中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

揚州炒飯のギネス認定取り消し

2015年10月27日 | 中国事情

10月23日に江蘇省揚州市でギネスブックへの登録を目指して作られた世界最大量の揚州炒飯約4トンは、一旦は世界最大の揚州炒飯としてギネス入りしたものの、「食べ物をいたずらに浪費した」との理由で、ギネスへの登録を26日に取り消されたそうです。

南方週末(電子版)等に拠れば、、今回のイベントは、世界中国料理連合会、揚州市旅行局、商務局等の共催で行われ、調理専門学校の生徒や地元の調理師等合わせて240名程参加して、約4200キロの炒飯(注:これは約6987食分との事)を作ったそうです。その内の150キロ程の炒飯が時間が経過して食用に適さないと判断されて廃棄されたとの事です。この為食べ物をいたずらに浪費したと判断されてギネスへの認定がされなかった様です。

私が今滞在中の大理古城にも揚州炒飯をメニューに載せている店が沢山あります。大理古城は中国の外の省・市から移り住んで来て食堂、レストラン、喫茶店等開く人が多いので、「蘭州牛肉拉麺」「重慶火鍋」「東北餃子」「揚州炒飯」「重慶小麺」等を売りにしている店が沢山あります。実を云えば、雲南省大理に移り住んでくる前は、揚州炒飯の事は知らなかったのですが、大理古城内の食堂レストランには、必ずの様に揚州炒飯がメニューに載っており、他の炒飯と比べると値段も、4,5元程高い様です。私は揚州市には行った事は無いので、本場の揚州炒飯を食した事はありません。従って大理古城で食べる事が出来る揚州炒飯がどれだけ本場の炒飯に近いのかは、残念ながら分かりません。

但し、10月27日付の南方週末(電子版)等には、本場の揚州炒飯の作り方や材料が載っています。それに拠れば、お米(注:中国語では籼米と云うお米を使うとの事、これは所謂長粒米です)、卵、以外の炒飯の具は、ナマコ、鳥のもも肉、中国ハム、干し貝、干しエビ、タケノコ、、シイタケ、グリーンピースで作るのが本場の本物の揚州炒飯との事で、原材料費だけでも一人分20元はするだろうとの事です。従って、今回は14万元程の費用が掛かったと推測されるとの事です。

南方週末に載せられている揚州炒飯の原材料表をみると、私が大理古城で時々食べる揚州炒飯は矢張り本場の揚州炒飯とは大分違う様で、厳密に云えば揚州炒飯とは呼べない物の様です。

以前日本にいる時、山西省出身の中国人の話では「炒飯」とは、ご馳走を食べた翌日等に前日に残った料理を寄せ集めて炒めて食べる物と聞いた記憶があります。日本でも前日残った料理を寄せ集めて雑炊にする事がありますが、それと同じような物だと、その中国人は話して居ました。

中国の食堂やレストランで「炒飯」を注文するのは日本人旅行客だとも、中国人から聞いた事があります。また、多くの日本人は中国料理と云えば、エビチリやピーマンと豚肉炒め物、餃子等思い浮かべ旅先の中国でも、多くの日本人はそれらの料理を注文すると聞いた事もあります。今は日本にも沢山の本場の中国料理の店があるので、そう云う事は以前に比べると減ったようですが、、、、。

 

 南方週末のHPより  記事に拠れは、この様な大型の炒飯器が三台用意されたとの事。

 



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