中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

大理州の不動産事情その2

2017年09月01日 | 大理古城

今私が滞在中の大理市の中に「海東地区」と呼ばれる開発区がありますが、そこは今後1、2年もすれば不動産の大幅な値上がりが予想される場所との事です。その場所は、大理市内に出来る高速鉄道駅の近くに位置しており、来年6月に昆明市と大理市を結ぶ高速鉄道が開通すれば大理昆明の間は約2時間で結ばれるので、そこの物件はお勧めとの事です。また、ここは大理飛行場にも近いとの事。

また、この開発区には、大理市政府の施設の一部が既に移転を開始した場所でもあり、幼稚園、小中高の教育施設は無論の事、大学、大理市人民病院や養老院等の施設も分院として新しく建設される予定の事です。また、生活する上で欠かすことの出来ない農貿市場や商業施設もまもなく完成との事です。何より、そこの開発の主体には大理市政府も関係しているとの事で、そこで不動産を購入しても損をする事は先ずあり得ないとの話です。バスなどの交通機関も既にあるとの事。

私が、今世話になっているゲストハウスの大家さんは大理古城に住む地元の白族の人ですが、大理古城もよそ者が増えて、大理古城も以前に比べ住み難くなった事、孫が来年には小学校に上がる事、息子夫婦が昆明市住んでいる事などを考え、海東地区にマンションを既に購入したとの事です。また、大理古城は人も車も増え、空気も悪くなり、住み難くなった事や気温も以前より高くなったそうで、長年住み慣れた大理古城を離れるのを決心し、この海東地区に約160平方メートルの広さのマンションを購入したとの事です。

最終的には私の知人も、その海東地区で物件を見て購入する事にして、約130平方メートルのマンションを購入し、その場で契約の手続きをしました。値段は1平方メートル約5000元で購入、値段は約60万元で、頭金20万元、残りの40万元は銀行ローンです。尚、駐車場は別途購入する必要があり、10万元との事。ここの物件は超高層マンションでなく、6階建てと云う点も気に入った様です

私の友人が購入した開発区の様子。超高層マンションでない事も気に入った原因の一つの様です。この地区は、最高でも12階建て。

 

この地区は、最高でも10数階建てとの事です。

実は、その知人は別の場所に、約70平方メートルの二手房(注:中国語で二手房とは中古の事)のマンションを約70万元で買う事にして、手付金として5万元を支払ったのですが、急にそのマンション持ち主が売らないと云い出し困っていた折、私の大家さんが、この海東地区の物件を進めて呉れたのです。それで大家さんの案内でそこへ行き購入を決めた次第です。手付金を払った区画は全て30階を超える超高層マンションで、大理市の中でも何方かと云えば中心部にあり、近くに生活する上での農貿市場や学校、公園もなく今にして思えば決していい場所とは言えないのですが、地区によりそう云う場所にしか物件はないとの事。

大理市は4線級の都市に属するのですが、それでも市内に最近建てられるマンションは、この様に超高層マンションが主流です。大理市内のいたる所で、この様な光景が見られます。


ここは、1平方メートル8000元位との事。

 

この「海東地区」の第一期開発分の物件は、ほぼ売れ切れ状態で、出来た当初は1平方メートル3000元だったものが現在は5000元となり、一、二年後には7000元、場合によっては10000元迄高騰すると予想されるとの事。

以前このブログでも触れた事もあるのですが、近年北京、上海、広東、深圳等の1線級の都市は無論の事ですが、2、3線級の都市から大理古城周辺に移り住んで来る人が大幅に増えていますが、大理市政府は大理鎮での、これ以上の開発は基本的に認めない方針だそうで、大理古城周辺での不動産開発は難しくなり、それで現物が殆ど無いとの事です。それで一部の他所から来た人は、今では別の場所に家を買うとの事。

興味本位で、日本人も不動産を買えるか担当者に聞いたところ、一括払いなら外国人もOKで、外国人は分割払いはダメとの事。尚、中国では、60歳以上の人はローンは組めないとの事。

日本円で約一千万円で約130平方メートルのマンションです。中国では内装は自己負担でやる事になりますが、誰か買っても良いと思う人は人はいますかね。日本人でも一括払いなら購入可能との事です。

中国では、この様な状態で引き渡されます。自分で業者を頼んで、流し台、ガス施設、便器等を取り付ける必要があります。ここは天然ガスとの事。

投資で買う人は、そもそも住む気が無いので内装はしない様です。この様な状態のまま放置します。

 

中国では内装は自分でやる事になります。

 

また、中国では都市部では、マンションが一般的で、日本で云う一戸建ては中国語では「别墅」と云う様で、「别墅」を所有し、住む人は、中国でもかなりのお金持ちです。また、中国ではマンションは100平方メートルを超えるのが普通で、中には200平方メートルを超える物がある様です。私の知人が購入した130平方メートルのマンションは、日本風に云えば、3LDKです。



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