中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

京都に民宿を開く中国人達

2019年09月09日 | 中国事情

最近知った大理在住の中国人は、京都で民宿を始めたそうです。今迄にも二人ほどの大理に住んだ事のある中国人が京都に民宿を開いたとの話を聞いた事がありますが、私が直接知っている中国人で民宿を開いた人は今回が初めてす。

何でも、その人は京都に約70平方メートル程の広さのマンションを約200万元で買い、ニューリアルして主に中国人向けの民宿を始めたとの事です。4.5人で泊まる場合一泊3万から4万円との事です。

もう一人の中国人は京都府中京区に明治時代中頃に建てられた二階建ての町家を買い、それを改装して矢張り中国人向けの民宿を始めたとの事です。幾らで買ったかは聞かなかったのですが、彼らにとって一億円程度の物件は、左程高いとは感じられない様です。偶々私が知っている上海人の家は、上海の一等地にあるのですが現時点でのその家の不動産価格は1500万元との事です。

今私が住んでいる大理鎮のホテルやゲストハウスでも一泊1000元位は極普通で、一泊2000元と云う様なホテルもザラにあります。ですからある程度収入のある中国人にとっては京都の民宿は安い部類に入る様です。2,3年前大理鎮で一番高い宿は一泊5000元でした。

大理鎮で今一番不動産価格が高い所は三水間と云う場所で、そこは一平方メートル約3万元との事です。ここはマンションでも広さが平均200平方メートルから300平方メートルあるので、ここのマンションの値段は600万元から900万元する事になります。その様な人達にとっては日本の不動産はとても安く感じられると云う訳です。

私の交友関係は、極狭いのですが、それでも既に三名の中国人が京都で民宿を開いている訳ですから、日本の新聞等で報道されている様に、日本で民宿を開いている中国人は、一体全体どの位に上るのだろうと思わずには居れません。

ある中国人が大理鎮に約400万元かけて、一年前にゲストハウスを開きました。そのゲストハウスは、一泊800元から1200元ですが、余り宿泊客は居ないとの事で、赤字の月も多いとの事です。その人が開いたゲストハウスに行った事もあり、また、そこの経営者と話した事もあるのですが、その人は、京都に民宿を開いた人の話を聞いて大変羨んで居ました。

今後も日本で家を購入して民宿等を開く中国人は、益々増える様に思います。 (注:北京や上海、深セン等の一線級の都市は、1平方メートル約6万元します。)



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