~笑顔いっぱい 附属高校生~ Nias ! ◆長崎総合科学大学附属高等学校◆

長崎総合科学大学附属高等学校
(男女共学・普通科)
2010年 4月1日blog開設

「アイスクリーム」と「3本の牛乳」・・・感謝の気持ちを・・・

2011年08月01日 | クラブ活動
こんにちは。
本日より担当者に代わり、男子バレーボール部顧問・松林が筆をとらせていただきます。

男子バレーボール部は先週火曜日に長崎を出発し、兵庫・佐賀にて1週間合宿を行い、昨夜無事に帰ってきました。
合宿にご協力頂いた各高校の指導者の方々…選手の皆さん…食事の準備等をしていただいた保護者会の皆さん…
本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。

さて、その遠征先での数々のエピソードのうち、2つを紹介したいと思います。

初日、新門司から神戸まで阪九フェリーに船中泊しました。
レストランで夕食をとっていると、部員たちが一般客の方々から話しかけられ、
「頑張ってね!」という温かい言葉と同時に、アイスクリームの差し入れを頂いたのです。
見ず知らずの部員達に、見ず知らずの心温かい方々から、温かい気持ちを頂きました。
いつの日か、総科大附属バレーボール部が全国区で活躍することで、その方々への恩返しができるのかな、と思います。
そのために、今、必死に努力していかなければならないことを再確認した出来事でした。

次は良い話ではないのですが、お伝えしたいことの1つなので紹介したいと思います。
朝、宿舎から移動しようとした時、牛乳3本が玄関先に置いてあるのを見つけました。
その牛乳は、前夜に補食で部員たちに渡していたものでした。
4本中1本は飲んでいたのですが、部員数に合わせて4本買ってきたにもかかわらず、3本が放置してあったのです。
体力診断、食事診断を6月に終えたばかりで、トレーニングや食事から見直そうと話をしていただけに悲しい出来事でした。
練習先に到着し、全部員を集め話をしました。

「遠征費は誰が払っているんだ?栄養費は誰が払っているんだ?」
「牛乳は体に良いのか?悪いのか?スポーツ選手として飲むべきものか?飲むべきではないものか?」
「牛乳が夜から朝まで放置してあるのはなぜか?この時期、牛乳はどうなるんだ?誰も気づかなかったのか?」
「感謝しながら飲んで、それをバレーボールにつなげるべきではないのか?」

その後、「この牛乳はオレが片付けておく。飲む必要ない。」といい、体育館へ移動するよう指示しました。
すると、キャプテンが来て、その牛乳の中身とパックを捨て、体育館へと行きました。

正直、お恥ずかしい話です。指導できていないことを表すエピソード、意識が低いことを表すエピソードです。
このようなことは日常生活の中でも実際にあることなのですが、合宿中には特に目立つものです。
総科大附属バレーボール部は人間性を大切にしているからこそ、紹介させて頂きました。
今回のことにより、自分達の在り方を見直すことができたように思います。

話し方・接し方、返事の仕方、スリッパを並べること、凛とした姿勢で話を聞くことなど…
社会人として大切なことをもう1度見つめ直して、それがバレーボールへと繋がっていくような指導、活動をしていきたいと思います。この夏、まだまだ成長していきたいと思います。

※写真は男子バレーボール部の練習風景。

■夏季前期補習 7月21日(木)~8月1日(月)
■夏季学習合宿 8月2日(火)~5日(金)
■登校日    8月9日(火)
■夏季後期補習 8月18日(木)~23日(火)
■2学期始業式 8月25日(木)