中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

大理古城の 麦当労

2015年11月03日 | 大理古城

中国語で云う麦当労とはマクドナルドの事ですが、最近大理古城にマクドナルドの店が出来ました。大理古城は、行政的には雲南省大理白族自治州大理市大理鎮(注:人口は約8万人程の事)に属する歴史ある古い街ですが、この様な小さな街にマクドナルドが出来たと云う事は、近年如何に大理古城を観光に訪れる旅行客が多いかの証明でもある様に思います。

最近大理古城も、大分寒くなり、晴れても、最高気温20度最低気温7,8度と云う様な天気が続いています。雨が降ったりすると、日中でも14,5度迄気温も下がりかなり寒い思いをします。大理古城内の喫茶店、レストラン、食堂等には基本的には暖房が無いのが、当たり前なので結構寒い思いをする羽目になります。ところが、幸いな事にマクドナルドには暖房があるので、最近は良くマクドナルドに通っています。大理古城にあるマクドナルドの二階は、かなり広いのですが、意外にお客も少なく、思いの外に静かな上に、当然Wi-Fiも使えるので、近頃はマクドナルドを利用する事が多いです。

日本に居る時には、マクドナルドに入ると云う様な事は全くと言って良いほど無かったのですが、大理古城ではマクドナルドには結構世話になっています。私は元々、マクドナルドではハンバーグ等は全く食べ無いので、頼むのは専ら珈琲、紅茶等の飲み物です。因みに、珈琲は9元、紅茶は10,5元、牛乳9元ですので、日本のマクドナルドと比較しても、決して安くはない様です。

店で見ていると、トイレをタダで利用する人が大変目に付きます。最初の頃は、その辺の事情が分からず、随分とお客が多いと思ったのですが、何も注文はしないで、只トイレを利用するだけの人が結構多い様で、大理古城では、むしろトイレを利用するだけの人の方が多い様です。また、店で飲み食いした後、決められた場所に食べ残しを捨てたり、トレー等戻す人は余り居ない様です。大理古城は場所柄、外国人がとても多い様で、マクドナルドでも良く外国人を見かけますが、外国人は概ねトレー等をきちんと指定の場所に戻したり、残り物もゴミ箱に捨てていきますが、よく見ていると中国人は、そのままにして席を立つと云う人が圧倒的に多い様です。

中国では、アメリカのファストフード店は、ケンタッキーが1987年11月に北京の前門に第一号店を出したとの事です。私は1988年9月から河南省鄭州市に語学留学して居た事もあり、北京や上海には良く出かけておりました。それで1988年には、その前門にあるケンタッキーの店には一度だけですが行った事あります。

その頃には、未だ中国には、外国人料金と云う物があり、ケンタッキーも中国人料金と外国人料金では、値段が違ったのです。無論、注文する時に身分証明書を要求される訳では無いのですが、若し、中国語が上手であれば、中国人と判断され、外国人料金を払うことなく、中国人料金で済むので、留学生にとってはケンタッキーで中国人料金で注文出来れば、それなりの中国語レベルに達していると云われたのです。

そんな事もあり、私も挑戦したのですが、残念な事に、店員に中国人では無く、外国人と判断され、外国人料金を払う破目となりました。珈琲等はうまく注文出来たのですが、サラダと云う中国語がうまく云えなかったので、中国人とは認めて貰えなかったのです。因みにマクドナルドの中国での第一号店は、1990年に深圳市に出来たそうです。

日本等と違い、中国では高齢者がマクドナルド等のファストフード店で珈琲を飲みながら時間を過ごすと云う様な光景は余り見かけませんで、店員も私の様な年齢の者が度々店に出没するのが珍しいのか、最近は店で珈琲を注文する前に、店員が珈琲を砂糖とミルク抜きで出して来ます。

たまたま、私が日本語教えている学生の友達が、大理古城のマクドナルドでアルバイをしているそうですが、アルバイトの時給は9元程の事です。中国では学生でありながら、仕事をする場合は、中国語では、「兼職」と云う云い方が一般的の様で、学生の場合は、臨時工、短工と云う様な表現はしない様です。

大理州内には、現在の時点ではスターバックスは無いのですが、来年初めには、大理市内より先に大理古城にスターバックスの一号店も出来るとの事ですので、如何に大理古城が観光客で賑わっているかが良く分かるかと思います。



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