【時事(爺)放論】岳道茶房

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首相、財政再建訴える 各党首が舌戦・参院選

2010年06月20日 | ニュース政治
首相、財政再建訴える=野党は消費税発言を一斉批判-各党首が舌戦・参院選

 国会閉幕後初めての週末となった19日、与野党の党首は参院選(24日公示、7月11日投開票)に向け、街頭などで支持を訴えた。菅直人首相(民主党代表)が財政再建の重要性を強調したのに対し、野党側は消費税の10%への引き上げに言及した首相発言を一斉に批判した。

 首相はさいたま市で街頭演説し、「これ以上借金頼りで景気対策に充てていたら、ギリシャのように財政が破綻(はたん)する」と強調。千葉市での演説では、消費税増税を念頭に「今まで赤字国債(発行)で賄っていたお金を、少し(国民が)分担するという気持ちで財政を立て直すことが、財政と同時に経済をよくし、社会保障を強くすることにもなる」と述べた。

 さらに鳩山政権が短命に終わったことに関し、「もう一度、民主党に日本を立て直すための政策を実現する機会を与えてほしい」と訴えた。

 一方、自民党の谷垣禎一総裁は福島市で街頭に立ち、首相の消費税発言について「自民党の谷垣が10%必要と言っているから、『大体そういうところだろう』と無責任なことを言った。一緒に(消費税協議を)やらせてくれと言うなら、ばらまきのマニフェスト(政権公約)を全部引っ込め、『国民と契約したが債務不履行。申し訳ない』と言ってくれないとできない」と強調した。

 公明党の山口那津男代表は都内で記者団に、昨年の衆院選で民主党が衆院議員の任期4年の間は消費税率を維持するとしていたことに言及し、「国民との契約を破棄したわけだから、国民はレッドカードを突き付けるべきだ」と述べた。

 共産党の志位和夫委員長は都内で「消費税大増税の大連立がつくられつつある。増税を食い止めるために頑張り抜く」と表明。社民党の福島瑞穂党首は千葉市で、首相発言について「零細企業、中小企業がつぶれちゃうんじゃないかと心配している」と批判した。

 連立を組む国民新党の亀井静香代表も広島市で「民の懐がさみしい時に税金をもっと取るというのは、江戸時代の悪代官でも考えなかった」と非難。新党改革の舛添要一代表はさいたま市で「菅さんは経済も財政も外交・安全保障も全く分かっていない素人。国の行方を任せるわけにはいかない」と語った。

2010/06/19 時事通信


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