ワシントンでは11日の夕方から雪が降り始めて、12日朝に自宅の窓から外を眺めると、周囲は雪で真っ白に変わっていた。雪が原因なのかどうかは分からないけど、昼前には停電も2度発生している。今回の大雪はバージニア州からメーン州まで、東海岸一帯をおおっていて、ニューヨークのセントラルパークでは1869年の調査開始以来で最高となる26.9インチの積雪を記録したらしい。我が家の周辺はそれほどの積雪でもなかったけれど、いざ外出してコンビニに向かうと、これが結構しんどいもので、普段5分程のコースが15分もかかった。明日から晴れるらしいけど、雪の残る坂道に革靴って本当に怖いんですよ。かと言って、スーツにマルボロマンみたいなブーツを履くわけにもいかないし…。さて、今日は「ネタの宝庫」でもあるブッシュ政権から出た新しいニュースを。歴代の政権関係者でR-1グランプリをやれば、間違いなく今の政権関係者がブッチぎりで優勝すると思う。
AP通信は12日、11日にテキサス州で狩猟に参加したチェイニー副大統領が散弾銃を誤射し、78歳の男性を負傷させたと報じている。狩猟が趣味として知られる副大統領は、11日午後に知人の私有地内でハンティングを楽しんでいたが、誤って発射した散弾の一部が男性の顔と胸を直撃した模様だ。負傷したのは78歳のハリー・ホイッティントン氏で、テキサス州オースティンで有名な弁護士としても知られる同氏は、以前から共和党支持者としてチェイニー副大統領やブッシュ大統領に献金を行っていた。事故が発生して間もなく、ホイッティントン氏はテキサス州南部のコーパス・クリスティ市内にある病院に救急車で運ばれており、病院の広報官の話によると、現在は容体も安定しているのだという。チェイニー副大統領の広報官は現在も事故の詳細について多くを明らかにしていないが、副大統領は12日に入院中のホイッティントン氏のもとを訪れたとのことだ。
副大統領による誤射は11日午後に発生したが、12日にコーパス・クリスティの地元紙が初めて報じ、発生から24時間が経過した12日午後になってチェイニー陣営もようやく誤射を認めている。狩猟が行われた土地の所有者でもあるキャサリーン・アームストロング女史はAP通信の取材に対し、チェイニー副大統領が背後から近付いてきたホイッティントン氏に気付かなかったのが原因だと語っている。狩猟愛好家として知られるチェイニー副大統領は、毎年サウスダコタ州でキジ狩りをするのが恒例となっており、アーカンソー州でもカモ狩りを楽しむ姿が何度も目撃されている。前出のアームストロング女史はAP通信に対し、チェイニー副大統領もホイッティントン氏も安全管理には厳しい人物だったと強調したが、2人がこれまで一緒に狩りを行った経験は無かったと思うともコメントしている。
チェイニー副大統領は昨年11月にテキサス州での狩猟ライセンスを取得したばかりだった。副大統領はすでにテキサス州を離れており、12日夜にワシントンに戻っている。アームストロング家はテキサス州南部に5万エーカーの牧場を所有しており、キャサリン女史の父親で昨年10月に他界したトビン・アームストロング氏はテキサス牧畜業協会の会長を務め、ブッシュ大統領の選挙キャンペーンでは10万ドルの選挙資金を集めている。12日付のワシントン・ポスト紙(電子版)によると、トビン氏の妻はニクソン政権時代から共和党と密接な関係にあり、76年には駐英大使も務めている。チェイニー副大統領がハリーバートン入りした際、そこで役員の職にあったのが彼女だった。チェイニー副大統領の狩猟に関するトラブルは今回が初めてではなく、エネルギー計画書類の提出をめぐって訴訟を起された2年前には、訴訟を担当するアントニン・スカリア最高裁判事と狩猟旅行に出ていた事実が発覚している。
10日にサンフランシスコで行われたサッカーの親善試合。日本代表対アメリカ代表というよりも、Jリーグ選抜対MLS選抜に近いものがあったけれど、たとえサッカー専用競技場で行われていたとしても、日本は完敗していたと思う(悔しいけどね)。よくアメリカを「サッカー後進国」と呼ぶ人がいるけれど、それは単に4大スポーツよりも人気が劣るというだけで、サッカー人気も競技人口もずっと増え続けている。この国のサッカー協会はずっと前から「2010年計画」なるものを発表していて、2010年までにワールドカップ優勝を狙いたいと本気で考えている。現実的に考えて、実現する可能性はすごく低いんだけど、少なくとも強豪国としての地位を不動のものにする可能性は高いと思う。日本のメディアがよく使う言葉に「欧州組」っていうのがあるけど、2部リーグでプレーする選手もカウントすれば、実に50人以上のアメリカ人選手がヨーロッパでプレーしていて、10日の試合でも活躍したドノバンやトゥエルマンも10代の終わりをブンデスリーガで過ごしている。日本の若い選手には、言葉や文化の違いに直面しても、もっともっと欧州リーグにチャレンジしてほしいなぁ。
写真:11日からの大雪で、12日のタイムズスクエア周辺は文字通り真っ白に。 (AFP通信より)
AP通信は12日、11日にテキサス州で狩猟に参加したチェイニー副大統領が散弾銃を誤射し、78歳の男性を負傷させたと報じている。狩猟が趣味として知られる副大統領は、11日午後に知人の私有地内でハンティングを楽しんでいたが、誤って発射した散弾の一部が男性の顔と胸を直撃した模様だ。負傷したのは78歳のハリー・ホイッティントン氏で、テキサス州オースティンで有名な弁護士としても知られる同氏は、以前から共和党支持者としてチェイニー副大統領やブッシュ大統領に献金を行っていた。事故が発生して間もなく、ホイッティントン氏はテキサス州南部のコーパス・クリスティ市内にある病院に救急車で運ばれており、病院の広報官の話によると、現在は容体も安定しているのだという。チェイニー副大統領の広報官は現在も事故の詳細について多くを明らかにしていないが、副大統領は12日に入院中のホイッティントン氏のもとを訪れたとのことだ。
副大統領による誤射は11日午後に発生したが、12日にコーパス・クリスティの地元紙が初めて報じ、発生から24時間が経過した12日午後になってチェイニー陣営もようやく誤射を認めている。狩猟が行われた土地の所有者でもあるキャサリーン・アームストロング女史はAP通信の取材に対し、チェイニー副大統領が背後から近付いてきたホイッティントン氏に気付かなかったのが原因だと語っている。狩猟愛好家として知られるチェイニー副大統領は、毎年サウスダコタ州でキジ狩りをするのが恒例となっており、アーカンソー州でもカモ狩りを楽しむ姿が何度も目撃されている。前出のアームストロング女史はAP通信に対し、チェイニー副大統領もホイッティントン氏も安全管理には厳しい人物だったと強調したが、2人がこれまで一緒に狩りを行った経験は無かったと思うともコメントしている。
チェイニー副大統領は昨年11月にテキサス州での狩猟ライセンスを取得したばかりだった。副大統領はすでにテキサス州を離れており、12日夜にワシントンに戻っている。アームストロング家はテキサス州南部に5万エーカーの牧場を所有しており、キャサリン女史の父親で昨年10月に他界したトビン・アームストロング氏はテキサス牧畜業協会の会長を務め、ブッシュ大統領の選挙キャンペーンでは10万ドルの選挙資金を集めている。12日付のワシントン・ポスト紙(電子版)によると、トビン氏の妻はニクソン政権時代から共和党と密接な関係にあり、76年には駐英大使も務めている。チェイニー副大統領がハリーバートン入りした際、そこで役員の職にあったのが彼女だった。チェイニー副大統領の狩猟に関するトラブルは今回が初めてではなく、エネルギー計画書類の提出をめぐって訴訟を起された2年前には、訴訟を担当するアントニン・スカリア最高裁判事と狩猟旅行に出ていた事実が発覚している。
10日にサンフランシスコで行われたサッカーの親善試合。日本代表対アメリカ代表というよりも、Jリーグ選抜対MLS選抜に近いものがあったけれど、たとえサッカー専用競技場で行われていたとしても、日本は完敗していたと思う(悔しいけどね)。よくアメリカを「サッカー後進国」と呼ぶ人がいるけれど、それは単に4大スポーツよりも人気が劣るというだけで、サッカー人気も競技人口もずっと増え続けている。この国のサッカー協会はずっと前から「2010年計画」なるものを発表していて、2010年までにワールドカップ優勝を狙いたいと本気で考えている。現実的に考えて、実現する可能性はすごく低いんだけど、少なくとも強豪国としての地位を不動のものにする可能性は高いと思う。日本のメディアがよく使う言葉に「欧州組」っていうのがあるけど、2部リーグでプレーする選手もカウントすれば、実に50人以上のアメリカ人選手がヨーロッパでプレーしていて、10日の試合でも活躍したドノバンやトゥエルマンも10代の終わりをブンデスリーガで過ごしている。日本の若い選手には、言葉や文化の違いに直面しても、もっともっと欧州リーグにチャレンジしてほしいなぁ。
写真:11日からの大雪で、12日のタイムズスクエア周辺は文字通り真っ白に。 (AFP通信より)