祝、国産電卓50周年

国産電卓50周年を祝って、1981年の思い出を書きます。
当時、工学部の学生が、関数電卓を使うのが普通になった時代でした。
しかし、消費電力が大きく、単3電池4本で6時間しか持ちませんでした。
液晶ディスプレイではなく、数字が青色に光った記憶があります。
熱力学の期末試験中に電池が切れました。
筆算で近似値を求めて答案を書いたところ、
試験が終わってから先生に呼ばれました。
「電卓を忘れたのか?」
「電池が切れました。」
「じゃあ、Aだ。」

また、当時の情報処理技術者試験には、電卓を持ち込めましたが、
公式を記憶できてはいけないような制限があり、
受験案内に持ち込める電卓の一覧が掲載されていました。
しかし、電卓の種類と機能が増え、収拾が付かなくなり、
電卓を持ち込めないようになりました。

私は受験していないのですが、電気主任技術者試験には、
平方根を計算できるが、他の関数を計算できてはいけない電卓が、
必要だそうです。
同様に、「受験用電卓」の機能が標準化されて、
情報処理技術者試験やバイオインフォマティックス認定技術者試験に
持ち込み可能になればよいのに。

国産電卓50周年 工夫光る日本製、今も世界を席巻http://www.asahi.com/articles/ASG3G61BDG3GPLFA009.html?iref=comtop_list_biz_n01

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確率論的人生観

私は、1980年代にはやったウォーゲーム(コンピューターゲームではなく、紙の地図の上に駒を並べてサイコロを振るもの)の経験から、確率論的人生観を持ちました。絶対に勝てるゲームなどなく、もしあればイカサマです。リアルの人生も同じです。

「努力すれば絶対に夢が叶う」なんて、素質と幸運に恵まれた人の台詞です。かといって、「努力なんて無意味」でもありません。実現する可能性がある目標に向かって努力すれば、実現する確率が上がります。

「シートベルトを着けていても死ぬ人はいる」という理由で、シートベルトを嫌う方もいらっしゃいますが、シートベルト、ヘルメット、チャイルドシートによって、助かる確率が上がります。

自分と仲間が生き延び、事業が成功する確率が上がるように、私は努力します。だから、ぎりぎり黒字の案件が多くて、大当たりが少ないのかな。もう5cmぐらい背伸びするべきかもしれません。
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