日銀、追加金融緩和を決定 資金供給３０兆円
日銀は３０日、臨時の金融政策決定会合を開き、追加金融緩和を決めた。新たな資金供給策として昨年１２月に導入した新型オペを拡充し、供給額を３０兆円程度に引き上げる。急激な円高、株安を受けて景気の下振れを警戒。経済対策の基本方針を３０日に決定する政府と連携することで、円高阻止と景気の下支えの姿勢を明確にした。
追加緩和は今年３月に、新型オペの供給額を増額して以来。これまで実施してきた期間３カ月の資金供給２０兆円に加え、期間６カ月の資金供給１０兆円を新設し、企業や金融機関が長めの資金を調達しやすくした。国内の市場金利を一段と低下させることを狙う。
追加緩和には須田美矢子審議委員が反対し、賛成８人、反対１人。政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標は、全員一致で現行の年０・１％程度のまま据え置いた。
菅直人首相は３０日午後、日銀の白川方明総裁と会談し、政府と日銀が一体となって行う一連の政策対応を確認し、今後の取り組みを協議。白川総裁が記者会見し、臨時会合での決定内容や判断理由を説明する。
2010/08/30 共同通信
日銀は３０日、臨時の金融政策決定会合を開き、追加金融緩和を決めた。新たな資金供給策として昨年１２月に導入した新型オペを拡充し、供給額を３０兆円程度に引き上げる。急激な円高、株安を受けて景気の下振れを警戒。経済対策の基本方針を３０日に決定する政府と連携することで、円高阻止と景気の下支えの姿勢を明確にした。
追加緩和は今年３月に、新型オペの供給額を増額して以来。これまで実施してきた期間３カ月の資金供給２０兆円に加え、期間６カ月の資金供給１０兆円を新設し、企業や金融機関が長めの資金を調達しやすくした。国内の市場金利を一段と低下させることを狙う。
追加緩和には須田美矢子審議委員が反対し、賛成８人、反対１人。政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標は、全員一致で現行の年０・１％程度のまま据え置いた。
菅直人首相は３０日午後、日銀の白川方明総裁と会談し、政府と日銀が一体となって行う一連の政策対応を確認し、今後の取り組みを協議。白川総裁が記者会見し、臨時会合での決定内容や判断理由を説明する。
2010/08/30 共同通信
