中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

大理下関に出来た過橋米線の老舗建新園

2017年01月09日 | 雲南省

大理市下関に新しく出来た商業施設の中に、過橋米線の店「建新園」が出来ました。私が今滞在中の大理古城にも当然、過橋米線の店は何軒かあるのですが、余り美味しいとは云えず、その上値段も馬鹿高いので、過橋米線を食べる事は、ほとんどありませんでした。

昨年末新しく出来た商業施設の中に、その過橋米線の老舗建新園が遂に出来ました。建新園は、百年程の歴史のある老舗で、私は昆明市に語学留学している際には、この店で良く過橋米線を食べていました。良くは分からないのですが、私が語学留学していた1989年頃には、建新園以外には、過橋米線の店は無かった様に思います。無論普通の米線の店は、その当時も沢山ありましたが。過橋米線の店は、建新園だけだった様に思います。

大理市下関へ行った際にも、美味しい過橋米線の店を長い間探していたのですが、私の口に合う様な美味しいと云える過橋米線は無かった事もあり、昆明市へ行った際には必ず、建新園の過橋米線を食べていました。長い間食べ慣れている為か私は、この建新園の過橋米線が一番美味しいと思います。

 私は、今でも年に何度かは昆明市に行くのですが、先ず昆明市に着いたら真っ先にする事は、建新園で、過橋米線食べる事です。今後はその様な事はしなくても良くなりました。

大理市下関に出来た建新園。過橋米線以外にも、当然涼米線や鶏湯米線等もあります。

 

大理市下関の建新園では、米線は、やや太めの米線と細い米線があり、好きな方を選べます。丼や皿が欠けていますが、これは昆明の本店でも同様で、日本では考えられない有様です。値段は昆明市と同じで、私が何時も注文するのは「伝統典型過橋米線」で18元。

 

建新園の店は、昆明市以外は楚雄市にだけあったようですが、漸く大理市にも出来ました。時々バスに乗り、40分程かけて下関に行くのですが、建新園が出来た事で下関に行く楽しみがまた一つ増えました。(注:雲南省以外は杭州市に建新園があり)

過橋米線が、一杯18元は一見高い様に感じますが、大理古城では、一杯の面類が高い店では、15元程度します。その上とても不味い。量も少ないのでお腹も膨れません。その点、建新園の過橋米線は、量も多い上、美味しく、値段も安いです。もし、この超特大の丼に張られたスープを全部飲み干したら感服ものです。米線の量も多いです。

ウズラの卵が付いてきますが、これはウズラの卵を溶いて、鶏肉やハム等をそのウズラの溶き卵に浸し、その後にアツアツのスープに入れて食べるとの事です。以前昆明市で、その様にして過橋米線を食べている人を見かけましたが、云わば通の食べ方の様ですが、私は試した事はありません。

1989年当時には、そもそもウズラの卵は付いて来ませんでした。私が何時も注文する伝統経典型過橋米線は、ウズラの卵が付いていないだけで1989年当時と同じです。今では、矢鱈に沢山具を入れた、40元、80元、100元もする値段のバカ高い過橋米線がありますが、お勧めは伝統経典型過橋米線と思います。

 

建新圓の過橋米線



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