先日、所用の途中で時間調節のため立ち寄った、岐阜県美濃加茂市にある中山道太田宿の「中山道
会館」で珍しい光景に気が付きました。それが「やどり木」なのです。
ここのやどり木は、「榎(えのき)と、その宿木(やどりき)」で、平成17年に美濃加茂市から保存樹に指
定されています。時々立ち寄ることがありますが、全く気が付きませんでした。それにしても自然の力強
さをひしひしと感じました。
< 中山道太田宿の「やどり木」 >
< 所感(思うこと) >
自然界の力強さから学び取る、人の考え方について思い当たることがあります。
四国八十八ヶ所霊場のとある札所のご住職の言葉に、次の言葉があります。
「以信貫道(いしんかんどう)」
(自分の信じる道を貫けば、必ず道はひらかれる・・・と言う意味)
我々人間は、自然、社会、時間、人など多くの相対するものとの挑戦、融合、調和などで生きているわけ
ですが、常に相対するものによって自分の信念が揺らぐことが多いと思います。こんな時こそ自らの信念
を地道に邁進することが、いかに肝要であるかを教えてもらう言葉ではないでしょうか。
同氏は現在、大病との戦いをしておられると聞き及んでおりますが、そう言う方の言葉ゆえ、さらに奥深い
含蓄ある言葉だと思います。
同氏の早期ご回復を心よりご祈念申し上げます。
昨年、富士の裾野の忍野八海へ行った折
同行の仲間に”やどり木”の存在を教えてもらいました。
時をおかずして”やどり木”に巡りあえようとは・・・・
見に行ってきます。
いい言葉だと思います。