中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

貴州省トン族の昆虫食

2013年06月13日 | トン族

以前私は貴州省は凱里市に滞在していた事があります。その頃知人と凱里市内にあるトン族の料理を売り物にしている食堂に行った事があります。そのレストランのトン族料理のメニューの中には、蜂等の昆虫を炒めた料理がありました。また、凱里市内の苗族料理を売りにしている食堂にはカメムシの炒めた物がメニューとして載せられていました。カメムシは中国語では「放屁虫」と云うようですが、そのレストランで食べてみようとしたのですが、カメムシ料理は結構な値段だったので諦めました。確か、45元程したと記憶しています。その時は知り合いの中国人がご馳走してくれると云う事もあり、カメムシ料理を注文するのは諦めました。今私が滞在中の雲南省ではカメムシを食べるかどうかは今の所分かりません。

蜂は何度か貴州省では食べる機会がありました。一度はやはり榕江県で祭りを見学に行く途中、一緒になった地元の人が蜂の炒めた物を持参していて、私もご相伴に預かりました。

これは、凱里市内の食堂で食べた蜂等イロイロな昆虫を炒めた料理。料理の名前、値段は残念ながら忘れてしまいましたが、やはり結構な値段がしたのを覚えています。3、40元だった記憶があります。蜂、蚕の蛹、イナゴ、セミ等が入っていました。

 
凱里市榕江県の農貿市場で売っていた蜂。一斤(500g)39元で売っていたように記憶しています。蜂は貴重品で何時でも手に入る訳でもないのでかなりの値段です。雲南省では、蜂を売っているのは、未だ見かけていません。農貿市場等に蜂があるとすれば秋口なんでしょうか


これは中国陝西省延安市で見かけた「放屁虫」=カメムシです。9月末に陝西省延安市に行った時に見たカメムシ。




私は、貴州省に三年間住んでいましたが、貴州では実はカメムシは見た事がありません。無論時期等にも拠ると思いますが、いろいろな時期に凱里周辺を中心に、かなり多くの地方に行ったつもりですが、カメムシは終ぞ見かけませんでした。25年程前河南省は鄭州市という所に一年程住んでいた事がありましたが、そこには沢山のカメムシが居たのを覚えています。カメムシが沢山居て部屋の中まで入り込んで苦労したものです。

以前たまたま見ていたTV番組では、貴州省に住む苗族やトン族がやはり川に生息する虫を食べるというような内容を放送していた事を覚えています。しかし残念ながら、私の中国語力では何と云う川虫かは聞き取れませんでした。

5月にFAO(国連食料農業機関)が、昆虫の食料としての活用、飼料としての活用等について取り上げた事で、最近は昆虫食の話題がネット初め、様々なメディアでも取り上げられているようです。あるHPではアフリカの昆虫食の事が取り上げられており、アフリカのナミビアでもカメムシが食されているそうです。また、あるラジオ番組のPODCASTでも最近昆虫食を話題にしていました。


写真はアフリカはナミビアのカメムシご飯だそうです。

カメムシご飯



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