【時事(爺)放論】岳道茶房

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張り切りすぎは要注意 「アキレス腱断裂」

2010年04月07日 | 健康
張り切りすぎは要注意 ベッカムも襲った悪夢「アキレス腱断裂」

 アキレス腱断裂の重傷を負い、6月に南アフリカで開催されるW杯出場が絶望的となったイングランド代表のデビッド・ベッカム(34)。過密日程が負傷の一因と指摘されているが、中年を過ぎれば誰だってアキレス腱の断裂は起こりやすくなる。ゴルフや草野球など休日のスポーツが楽しみな季節だが、「まだまだ若い!」と張り切り過ぎは要注意だ。

【加齢で腱が弱くなる】

 アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉が収縮する力をかかとの骨に伝えている人体で最も太い腱組織。断裂の原因の大多数は自分の筋肉の力で切ってしまう“自爆”だ。

 「アキレス腱が弱ってふくらはぎの筋肉の急激な収縮力を支え切れなくなると断裂する」と説明するのは、西葛西南口整形外科・リウマチ科(東京)の村瀬研一院長。

 アキレス腱を弱らせる要因は、若いアスリートであれば使い過ぎなどによるストレス、中年以降なら加齢に伴う腱の変性(伸展性が低下)だという。

【体力の過信は禁物】

 とくに30-40代の比較的若い中年層のリスクは高い。アキレス腱の変性が進む一方で、まだ筋肉の収縮力がそれほど衰えていないからだ。

 村瀬院長は「年齢的にも子供の運動会に参加して張り切り過ぎて発症してしまう人がいる。学生時代に運動部で体力に自信があるという人ほど要注意」と警告する。

 また、スポーツの種目によってもリスクは違う。

 村瀬院長はJリーグ(現在、FC東京)のチームドクターを15年以上務めているが、過去にアキレス腱断裂の選手をみた経験は1人だけ。

 「サッカーの動きではあまり起こらない。リスクが高いのは剣道やバドミントン」という。

【ストレッチで予防】

 中高年ではゴルフ場で発症する人も多いが、これはボールを追いかけ勢いよく駆け出したときなど、プレー以外での原因がほとんどだ。

 発症すると後ろから蹴られたり、ボールが当たったような衝撃があり、パチッという断裂音を自覚する人もいる。腱を触るとくぼみあって押すと痛い。爪先立ちができなくなるのが特徴だ。

 アキレス腱の変性は老化現象なので防ぎようがない。断裂の予防対策はスポーツする前後の入念なストレッチに尽きる。

 村瀬院長は「アキレス腱を伸ばすストレッチは、後方の膝を伸ばした状態と軽く曲げた状態の両方をやるように」とアドバイスしている。

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2010.04.06 ZAKZAK


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