我 老境に入れり

日々の出来事をエッセイと写真でつづる

南房総の旅(1)

2023-05-22 15:11:35 | 友人、知人及び同級生

同級生の旅行があって出かけた、

行く先は千葉県南房総市千倉町の

魚料理で人気の旅館、

三浦半島の久里浜経由で来る者もいるので

東京湾フェリーの金谷港に集結した、

総勢8名何年ぶりの再会であろう、

見るからに体調は万全とは言えない者もいる、

それでも参加したのは皆に会えるのはこれが

最後になるかもしれないと思うからだろう、

80才と言う年齢は

いつ何時何が有ってもおかしくはない

と言う年齢なのである、

先ずは再会を喜び合い

2台の車に分乗した、

最初に訪れたのが

灯篭坂大師の切通しトンネル、

二つの集落を繋ぐ通路に過ぎないけれど

人力による掘削としては規模が大きい、

近年観光の穴場として脚光を浴びているらしい、

 

次に訪れたのが原岡桟橋、

国道は外れて狭い集落のなかの道を抜けると

すぐに海となり桟橋が目に飛び込んでくる、

変哲もない風景ではあるが

夕日に絡めた写真が話題を集めて

人々が訪れるようになったのであろう、

残念ながら一部桟橋の架け替え工事で

渡ることは出来なかった、

昔漁港の水揚げ桟橋として作られたものだとか、

大坊岬は館山湾を形成する湾の片方の入り口でもある、

ここには自然公園が有り自然林の広がる中に

散策路が伸びてキャンプ場や広場がある、

広場の中央に高い展望台(30M程)が有り

呼吸を整えなければ登れない、

曇って東京湾一望という訳にはいかなかった、

ここの写真はない、

崖観音の通称で知られた大福寺、

朱塗りの建物が崖の岩をくり貫いたかのように建てられている、

地層がはっきり見えて見事である、

拝殿まで上がると館山湾が一望できる、

この日の観光はここで終わり、

宿泊予定の宿は半島を横切って

外房側の千倉にある魚拓荘鈴木屋さん、

15時頃到着、

荷を解くのも忙しく

それぞれが近況の報告会となる、

夕食は評判に違わぬ魚料理、

老いたりと言えど美味しい魚と酒が有れば

話が弾まぬはずはない、

宴会を終えて後

一部屋に集まって話は続く、

その場だけでは収まらず

遠く故郷に住む同級生にまでスマホで連絡を取る、

若き日の思い出は膨らむ一方で

幹事の締めがなければ終わらない。


「恋月夜」

2023-05-16 15:15:57 | うたごえ、カラオケ、他音楽

                カタバミの花

(1)

❝どうして 忘れられるでしょうか

 あなたと逢うため 生まれた私

 女の心の 奥ひだに

 刻み込まれた あつい時

 深まる闇に 身を隠し

 今日も 逢いたい

 ああ~ 恋月夜❞

 

2010年 発売

伊藤美和 作詞

小田純平 作曲 

この超スローなバラードを

ユーチューブで練習している、

ゆっくりなだけに下手に歌えばだるくなる、

つまり間延びしては気分が乗らない、

そんな歌い方をした投稿が幾つかある、

 

この曲に出会った数日前から

繰り返し聞いては歌い 歌っては聞く、

俺の声に合うし

低音部が割といいアンバイ ?

歌っていて気分がいい、

自分に合う歌は

楽しさをどんどん引き出してくれる、

自分で言うのも変だが

専らこの曲にのめり込んでいる感じで

早く歌えるようになりたい一心で

寝る間も惜しんで(?)練習している、

今朝も5時に目覚めたので

声を潜めて歌っていたつもりが

同居人から

❝頭がおかしくなったんじゃない❞

とクレームがついた、

(2)

❝涙で溶いた 紅を曳いたら

 あなたを探して 命が騒ぐ

 罪の重さに 耐えながら

 夢の重さを かみ締める

 唇 肩に押し当てて

 寝息 聞きたい

 ああ~ 恋まくら❞

 

軽く歌っていい曲ではない、

命を懸ける程内容は重い、

だから低音が生きるし

スローなバラードがあうのであろう、

(3)

❝わかれて暮らす 人生ならば

 あなたのその手で 殺してほしい

 女は心の 揺りかごに

 愛を宿して 生きている

 深まる闇に 身を任せ

 明日も 逢いたい

 ああ~ 恋月夜❞

 

ふと思った、

歌を覚えるという他愛ない目的でも

夢中になれる、

人生やることがあれば

生きていける、

やることがないのが一番つらい。


母の日

2023-05-15 05:05:29 | 家族及び親戚

              シラネアオイの白と紫

朝 同居人が

❝午後 息子が孫たちを連れてくるんだって❞と言う、

❝ふぅ~ん 何しに来るの?❞と俺、

❝決まってるじゃない 

 母の日のプレゼントを持ってくるんでしょ❞

 と怒りをあらわに言う、

❝そうかぁ 今日は母の日なんだ❞

毎年のことながら俺の中では

母の日を祝う習慣などない、

もっとも夫が妻を労う日ではないので

当然と言えば当然だが、

だから気にも留めてない、

貧しい農家の家庭に育てば

よっぽどのことでもなければ祝い事など

論外である、

いや そんな時代だったように思う、

嫁はママ友と女子会なんだとか、

てっきりランチを共にする女子会だと思って

残された孫たちは冷や飯を食わされるに

違いないと思った、

そこで昼前に来て昼食を一緒に食べようと

連絡した、

相談して返事をすると言う、

11時半に行くと言う返事が来た、

同居人が隣町に美味しいパスタ屋さんが出来たので

そこなら孫たちも喜ぶに違いないと言う、

約束の時間に息子の車が到着、

なんと 嫁が乗ってるではないか!

女子会もわざわざ1時間遅らせたんだとか、

現金なものだ、

もちろん 嫁を疎外する気などないけれど

想定外だったのは残された孫たちが

冷や飯を食う羽目になっては

可愛そうと外食を決めたのだが

お陰で

❝はなぶさ❞に歌いに行く時間が

遅くなってしまった。


表彰状

2023-05-14 04:59:41 | 友人、知人及び同級生

コーちゃんのお袋さんが亡くなった、

102才と9か月の大往生だっという、

西東京市に次男と一緒に住んで

2年ほど意識がなかったらしい、

コーちゃんからの連絡によると

晩年のお袋さん

大輪の花を咲かせたんだとか、

総理大臣や都知事から表彰されたとのこと、

アッパレでござる、

内容は書かれていないが長寿のお祝いか?

それとも大手文具メーカーの重役として

社会貢献に大きく尽力したコーちゃんの

母親としての表彰か?

いやいや

そんなことより

❝お袋さん

あなたの最大の功績は

私にとって唯一無二の友人をこの世に

送り出してくれたこと、

寄ってその功績をたたえ

ここに表彰します❞

2023年5月14日    

     べんけい

            合掌


歌手が来た

2023-05-13 04:55:02 | うたごえ、カラオケ、他音楽

歌手が来た、

行きつけのスナック❝はなぶさ❞に歌手が来た、

篠 美冬

うまい!!!

きれいだ!!!

一発で魅了された、

営業活動で来たわけではない、

藤岡市内在住の姉妹のところに来てるのを知った知人が

私に話を持って来たので

❝はなぶさ❞のママに連絡して歌ってもらったという訳だ、

CD発売中の持ち歌を始め10数曲を

居合わせた常連客10数名の歌う間に間に歌ってもらったが

際立つうまさだ、

これぞ プロ!

切れが違う、

力強さが違う、

声の美しさが違う、

鍛錬の賜物であろう、

鳥肌が立つ、

久々にしびれる感動を味わった、

感心したのは歌ばかりではない、

客に溶け込むのもうまい、

歌った曲は

「愛に飛び発つ鳥になる」

「冬ほたる」

「光のページェント」

「ベサメムーチョ」

「珍島物語」

「テネシーワルツ」

歌い手の地元秋田の 田沢湖 をテーマにした

「クニマスロマン」、

師事する作曲家の作った歌、

私が感じた最大の盛り上がりは

ホイットニー・ヒューストンの世界的なヒット曲

「I will Always Love You」を

見事に歌い上げて見せたところだ、

この歌は歌唱力に加えて声量がなければ歌えない、

彼女の歌に対する自信を垣間見て

身震いする思いだった、

その他にもポップス系の歌を数曲歌ったが

曲名は思い出せない、

素人では歌えない曲調の歌を

苦もなく歌いこなすうまさ、

4時間ほどの時間はたちまちにすぎた、

イャー

楽しかったなあ~

美冬さん ありがとう!!!

突然の訪問を快く受け入れてくれた

❝はなぶさ❞のママ ありがとう!!!