■「国宝吉祥天女」チラシ
■「国宝吉祥天女」割引券
■「仙台市博物館」・「国宝吉祥天女」告知看板
■「国宝吉祥天女」絵ハガキ
■「国宝吉祥天女」宝珠鈴ストラップ
■薬師寺僧侶高次喜勝氏のトークショーステージ
6月10日、「安寧の祈りは、東北の未来のために。」東日本大震災復興記念特別展『国宝吉祥天女が舞い降りた!-奈良薬師寺未来の祈りー』へ行ってきました。
この特別展は、4月24日から6月21日まで、仙台市博物館で開催されていますが、国宝・薬師寺の名宝、仙台限定特別公開ということで、この機会を逃すと観ることができないと思い、残すところ10日余りとなった特別展へ行ってきました。
『未来に吉慶をもたらす女神「吉祥天女」が仙台の地に舞い降ります。』というキャッチコピーも良く、「国宝・吉祥天女は、吉慶・福徳をもたらすとされ、手に人々の願いをかなえる宝珠を持ち、美しい彩色が施された姿が、今まさに舞い降りたかのようです。」というチラシの中にありました。更に、薬師でも限られた期間のみ公開される「吉祥天女」を、今回の特別展が全会期にわたり公開されるという貴重な開催で、見ないわけにはいかないと思い拝観してきました。
特別展の会場を入り口、直ぐ、右側に「吉祥天女」を頭部、腹部、下半身を3等分にした拡大した写真が掲げられ、細部にわたり「吉祥天女」のイメージを膨らますことができました。その後、うやうやしく進むと、「国宝吉祥天女像」の実物を見ることができました。
「国宝吉祥天女像」のサイズは、縦53.0cm、横31.7cmと想像以上に小さく感じましたが、そこから醸し出す面影に圧倒されながら観いってきました。
天平美人と言われる優しい表情、ふくよかな顔立ち、着衣の優美な色彩、繊細な文様、手には人々の願いをかなえ吉祥・福徳をもたらすという鮮やかな朱玉の宝珠が目に焼き付きました。
会場内は、「第1章 舞い降りた吉祥天女」、「第2章 国宝 薬師寺東塔」、「第3章 薬師寺の歴史と信仰」、「第4章 祈りと救いの仏 地蔵菩薩(ぼさつ)」、「第5章 薬師寺と能満寺 仏がつなぐ奈良と東北」、「第6章 未来への祈り 国宝 聖観世音菩薩立像」で構成され、1300年を超える歴史を持つ奈良の古刹・薬師寺に伝えられる文化財を中心に60点を超える展示物でお客様を迎えてくれました。
「国宝吉祥天女像」の他に、「国宝 聖観世音菩薩立像」、「重要文化財 四天王立像」、「重要文化財 弥勒菩薩坐像」、「重要文化財 地蔵菩薩立像」などが展示され、今回、特別に展示されているという薬師寺蔵「重要文化財 文殊菩薩坐像」と能満寺蔵(福島県いわき市)「重要文化財 虚空蔵菩薩坐像」は、姿や大きさがとてもよく似た像で、脚の組み方もちょうど左右対称になっていて、もとは一対であった可能性も考えられるという菩薩坐像を興味深く拝観してきました。
「国宝吉祥天女像」は勿論のこと、菩薩様のふくよかな顔立ちと優しい眼差し、しなやかな手、衣の優美さ、品の良さ、どれをとっても女神で心を癒されました。
当日、薬師寺僧侶高次喜勝氏のトークを拝聴することができました。
薬師寺の14人の僧侶の中で最も若手とのことですが、個性豊かな楽しいトークでした。
いろいろなお話を伺うことができましたが、その中で一つ、『身心安楽』という言葉が頭に残りました。
「身は安らかで心は楽しく」ということのようでしたが、「思い通りにならないことは思い通りにならないと思いなさい。」という言葉も含蓄があって身の引き締まる思いがしました。なかなかそこまで行くには大変なことですが、自分の心こそ自らの師で他に誰も頼れることができない自分の心構え、自分の心を見つめ直す時間を持つことの大事さを知ったトークショーでした。最後に、「困った時の神頼み」ということを良く言われますが、これも良し、自分の心を見つめ直すきっかけで大いに神頼みをしても良いのではとお話になっていました。
拝観も終わりに近づいた、「国宝観世音菩薩立像」の前に行った時でしたが、館内にいた警備員に、「ペットボトルをリックの中に入れてほしい。」と言われました。
ペットボトルをむき出しでリックの外側に入れていたことによる注意でした。
最近、寺院や神社などの重要施設に油性などをかける暴挙が報道されていますが、この影響もあるのかと思いつつペットボトルをリックの中に入れました。
納得をしたものの、展覧会の入口に注意書きでもしてくれると良いのにと思いながら拝観してきました。それとも、このような特別展では、むき出しのペットボトルの持参はダメなのかとも思いました。
いずれにしても要注意にこしたことはないと思いながら勉強になった「国宝吉祥天女像」の拝観でした。
■「国宝吉祥天女」割引券
■「仙台市博物館」・「国宝吉祥天女」告知看板
■「国宝吉祥天女」絵ハガキ
■「国宝吉祥天女」宝珠鈴ストラップ
■薬師寺僧侶高次喜勝氏のトークショーステージ
6月10日、「安寧の祈りは、東北の未来のために。」東日本大震災復興記念特別展『国宝吉祥天女が舞い降りた!-奈良薬師寺未来の祈りー』へ行ってきました。
この特別展は、4月24日から6月21日まで、仙台市博物館で開催されていますが、国宝・薬師寺の名宝、仙台限定特別公開ということで、この機会を逃すと観ることができないと思い、残すところ10日余りとなった特別展へ行ってきました。
『未来に吉慶をもたらす女神「吉祥天女」が仙台の地に舞い降ります。』というキャッチコピーも良く、「国宝・吉祥天女は、吉慶・福徳をもたらすとされ、手に人々の願いをかなえる宝珠を持ち、美しい彩色が施された姿が、今まさに舞い降りたかのようです。」というチラシの中にありました。更に、薬師でも限られた期間のみ公開される「吉祥天女」を、今回の特別展が全会期にわたり公開されるという貴重な開催で、見ないわけにはいかないと思い拝観してきました。
特別展の会場を入り口、直ぐ、右側に「吉祥天女」を頭部、腹部、下半身を3等分にした拡大した写真が掲げられ、細部にわたり「吉祥天女」のイメージを膨らますことができました。その後、うやうやしく進むと、「国宝吉祥天女像」の実物を見ることができました。
「国宝吉祥天女像」のサイズは、縦53.0cm、横31.7cmと想像以上に小さく感じましたが、そこから醸し出す面影に圧倒されながら観いってきました。
天平美人と言われる優しい表情、ふくよかな顔立ち、着衣の優美な色彩、繊細な文様、手には人々の願いをかなえ吉祥・福徳をもたらすという鮮やかな朱玉の宝珠が目に焼き付きました。
会場内は、「第1章 舞い降りた吉祥天女」、「第2章 国宝 薬師寺東塔」、「第3章 薬師寺の歴史と信仰」、「第4章 祈りと救いの仏 地蔵菩薩(ぼさつ)」、「第5章 薬師寺と能満寺 仏がつなぐ奈良と東北」、「第6章 未来への祈り 国宝 聖観世音菩薩立像」で構成され、1300年を超える歴史を持つ奈良の古刹・薬師寺に伝えられる文化財を中心に60点を超える展示物でお客様を迎えてくれました。
「国宝吉祥天女像」の他に、「国宝 聖観世音菩薩立像」、「重要文化財 四天王立像」、「重要文化財 弥勒菩薩坐像」、「重要文化財 地蔵菩薩立像」などが展示され、今回、特別に展示されているという薬師寺蔵「重要文化財 文殊菩薩坐像」と能満寺蔵(福島県いわき市)「重要文化財 虚空蔵菩薩坐像」は、姿や大きさがとてもよく似た像で、脚の組み方もちょうど左右対称になっていて、もとは一対であった可能性も考えられるという菩薩坐像を興味深く拝観してきました。
「国宝吉祥天女像」は勿論のこと、菩薩様のふくよかな顔立ちと優しい眼差し、しなやかな手、衣の優美さ、品の良さ、どれをとっても女神で心を癒されました。
当日、薬師寺僧侶高次喜勝氏のトークを拝聴することができました。
薬師寺の14人の僧侶の中で最も若手とのことですが、個性豊かな楽しいトークでした。
いろいろなお話を伺うことができましたが、その中で一つ、『身心安楽』という言葉が頭に残りました。
「身は安らかで心は楽しく」ということのようでしたが、「思い通りにならないことは思い通りにならないと思いなさい。」という言葉も含蓄があって身の引き締まる思いがしました。なかなかそこまで行くには大変なことですが、自分の心こそ自らの師で他に誰も頼れることができない自分の心構え、自分の心を見つめ直す時間を持つことの大事さを知ったトークショーでした。最後に、「困った時の神頼み」ということを良く言われますが、これも良し、自分の心を見つめ直すきっかけで大いに神頼みをしても良いのではとお話になっていました。
拝観も終わりに近づいた、「国宝観世音菩薩立像」の前に行った時でしたが、館内にいた警備員に、「ペットボトルをリックの中に入れてほしい。」と言われました。
ペットボトルをむき出しでリックの外側に入れていたことによる注意でした。
最近、寺院や神社などの重要施設に油性などをかける暴挙が報道されていますが、この影響もあるのかと思いつつペットボトルをリックの中に入れました。
納得をしたものの、展覧会の入口に注意書きでもしてくれると良いのにと思いながら拝観してきました。それとも、このような特別展では、むき出しのペットボトルの持参はダメなのかとも思いました。
いずれにしても要注意にこしたことはないと思いながら勉強になった「国宝吉祥天女像」の拝観でした。