マイク・タイソン

マイク・タイソン　THE MOVIE　(2008年アメリカ)
のビデオを観ました。

自分の中では過去最強であり、最も興奮したボクサーはマイク・タイソン。
初めての敗戦（バスター・ダグラス戦）が寄しくも東京で行われた事も衝撃的な思い出です。

４０歳になった（当時）そのタイソンが自分の過去を語る映画です。

伝説となっている、カス・ダマトとの関係や、数々の衝撃的な試合の振り返り、奇行の背景などなど、
”そうだったのか”が多い密度の濃い内容でした。

印象深いのが、敵無しの最盛期の彼ですら、リングに上がる前は恐怖ででいっぱいだったと告白していること。
スポーツはどれも、本番を迎えて緊張や恐怖感を感じるものですが、やはり、格闘技の緊張感と恐怖感は特別ですね。
明白に、自分を物理的にブチのめそうとしている相手と向き合う訳ですからね。
無様な自分を見せられないという恐怖感と、ブチ殺されるかもしれないという恐怖感がセットになっている訳ですから。

最盛期のタイソンのテクニック、スピード、パワーはやっぱり段違いです。
軽量級のスピード、超ヘビー級のパワー、正確無比なコンビネーションとバランス、堅牢なディフェンス、目の追いつかないステップワーク
全てを備えていたのはタイソンだけではないでしょうか？
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フロイト・メイウェザーとマニー・パッキャオのドリームマッチが俄に現実味を帯びてきましたが、
でも、やっぱり私にとって、タイソンの熱狂はダントツ特別。