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※ 練金術(ねりきんじゅつ)とは『週刊金曜日』練馬読者会的やり方という意味です。

安倍内閣のペースに乗せられない総選挙を!

2014年11月18日 | 読者会定例会
週刊金曜日練馬読者会は、毎月第四土曜日に例会を開いて、参加者の問題意識のおもむくまま議論を展開している。10月例会の報告が届いた。(練金術師)

 10月例会では、原発再稼動、自らの人生を終える準備(終活)、ヘイトスピーチ等の人権侵害に対し国際人権法と憲法からみて政府や社会のすべき対応などについて話し合われました。

 まず、原発再稼動については、各地の原発を見てこられた方から「安全設備等の整備が不十分であること、火山活動の影響について審査が尽くされていないこと、避難計画がほとんど策定されていないことなどから、川内原発の再稼動はしてはならない。」「各地の反原発運動が一つになって原発再稼動に反対していかないといけない。」といったお話があり、そこから様々な意見が出ました。

 また、終活については、「家族の繋がりがかつて程強くなくなった現在では、家族の中で年下の人が年上の人を看取る時代は終わった。」といった発言や、自身の老後の暮らし方と結びつけて発言された方もいました。

 さらに、ヘイトスピーチ等の人権侵害に対し国際人権法と憲法からみて政府や社会がすべき対応については、「日本政府には、『市民的及び政治的権利に関する国際規約(B規約)』(自由権規約)など人権に関する条約(国際人権法)を批准している以上、これらの条約を遵守する義務がある(日本国憲法第98条2項)ので、国際人権法を根拠に様々な人権侵害の不当性を訴えていくべきではないか。」「憲法すら国民の間で高い関心が持たれていないのに、国際人権法を根拠に人権侵害の不当性を訴えていくのは、難しいところがあるのではないか。」「基本的には憲法を根拠にしつつも、ヘイトスピーチなど憲法に直接規定されていなかったりする問題については、国際人権法で論拠を補う感じでよいのではないか。」といった議論が交わされました。

 その他、北海道の現況、遺跡保存のあり方、お薦めの本などが話題に出ました。話題が多岐にわたり、とても実りある話し合いができた会となったと思います。

 今月に入り、年内の衆議院解散・総選挙の実施の動きが急激に出てきて、「12月4日公示、12月14日投票」で行うことが濃厚となりました。実施されれば、一昨年2012年末に発足して以降の2年間で福祉切り捨て、在特会などのヘイトスピーチ放置、戦前のアジア侵略の正当化、特定秘密保護法制定・施行、集団的自衛権の認容など憲法蹂躙の限りを尽くしてきた第2次安倍内閣に対して厳しい審判を下す絶好の機会となります。したがって、11月例会では、安倍政権にどう立ち向かっていくか、総選挙が実施された場合には、憲法改悪反対派にとっての総選挙の目的、投票先を決める基準などについて議論を深められれば、と思います。(kdak)

週刊金曜日練馬読者会11月例会

  日 時:2014年11月22日(土)
      18時30分~
  会 場:こみゅにてぃかふぇ (なごみ) 
    西武池袋線大泉学園駅南口3分〈地図
  参加費:会場費
  問合せ:nerikinjyutu@mail.goo.ne.jp
   
 

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