西京極 紫の館

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シビル・ウォー アメリカ最後の日 監督/アレックス・ガーランド

2024年10月10日 23時04分38秒 | 西京極シネマ
【主演】
 キルステン・ダンスト
 ワグネル・モウラ
 スティーブン・マッキンリー・ヘンダーソン
 ケイリー・スピーニー

【ストーリー】
連邦政府から19の州が離脱したアメリカでは、テキサス州とカリフォルニア州の同盟からなる「西部勢力」と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。就任3期目に突入した権威主義的な大統領は勝利が近いことをテレビ演説で力強く訴えるが、ワシントンD.C.の陥落は目前に迫っていた。戦場カメラマンのリーをはじめとする4人のジャーナリストは、14カ月にわたって一度も取材を受けていないという大統領に単独インタビューを行うべく、ニューヨークからホワイトハウスを目指して旅に出る。

【西京極の評価】
80年代の戦争映画といえばコッポラの『地獄の黙示録』やキューブリックの『フルメタルジャケット』などベトナム戦争を通して反戦を謳うものが主流だったのが、今やアメリカにとって敵は外ではなく内にあると言う皮肉。それもあと一か月後の大統領選の結果次第では、この映画が現実になる可能性だって否定できないという怖さ。そしてジャーナリズムのあり方についても一緒に考えさせられる見事な構成。僕の中では今年度アカデミー最優秀作品賞候補です!

【総合評価】 ☆☆☆☆☆(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆☆
 演出/演技 ☆☆☆☆☆
 映像    ☆☆☆☆★
 音楽/音響 ☆☆☆☆☆

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