中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

「舌尖上的中国」第二部の放送が始る

2014年04月27日 | 少数民族の食べ物

中国中央TVの1チャンネル及び9チャンネル(此方は再放送との事)でドキュメンタリー番組「舌尖上的中国」の第二部の放送がようやく4月18日から始りました。元々は、確か今年の春節前後から放送が始る予定だったのが、延び延びとなり、ようやく今月の18日の金曜日からの放送となったようです。4月18日の金曜日から放送が始り、6月6日迄放送されるとの事で、第二部は、全部で8話からなるそうです。

私も見た「優酷網」では、26日の夜の時点で、第二部の第一話は、既に約1400万回も再生されたとの事ですから、この番組の人気の程が伺えます。また、「舌尖上的中国」第2部の放送に合わせて、「舌尖上的中国」の第一部の再放送も始りました。厳密に云えば、第一部も何度も放送されているので、再々再々放送位になるかもしれません。

「舌尖上的中国」の第二部の冒頭は、西蔵の林芝が舞台で、その村に住むチベット族が、薬草として重宝されている天麻や霊芝を採取する所から始ります。この村では、これらの薬草を採取して売る事が重要な現金収入との事です。

また、野生の蜂蜜を採取する場面もあります。山深く分け入って野生の蜂蜜の巣を探し当て、蜂蜜を採取すると云う場面があり、その野生の蜂蜜の巣も大木の木の上にあり、約40メートルもの高さまでよじ登り、3時間もかけて、ようやくその野生の蜂蜜を手に入れると云うものです。

私が、最初の蜂蜜場面で、特に興味を引かれたのは、その手に入れた野性の蜂蜜で、蜂蜜に酥油を入れて「酥油蜂蜜」と云う物を作り、それを飲むと云う話です。西蔵の林芝と云う地方には、「酥油蜂蜜」と云う飲み物と云うか、食べ方があるのを始めて知りました。蜂蜜に酥油を入れたら一体どんな味がするか見当がつかない感じではあります。

 

これが「酥油」。ヤクの乳で作ったバター。中国のTVでヤクの乳からこのバターを作るのを見た事がありますが、ヤクは海抜がかなり高いところでないと生息して居ませんので、中国人の中で一体どれだけの人が、この「酥油」を食した事があるかと思わないでもありません。

 

大理鎮等ではいかにも野生の蜂蜜と云う感じで、この様に蜂蜜を売ってはいますが、かなりの部分は野生の蜂蜜ではなく、混ぜ物との事。


「酥油」は、この様な形で売っていますが、一個大体120元から150元位です。大理鎮では、普通は手に入りません。但し三月街と云う祭りの際に西蔵族も大理鎮に来るので、その時には手に入ります。


最近麗江市に行ったので、市場でヤクの乳から作った「酥油」を一個買ってきましたので、今私の所には、「酥油」があります。この「酥油」を、温めた蜂蜜に入れ、この酥油が溶けて蜂蜜と混じると「酥油蜂蜜」が出来上がるようですが、今の所試そうと云う気は起きません。

この番組を観ながら感じたのは、そもそも中国に住むどの位の人が「酥油」を知っているのか、食べた事があるのか、私としては大いに疑問を感じましたが。

 

 



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