同じに育ててるんだけどね・・・・・

我が家の三つ子はNICUからの退院も同じ日だったので
三人は生まれたときからずっと一緒に同じように育ててきた。
多少ゆーたんは男の子・・・ということでお洋服の色やおもちゃなどは違ったし、
「男の子なんだから泣かないの」とかも言われてきた。

が、何かやらせるときも、お手伝いも、お片づけも一緒に三人でやろうね・・という感じで声をかけてきた。
叱りもしたし、怒りもした・・これもたぶんほとんど同じようにしていたはずだ。

なのに・・・
我が家のおもちゃ箱を見るとその性格の差は歴然だ。
一人ひとつずつ収納BOXのおもちゃ箱を持っているのだが（結構大きいもの）
毎日彼らが出て行ったあとそれを見ると笑ってしまう。
ナァナとノノはおもちゃの量は同じはずなのに
なぜかノノはあふれ出てふたが閉まらない。
ナァナはきちんとふたが閉めてある上にまだ余裕がある。
ノノはポンポンと箱の中におもちゃや大事なものを入れていくだけで、整頓をしない。
ナァナはおもちゃ箱に入れる前に小さい箱にお手紙やら大事なものをきちんとしまっている。
しかもそれも大きいのが下になるようにいちいち取り出してきっちりしまう。
そのような小さい箱がいくつかあり、それをおもちゃ箱にきちんとしまっていく。
整頓できてるから余裕もあるのだ。

ゆーたんはといえば、全く片付けると言う概念が抜け落ちてるのか
彼が出かけていった後にはおもちゃ箱はほとんど空で床に散らばっている。
それを私がポンポンポンっとおもちゃ箱に放り投げて片付けるので
やはり彼のおもちゃ箱もふたが閉まらない。

そう！ノノは私とおんなじなのだ。
そして几帳面なナァナはパパに似たんだろう。
なぜかシールだけはきちんと箱に入れて、計画的に（？）お手紙に張ったりしているのはノノ。
ナァナは買ったとたん全部適当に張ってしまう。
このあたりもそれぞれママ似、パパ似・・・（笑）


この間お芋を掘ってきたときも
三人とも「バァバにあげる」と言っていたのに
いざバァバが来たら、ゆーたんは遊びに夢中でお芋をあげることなんてすっかり忘れてた。
ノノとナァナは「自分で選んで渡す」と言って選んでいたのだが
ノノは大きいのばかりをたくさん渡し、ナァナは小さいのばかりをちょっとだけ渡していた。
このケチぶりは誰に似たんだ？
気持ちがわからなくもないので私かな？（笑）


もうひとつ誰に似たんだ？と思うのはナァナの気の強いところ。
気が強いのはまぁ私もそうなのだけど（テヘ・・・）すごい負けず嫌いなのだ。

この間、ノノとゆーたんが二人で折り紙で一生懸命切り紙をしていた。
折り紙を何回か折って切って開くと雪の結晶のような模様になるやつ。
ゆーたんは手先が器用で細かいのでかなり上手な切り紙を作っていた。
それを見ながらノノもがんばって作っていたのだ。
が、ノノは私に似て大雑把な正確なのでゆーたんほど細かいのは作れない。
それでもかなりがんばってよく出来たので
「ねー見てみて・・きれいでしょ？」とみんなに見せていた。
「きれいねぇ」と私も褒めると、ゆーたんが
「ホントだねぇ、きれいだねぇ・・・上手に出来たねぇ」となんだか
本気で感動するほどきれいに出来たわけではないけど褒めてあげなきゃね・・・みたいな感じで褒めていた。
ゆーたん・・大人だ・・と一人感心していたら
「ナァナだってもっときれいに出来るもん。そんなのきれいじゃない」とナァナが言い出した。
まったくナァナは・・・人が褒められるとこうなんだから・・・と叱らねば！と思った瞬間
「ナァナは悪いよ！そんないつも自分の方が・・・とか言って。
ノノががんばってきれいに作ったんだからきれいって言ってあげなよ。作ってもいないくせに」とゆーたんがナァナは叱り付けていた。
言われたナァナは悔しくてプイッとふくれて怒っていたので
「ナァナ・・・ゆーたんが言ったとおりなのよ。
ナァナがもっと上手に出来たとしても、ノノのはノノのできれいでしょ？
それにこういうのって勝ち負けじゃないのよ。人のことも褒められるようにならないとお姉さんじゃないよ」と諭す。
が、こういうときはナァナはなにを言っても聞かないのだ。
頑としてふくれてる。
このあたりの頑固さも誰に似たんだか・・・？

おんなじに育ててこんなに違うんだもん。
持って生まれた性格って絶対あると思う。
性格は環境が作るとか、育て方次第・・・とか言う人もあるけど
環境や育て方で是正できることがあるだけで、基本的な性格は変わらないと思うよ、私は・・・。
ヤレヤレ・・うちの子達はどんな大人になるのやら？
私がどれだけ是正できるかにかかってんのかな？気が重い・・・（笑）