青い空が大好きな゛bluesky531゛の徒然日記

日常の出来事を日記風に徒然なるままに書いています。

衆議院「万歳三唱」の行く末は!?

2014-11-25 07:09:16 | 報道・ニュース
■衆議院が解散した国会議事堂


 ブログには、できるだけ政治に関することは触れないようにしていますが、日常生活で思いついたことを日記風に徒然なるままにしたためていることから、最近、感じたことを赤裸々に綴ってみたいと思います。

 とうとう解散してしまった衆議院ですが、万歳三唱をやり直したニュースが流れていました。
 ムッとした伊吹文明衆議院議長の態度と「万歳はここでやってください。」と言った言葉が忘れられずここに感想をしたためたいと思いました。

 議場内がしんと静まりかえる中、菅 義偉内閣官房長官がうやうやしく紫のふくさを伊吹文明衆院議長に渡し、紫のふくさから取り出された解散詔書をゆっくり読み上げました。
 しかし、天皇陛下の署名と公印を示す「御名御璽(ぎょめいぎじ)」の「御名・・・」と云い掛けたところで万歳が始まり、議長が少しムッとした表情で「御名御璽」と言いなおした後、改めて日付などを読み上げ「万歳はここでやってください」と言った後、議員たちはバンザイをやり直し、解散の”儀式”を2度行う「異例の解散劇」となっていました。

 前代未聞の解散劇となり、巷では、これを「フライング解散」と名付けた人もいたようでした。
 今回の解散は、首相の発言で、「アベノミクス解散」と自分にご都合の良いネーミングを付けていたようでしたが、ある政党は、「大義なき解散」とも言っていましたし、「この道しかない解散」、「念のため解散」、「党利党略解散」、「アベノミクス失敗隠し解散」、「首相のクーデター解散」とか勝手気ままに「解散のネーミング」を付けていたようでした。
 どういう儀式が正式の解散に相応しいのか分かりませんが、何ともチグハグな解散になり、これからの行く末が案じられる解散劇になっていたと思いました。

 厄介なことに、1年半先には、何が何でも消費税を10%に上げるという宣言をされての解散でした。
 発言内容を真正面から捉えると、その時の経済情勢がどうなっていても必ず消費税を上げるということのようでした。
 素人的な考え方ですが、どうせ消費税を上げるなら、現政権で1年半かけて消費税を上げるべく諸政策に取り組んで成果を出していただいた方が良かったのではと単純に考えてしまいました。
 何せ選挙費用が700億円もかかるということですし、投票へ行くための時間や経費を考えるとお金では換算できないものがあるような気がしています。そうは言っても、選挙権という権利もありないがしろにもできませんからなんとも仕様がありません。

 勘繰ってしまうと消費税を先延ばししてまでも解散し、その先に何が何でも増税をしなければならない重大なことがあるのか、考えれば考えるほど悩ましく感じてしまいました。
 少子化が拍車を駆け、平均寿命が延び更に高齢化社会が進む中、過疎化が進み、学校が閉鎖統合、地方創生も先が見えないし、震災復興が進んでいないというし、悪いことばかりが目につきますが、ここは、しっかりと明日に希望を持って前向きに進んでいくのが肝心かなと思っています。

 今回の選挙は、国民に下駄を預けることによって信任を得たということで次への施策がやりやすくなるのか、「イケイケドンドン」のような既成事実を作り上げていくのか、一庶民の考えられる範疇以上のものがあるような気がしないわけでもありませんが、ここは、謙虚で素直な心を持っていきたいと思っています。

 何を言っても「矢は放たれた。」ということは間違いない事実です。
 師走の慌ただしい中での選挙となります。浮き足だたずにしっかりと清き一票を投じたいと思っています。
 アベノミクスの経済政策の選択だけでなく、集団的自衛権、原発再稼働問題、普天間基地、震災復興支援策などいろいろな問題が山積している中、自分の考えを一票に託す絶好の機会を与えられたと思い、権利と義務を行使したいと思っています。
 どちらに転んでも清き一票を投じた証だけは残しておきたいと思っています。