中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

昆明市の魚市場で見たオオサンショウウオ=娃娃魚

2017年01月11日 | 中国事情

オオサンショウウオは、中国語では「娃娃魚」とも云うとの事です。オオサンショウウオが発する声が、娃娃(幼児)の泣く声に似ているとの事で、それで中国では娃娃鱼とも呼ばれているとの事です。 学名は、中国語では大鯢と云うとの事。

以前、私が滞在していた貴州省にもオオサンショウウオは生息しているとの話は地元の中国人から聞いた事がありました。また、貴州省には、オオサンショウウオを食べさせる店もあると聞いた事もありますし、その様な看板も見た記憶もあります。機会があれば、私も、是非一度オオサンショウウオを食べたいと思っていたのですが、貴州省には3年程滞在したのですが、終ぞオオサンショウウオを食す機会はなく終わりました。

 オオサンショウウオは、中国では保護動物の対象になっている一方、今では盛んに養殖もされており、養殖されたオオサンショウウオは、食卓にも上っている様です。貴州でも、野生のオオサンショウウオを食べて処分を受けたとのニュースを読んだ事がありますが、食べて良いのはあくまで、人工養殖した物で、野生・天然の物を食用にするのは中国でも今では禁止されているとの事です。

中国では、1980年に湖南省の娃娃鱼研究所が初めてオオサンショウウオの人工ふ化、養殖に成功したとの事で、学名は大鯢と云い、中国では国の二級保護動物に指定されているとの事。現在では、オオサンショウウオは四川省、雲南省昆明市等でも人工養殖されているとの事です。

 

昆明市の魚市場では、養殖されたオオサンショウウオが売られています。一斤どの位かは尋ねなかったのですが、百度等で検索すると、一斤200元から300元との事ですから、養殖物とは云え矢張りオオサンショウウオは、高級魚に属する様です。高い物は、一斤800元もするとの記事もあり。

 

はっきりした話ではないのですが、日本でも戦後の食糧難の時期に、一部でオオサンショウウオが食されたと云う様な話を聞いた事もあります。また、その時期オオサンショウウオの人工養殖も試みられ、一時期には人工養殖されたオオサンショウウオが食されたとの話もラジオか何かで聞いた記憶があります。

また、美食家で名高い魯山人がオオサンショウウオを食べて絶賛したと云う様な話も読んだ記憶があります。その様な事もあり、一度は、私もオオサンショウウオを食べて見たいとは思っていたのですが、昆明市の魚市場で売られて居るので、昆明市内の食堂では、娃娃鱼が食べる事が出来るのかも知れません。



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