netton女王さまのメモメモ日記 -2-

日常の喜怒哀楽をおもしろおかしくnetton女王さまの性格そのままに・・・

気難しくてお茶目な父(滞在2)

2006-11-20 | netton world
母の所に滞在中に弟の家に行っ時、『物置を整理していたらこんなのが出て
きたよ』と言って、古い写真の束を出してきました。
その中に一枚のこんな写真が紛れ込んでいました。
あまりにも素敵な写真だったので、もう一人の弟にスキャナーで引き伸ばして
もらいました。ナントお茶目な父の姿・・・。
父の笑った写真なんてなかなか存在しません。
父の周りにはいつもピーンと張りつめた冷たいそれでいて爽やかな空気が流れ
ていました。文字通り座右の銘には分厚い百科事典が置かれています。
そんな父でも時にはドジをしたり、ウイットに富んだ発言をしたりして人を
笑わせることもありました。
宴会等で皆さんが炭坑節などを披露するのに、父は「 'O Sole Mio 」とかを
歌っちゃうんです。
ある時、あまりにも勉強嫌いの子に悩んだ末の父が壁に貼り紙をしたのです。
「勉強しないと便所の汲み取り屋やどぶ掃除屋になるぞ!」と・・・。
その時は家族全員から猛顰蹙をかって、一夜限りの思い出貼り紙になってしま
ったのでした。
もう亡くなって20数年経ちました。

めったに涙を見せない気丈な母が、この写真を見て手の平で顔を覆いました。



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6 コメント

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思いでは・・・・ (ネイビー)
2006-11-20 23:54:10
 お母様のところからお帰りになるときには、いつも
後ろ髪を惹かれる思いでしょう。
私もこの頃行くたびにそう思います。
だから行きたくなくなっちゃうのです。
netton様と違って私はいつも、1泊2日とか、2泊3日
くらいといつも短期間です。後は弟任せ。
悪い娘といつも思うのですが。
父が亡くなって今年23回忌をしました。
母が「これが私が出来る最後のご法事ね」と言った時には
胸を刺される思いでした。「そんなことないわよ」と言ったもののむなしく聞こえました。
親の老いを見ることは悲しいことですね。って、私も
もう大分老いてきました。愕然!
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思い出話 (チロ)
2006-11-21 07:05:53
エッセイを読んでいるような爽やかな朝の気分。
遠い記憶の中で生きている父親の横顔
最後の一行でまたまた、涙がにじみます

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親は親 (netton)
2006-11-21 09:01:21
ネイビーさん
あはは!!滞在時間の問題ではないですよ
中身の問題ですよ
私はすごくいい加減(良い加減じゃない)ですよ
お母さまの一言・・・刺さりましたね
老いは全ての人に訪れますね 軽~く考えたいです。

チロさん
朝早くからコメントありがとうございました。
それぞれみんな親への思いは貴重ですね
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写真って・・ (沙古美)
2006-11-21 20:54:19
いいもんですね・・ 長い時間のほんの一瞬を切り取っただけなのに、いろんなことを思い出させてくれますね・・ 

で、この写真はどなたが撮ったものでしょうか・・ 楽しそうな雰囲気ですから身近な方かしら・・

お母様にいいプレゼントになりましたね・・ (*^_^*) 
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そして、nettonさんがいる (bianca)
2006-11-21 21:20:30
笑っているのがお父様と言いますが、左側の方ですか?
もっと大きい写真で見たいなぁ~。雰囲気が、何とも言えず、
ステキです。nettonさん、イイ写真に巡り合えてよかったですね。
お目に掛かりたかったわ~、お父上様に!
お母さまとの出会いの歴史も知りたくなりました。
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一枚に沢山の思い出 (netton)
2006-11-21 23:06:25
沙古美さん
沙古美さんのおっしゃるとおりですね
一瞬の中に沢山の思い出が詰まっています。
こんな写真に出会うと、もっともっと頑張って写真を撮ってみたいと思います。
・・・ってすぐコケちゃうんですけどね

biancaさん
さ~~てどっちでしょう???
はい!お茶目なポーズの方でしたぁ~~♪
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