衛星ラジオを購入する人が僕の周囲でも少しずつ現れている。ラジオの本体と番組契約がまだ少し割高な気がするので、僕自身は契約をしていないんだけど、有名人が続々と高額のギャラで衛星ラジオに移籍しているのを見ると、ラジオ局側も十分なリスナーを確保しているということなんだろうか?衛星ラジオ局として有名なのがシリウス(ニューヨーク)とXMラジオ(ワシントンDC)で、XMラジオは9日に有名司会者のオプラ・ウィンフリーと総額5500万ドルの3年契約を結んでいる。XMと契約したリスナーはすでに600万人いるらしいけど、それでもラジオのパーソナリティで年に20億円近いギャラをもらえるとは…。XMラジオはメジャーリーグ機構から試合の放送権も買っていて、そちらの方は11年で6億5000万ドルの契約なんだとか。さてさて、今日は2002年にロサンゼルスで航空機テロが計画されていたという話を。
ブッシュ政権の掲げる対テロ戦争に対して議会からの風当たりが一段と強まりつつあるが、ブッシュ大統領は9日にワシントン市内で演説し、アメリカ政府の諜報活動によってロサンゼルスの高層ビルに航空機を衝突させるテロ計画を未然に防いだと語り、あらためて諜報活動の重要性を国民にアピールしている。ブッシュ大統領によると、2001年10月にアフガニスタンでオサマ・ビン・ラディン氏と会った4人の東南アジア出身者が靴に隠した爆弾を用いてハイジャックし、西海岸で最も高いビルとして知られるロサンゼルスのリバティ・タワーにハイジャックした航空機を衝突させる計画だったのだという。4人は計画を実行に移す直前に、アジアで警察当局などによって拘束されたとの事だ。「アメリカは依然として危険な状態に置かれている」、演説でそう語ったブッシュ大統領は、国際的なテロ活動を防ぐためには各国との協力が必要不可欠だと力説している。
2002年に西海岸でテロの計画が存在したという話は以前にも語られていたが、その具体的な内容が明らかになったのは今回が初めてとなる。演説が行われた9日には、同じくワシントンで上院の公聴会が開かれており、ブッシュ大統領の命令による令状無しの盗聴活動がテーマであった。大統領の側近はワシントン・ポスト紙に対し、公聴会が行われた日の演説で出た発言はあくまで偶然のものだったとかたり、イメージの上昇を目的とした情報公開ではなかったと強調している。複数のホワイトハウス高官はワシントン・ポスト紙の取材に対し、テロ計画に関する詳細の発表は約3週間前に決まったのだと語っている。ホワイトハウスとは逆に、諜報関係者の間からは情報公開に対して反対の声が挙がっており、諜報機関が深刻な問題として考えてきた2002年の事件が政治的に利用されたと考える関係者も少なくない。
ブッシュ大統領の演説から間もなく、ロサンゼルスではアントニオ・ビヤライゴーサ市長が記者会見を開き、「演説で明かされた情報が事前に伝えられていなかった」と不満を露にしている。また、9日の演説ではテロ計画者4人の拘束に国内での盗聴活動が役立ったかどうかは言及されておらず、BBCの取材に応えた複数の政権高官も、この部分に関しては沈黙を貫いている。CIAによる秘密刑務所の存在が国内外のメディアによって昨年から明らかにされてきたが、4人の拘束者の収容先についても依然として不明のままだ。民主党のブラッド・シャーマン下院議員(カリフォルニア州)はBBCの取材に対し、「なぜ今になって情報が明らかにされたのか、非常に気になります」と語っている。
いよいよ数時間後に日本対アメリカの親善試合がキックオフ。J-WAVEの番組内でジョン・カビラ師匠が嘆いていたように(ポッドキャスティングで毎日聞いております)、DCユナイテッドでプレーする16歳のフレディ・アドゥがすでにアメリカ代表の合宿から離脱したため、今日の試合で出場する可能性があるユナイテッドの選手は3人に減っている。もちろん日本代表を応援するんだけど、個人的にはユナイテッドのベン・オルセンやランドン・ドノバン、そしてノルウェー戦でハットトリックを記録したテイラー・トゥエルマンの調子もチェックしたい。そして、今日になってアドゥ関連で仰天ニュースがブリテン島から。タイムズ紙の報道によると、プレミアリーグのチェルシーがアドゥを獲得するために、すでに彼の所有権をもつMLS(メジャーリーグ・サッカー)と交渉を開始したらしい。MLS側はタイムズ紙の報道を否定しているけど、870万ドルという具体的な移籍金の額も報じられていて、電撃移籍の可能性も十分にある。この2年間、僕はアドゥをスタジアムで見続けてきたけれど、フィジカル面を考えれば、もう少しアメリカ国内でプレーすべきだと思う。870万ドルの移籍金に、MLS側が「イエス」と言ってしまいそうな雰囲気がプンプンする話だけど。
写真:9日にワシントン市内で演説するブッシュ大統領 (AFP通信より)
ブッシュ政権の掲げる対テロ戦争に対して議会からの風当たりが一段と強まりつつあるが、ブッシュ大統領は9日にワシントン市内で演説し、アメリカ政府の諜報活動によってロサンゼルスの高層ビルに航空機を衝突させるテロ計画を未然に防いだと語り、あらためて諜報活動の重要性を国民にアピールしている。ブッシュ大統領によると、2001年10月にアフガニスタンでオサマ・ビン・ラディン氏と会った4人の東南アジア出身者が靴に隠した爆弾を用いてハイジャックし、西海岸で最も高いビルとして知られるロサンゼルスのリバティ・タワーにハイジャックした航空機を衝突させる計画だったのだという。4人は計画を実行に移す直前に、アジアで警察当局などによって拘束されたとの事だ。「アメリカは依然として危険な状態に置かれている」、演説でそう語ったブッシュ大統領は、国際的なテロ活動を防ぐためには各国との協力が必要不可欠だと力説している。
2002年に西海岸でテロの計画が存在したという話は以前にも語られていたが、その具体的な内容が明らかになったのは今回が初めてとなる。演説が行われた9日には、同じくワシントンで上院の公聴会が開かれており、ブッシュ大統領の命令による令状無しの盗聴活動がテーマであった。大統領の側近はワシントン・ポスト紙に対し、公聴会が行われた日の演説で出た発言はあくまで偶然のものだったとかたり、イメージの上昇を目的とした情報公開ではなかったと強調している。複数のホワイトハウス高官はワシントン・ポスト紙の取材に対し、テロ計画に関する詳細の発表は約3週間前に決まったのだと語っている。ホワイトハウスとは逆に、諜報関係者の間からは情報公開に対して反対の声が挙がっており、諜報機関が深刻な問題として考えてきた2002年の事件が政治的に利用されたと考える関係者も少なくない。
ブッシュ大統領の演説から間もなく、ロサンゼルスではアントニオ・ビヤライゴーサ市長が記者会見を開き、「演説で明かされた情報が事前に伝えられていなかった」と不満を露にしている。また、9日の演説ではテロ計画者4人の拘束に国内での盗聴活動が役立ったかどうかは言及されておらず、BBCの取材に応えた複数の政権高官も、この部分に関しては沈黙を貫いている。CIAによる秘密刑務所の存在が国内外のメディアによって昨年から明らかにされてきたが、4人の拘束者の収容先についても依然として不明のままだ。民主党のブラッド・シャーマン下院議員(カリフォルニア州)はBBCの取材に対し、「なぜ今になって情報が明らかにされたのか、非常に気になります」と語っている。
いよいよ数時間後に日本対アメリカの親善試合がキックオフ。J-WAVEの番組内でジョン・カビラ師匠が嘆いていたように(ポッドキャスティングで毎日聞いております)、DCユナイテッドでプレーする16歳のフレディ・アドゥがすでにアメリカ代表の合宿から離脱したため、今日の試合で出場する可能性があるユナイテッドの選手は3人に減っている。もちろん日本代表を応援するんだけど、個人的にはユナイテッドのベン・オルセンやランドン・ドノバン、そしてノルウェー戦でハットトリックを記録したテイラー・トゥエルマンの調子もチェックしたい。そして、今日になってアドゥ関連で仰天ニュースがブリテン島から。タイムズ紙の報道によると、プレミアリーグのチェルシーがアドゥを獲得するために、すでに彼の所有権をもつMLS(メジャーリーグ・サッカー)と交渉を開始したらしい。MLS側はタイムズ紙の報道を否定しているけど、870万ドルという具体的な移籍金の額も報じられていて、電撃移籍の可能性も十分にある。この2年間、僕はアドゥをスタジアムで見続けてきたけれど、フィジカル面を考えれば、もう少しアメリカ国内でプレーすべきだと思う。870万ドルの移籍金に、MLS側が「イエス」と言ってしまいそうな雰囲気がプンプンする話だけど。
写真:9日にワシントン市内で演説するブッシュ大統領 (AFP通信より)