ニヒル牛 石川あるの紹介日誌

『ニヒル牛』の店番石川あるの、作品紹介を中心にした日誌です。レンタルボックスと言われる事も多い昨今です。

新装ニヒル牛、第一回展示『刺ししゅうは踊る』

2016年02月03日 | Weblog
告知が大変遅くなってしまいました。
新たなニヒル牛、第一回の展示は、素晴らしい刺繍の作家さん達にお願いいたしました。
以前、ニヒル牛2でたまたま鉢合わせた刺繍作家さん達の会話が、すごくすごく面白かったのです。

誰もが圧倒される、洋服も自ら作り、ロマンチックこれに極めりの『juno』さんがいいます。
「自信が無いから、どんどん空間を埋めたくなるんです。まだまだだ、まだまだだって」


ユニークな視点でとぼけた作品を、だけどすざまじい技術で作り上げる『うこわや』さんが答えます。
「そうなんです。私も、だからそうじゃない人がうらやましい。


そうじゃない人の代表みたいなのが、布に絵画を縫い付ける画家の『わたなべいくこ』さんだと思います。


写真の様に、一色の糸で景色を刻むのは『岩瀬亜里紗』さん。今回は西荻の景色に深海が重なります。


そんな話をしていた二人が揃って「とんでもない細かい仕事」と評していたのが可愛いのにどこかへなちょこな作品の『quki』さんでした。




ここにもう一人、愛が作品になったとしか思えない『川上りか』さんが加わっての展示なわけですが、ごめんなさい。
りかさんの作品は撮影前、初日に完売してしまいました。入荷次第ご紹介します!

綺麗でうっとりする様な作品に、可愛らしいちょこんとつけたい作品に。
一つの物語を作る作品に、飄々としたかっこいい作品に。
幻想的な景色の作品に、陽だまりで縫い上げた優しい作品に。
縫い目の一つ一つに、思いと少しの壮絶を感じて、圧倒されてしまいました。
紹介した作品も、売れてしまっているのがありますが、展示は2月いっぱい続きます。
追加納品の予定もあり。
第一回にぴったりの、素晴らしい展示をしてくれた作家さん達に感謝します。

ニヒル牛は、作家さんに恵まれているから、16年目に突入出来たのです。
あらためて、今年もよろしくお願いいたします。
コメント (1)
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