中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

貴州省畢節市で子供が5名死亡した件

2012年11月29日 | 中国の農村教育事情

11月16日早朝、貴州省畢節市で5名の児童がゴミ箱の中で二酸化中毒で、死亡していたニュースについては、中国の様々なメディアでも取り上げられてかなり大きな反響を呼んだようです。

畢節市在住の李元龙という人が、16日夜に「凯迪网」というネット上に実名で「16日朝貴州畢節市の環東路で、寒さを避けるためゴミ箱の中に潜り込んで休んでいた子供が5名とも中毒死しているのがゴミ箱の中で発見された」と書き込んだのが今回の事件の発端だった様です。

18日になって、ホームレス状態の児童5名が死亡した件を確認の上、北京の新聞「新京報」や新華社等中央の大手メディアが相次いでこのニュースを報じると共に地元関係当局がこの事件の調査に乗り出した事等も併せて記事にしたので広く全国的に知られる様になったようです。

19日夜になって、畢節市の関係当局が、死亡していた5名の子供の名前、年齢、身元等を公表し、併せて畢節市当局は、関係者についての処分も発表したとの事。

このような経過もあり貴陽省の地元新聞等は、このニュースに関しては、どの新聞も反応は鈍い感じで、あまり詳しくは報道していなかったように思います。その理由の一つには、この5名の子供が死亡しているのがゴミ箱の発見されたと「凯迪网」に書き込んだ李元龙という人は、実は地元畢節市の新聞「畢節日報」の元記者で、畢節市についての「負面新聞」(注:マイナス面)を報道した為に、2005年には逮捕され2年間獄中に入り、出獄後は無職の状態にあった事とも関係があるのかも知れません。

 

 

 



最新の画像もっと見る