ニヒル牛 石川あるの紹介日誌

『ニヒル牛』の店番石川あるの、作品紹介を中心にした日誌です。レンタルボックスと言われる事も多い昨今です。

海を渡って・・

2008年04月28日 | Weblog
実際、遠方に住む作家さんの負担は大きいです。
郵送料とか、振込手数料とか。
それでも、沖縄にも北海道にも、外国にも、ニヒル牛に作品を置き続けて下さっている作家さんがいます。
トーダさんも遠くに住んでる作家さん。
作品の首下げ万華鏡は、かっこよくてきれいで、ニヒル牛でもロングセラー。
入るといつも、いつの間にか、すべて売れてしまっていました。
店にはもちろん来られないから、納品も滞りがち。
売り切れてしまったら、箱は空のままが続きます。
箱代はそれでもたまってしまうし、忙しい作家さんの負担を思ったら、一回終了にした方がいいのかなと。
寂しいけど、と聞いてみました。そしたら。
「続けます」と当然のように。
「なんとか作って送ります」と。
13×13センチ。小さな空間のつながりが、続いていきます。
顔をあわせる事も出来ないけど、作品はこれからも、海を渡ってやってきます。
ニヒル牛の様な店は、やめるのも続けるのも絶対に作家の自由です。
そうじゃなければいけません。
それでも。
だからといって。
私がそれを、たまらなく嬉しく思っても、それはそれで、仕方がない事だと。
コメント
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