ですね。失礼…。

さて、今回の表現に似た表現として以下のような言い方もありますので、チェックしておいてください。

□stay out of one's business(他人の関心事から離れている→余計な干渉をしない)
●I suggest that you stay out of my business. Otherwise, you will find yourself in big trouble.
(僕のことに余計な干渉をしないことを勧めるよ。さもないと、君自身がひどく困ることになるからな。)

□mind your own business(自分自身のことにだけ気を遣っていろ)
●Don't interfere in my life. Mind your own business.
(俺の人生に干渉しないでくれ。自分のことだけ考えてればいいんだ。)

と、これまでの表現は、言い方はともかく、すべて相手に「構わないでくれ」と言っているわけですが、では逆に、相手から話に入れられそうになった時にはどう断ればいいのか?つまり、そのことは僕には関係ないので、聞くつもりもない、ということをどう伝えればいいのか?以下の会話の中で確認してください。

David: George, my friend. I have a big problem.
(ジョージ、僕の友人。大事件なんだ。)
George: What is it?
(何だい?)
David: Lisa is pregnant. I don't know who the father is.
(リサが妊娠してるんだ。誰が父親かわからないんだ。)
George: Is that so. But, that's your business, David, not mine.
(そうなんだ。でも、それは君の問題だよな、ディビッド。僕のじゃないよ。)
David: I'm so sorry about what I said the other day. Help me, George, please.
(この間言ったことは本当にごめん。助けてよ、ジョージ。お願いだよ。)

話をちゃんと聞いていたら、こんなことにはならなかったのに、ってジョージは今思ってるに違いないですね。ま、それはともかく、自分には関係ないって言う時の表現は以下でしたね。

□That's your business, not mine.
(それは君の問題で、僕のじゃないよ。)

これに似た言い方として、以下の表現も覚えておくと便利です。

□It has nothing to do with me.
(それは私と関係ないです。)

今回の表現についていろいろ考えを巡らしていて気づいたんですが、この類いの表現は、日本の文化ではあまり日常的には使いませんね。友人同士で相手を突き放すような表現を使うと友人関係にひびが入ると思うからか、日本語ではあのような表現を使う時は、かなりの緊張状態か、けんかの時くらいじゃないでしょうか。ところが、個人主義と言われる欧米文化では、相手との距離感は常にある程度置いてあり、そのためどんな親しい友人との間でも、日本人には冷たいと感じられるような、客観的、かつ、直線的、ダイレクトな表現もよく使われます。そんな言い方をしても、日本人ほど、ぐさっと刺さるようには感じないからでしょうかね。この辺は文化的なにおいが強くします。

では、今回の表現についてはこれまで。See you in the next story, folks. Bye now!

(End of Story)


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