■仙台の十五夜
■我が家のお供え物
9月15日は、「十五夜」でした。
当日の夜は雲が多く、満月が見え隠れするような感じで、私が満月を拝むことができたのは、雲の切れ目から見えた午後7時半頃でした。その後は、厚い雲に覆われ見ることができませんでした。
幼い頃、秋の夜空に浮かぶ満月を見上げて「十五夜お月さま」の歌を口ずさんだり、野原で取ってきたススキを瓶に差し、母が用意した月見団子や梨、葡萄、さつまいもなどのお供えをしてお月さまを拝んだことがありました。
今の子どもたちは「十五夜」を知っている人がどのくらいいるのかと思ったり、「十五夜」の行事を行う家庭がどのくらいあるのかと思ったり、懐かしい昔の思い出が蘇ってきました。
十五夜についてネットで調べてみると、旧暦の8月15日前後の満月の夜のことを「十五夜(満月の意味)」と言うそうで、私たちが現在使っている新暦とは一か月ほどのズレがあり、一般的に9月中旬~10月中旬あたりを指すとありました。
旧暦では満月でも新暦では満月とは限らないそうで、今年の満月は9月17日とありました。またこの十五夜には別の呼び名もあるそうで、中秋の名月(秋の真ん中に出る満月の意味から)、芋の名月(秋に収穫される芋類をお供えし、収穫を感謝する意味から)と、十五夜は秋の満月を表すだけではなく、作物が月の満ち欠けとともに成長することから、穀物が実り豊かに育った秋の収穫に感謝をする意味もあるそうです。
昔から伝わる日本の伝統文化を大事にしていかなければと改めて感じた夜でした。
我が家では、家内がスーパーから貰ってきたすすきを飾り、団子、葡萄、さつまいも、そして、秋茄子も一緒に飾ってお祝いをしました。
昨日は、タイミング良く午後7時半頃に満月を見ることができました。
神々しいお月様に手を合わせ家内安全を祈りました。