ニヒル牛 石川あるの紹介日誌

『ニヒル牛』の店番石川あるの、作品紹介を中心にした日誌です。レンタルボックスと言われる事も多い昨今です。

『聞き返すマダム』

2009年08月02日 | Weblog
この人形のタイトルです。
今日から始まった、ニヒル牛の展示。
hirata kozueさんのお人形達の、物言う瞳か好きです。
どこかのざわざわした、少しねじれた空間での、遊び声や、いたずらや、ささやきあいが、好きです。
エキストラ志望・シンガー・おばさん・となりの席。
ピンクのチュチュのバレリーナーや、インドの王子様の、素敵な薄緑のジャケット。
自分でも、理由が分からないほどに、いつもこの子達にひかれてしまう。
どこがいいの?と聞かれ、答えられなくてもちっともかまわないと思っています。
のたれ死にしようと、勝手でしょ、と同じくらいの意志力で。
「だって、どうにもこうにも、好きなんだもん」と答えて、フンッと言えるぐらいの、店番にあるまじき気持ちです。
・・フンッなんて、言わなくていいですね。

あるさん、いなかった。
あるさんどうしてたの?
と、聞かれたり、聞かれずに眼で訴えられたりしています。
ええと、あるさん、ハノイに行っておりました。
山中奈緒子のダンボールノマチの最終章が見られなかったのは、もう自分の中でも、しこりの様にわだかまっています。
一応、「最後はいつ?」と聞いて、それにあわせて、その日はニヒル牛に来られる様にと、夜出発の便までとったんだけどねえ・・。
もうこれは、ずっと残る痛恨です。

みなさん、見たい展示は、ぜひ、見逃さないで下さい。
ニヒル牛、ニヒル牛2共に、展示はもちろん店内も、今だけしかない魅力に満ちています。
ほんとに、へたな美術館の数倍は面白いっす。
コメント (2)
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