富岳

京に続く新スーパーコンピューターの名前は「富岳」だそうです。しかし、日本軍が開発を試みましたが、実現できなかった爆撃機と同じ名前です。日本本土からハワイへ往復できる重爆撃機を作る計画でしたが、当時の日本の技術ではエンジンが実用にならず、部品の試作段階で敗戦を迎えたはず。ニュースキャスター、故・筑紫哲也さんの遺言を思い出してしまいました。「歴史は繰り返さず、人間は変われると信じたい。」私も信じたいですが、今度は大丈夫か!?
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がんの免疫療法

がんの免疫療法について、多くの方に読んでいただきたい、解りやすくて冷静な記事が書かれています。がんに限らず、全ての患者に同じ薬が効くのではないから、生物学と医学の研究は難しく、基礎研究の予算を増やして欲しいのです。

ノーベル賞受賞で相談殺到 誤解してほしくない免疫療法(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース
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ホーキング先生逝去

ご冥福をお祈りします。ホーキング先生によると、時間を複素数で表せば、宇宙の始まりは特異点ではないそうです。しかし、約140億年前に特異的な事件があったのではと考えるのは、素人の浅知恵でしょうか。新しい研究によると、宇宙が始まる前には時間が存在しなかったそうです。哲学の入門書「ソフィーの世界」に、「もし神が世界を創造したならば、神はいつから存在したのだろう?」と書かれていたのを思い出しました。凡人の知恵を越え、金儲けにつながらないからこそ、宇宙論や哲学を国立大学が研究するべきだと思います。

東京新聞:ホーキング博士死去 宇宙の謎と難病に挑む:社会(TOKYO Web)
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出生前検査

新型出生前検査は「命の選別」か?…産婦人科医・宋 美玄 (読売新聞(ヨミドクター)) - Yahoo!ニュース

「赤ちゃんの情報を知りたいという人や検査を批判するよりも、子供を授かった人が、産む選択をしやすい社会になることが一番大事だと思います。」

憲法については読売新聞と対立していますが、ヨミドクターには一票。
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吉岡斉さん死去

ご冥福をお祈りします。故人の志を継ぐのがなによりの供養と信じ、これからも原子力市民委員会を応援し、科学技術に基づく脱原発、再エネ推進を進めます。

<吉岡斉さん死去>脱原発に力強い意志 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
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水素燃料電池車 FCV

第一に、ガソリンスタンドの経営が苦しい過疎地で、水素の流通が可能かという問題があります。第二に、太陽光発電と風力発電による電力が余った際に、水素として蓄えるのが良いか、充電式電気自動車に蓄えるのが良いか、経済的効率を慎重に比べる必要があります。第三に、水素燃料電池車 (FCV) が日本だけで普及した場合に、自動車産業がどうなるかという問題があります。基礎研究を進めながら、本格的に投資するかどうか、考えるべきだと思います。

2050年を視野に入れた「水素基本戦略」が決定、水素発電の商用化で需要増と低価格化を図る | エネルギー管理 | スマートグリッドフォーラム
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子宮頸がんワクチン推進

東京新聞:子宮頸がんワクチン推奨議論「再開の機運に」 安全性検証記事で英科学誌が賞:社会(TOKYO Web)

例え世界を敵に回してでも、東京新聞と村中さんを応援します。例えワクチン反対派に殺されても、何百年か後のローマ法王が名誉回復してくれるでしょう。
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顕性と潜性

本日、2017年12月3日、バイオインフォマティクス認定技術者試験を受けました。2011年度に合格しているのですが、「何度でも首席合格に挑戦します」と宣言して、引っ込みが付かずに、現在に至っています。さて、問題に次のような注意書きがありました。

最近になって、遺伝学分野で長らく使われて来た「優性(dominance)」と「劣性(recessive)」を、それぞれ「顕性」と「潜性」と言い換えるのがより良いとの主張が、国内学会からなされている。ただしまだ広く認知されていないことから、この問題では国内高等学校の教科書等でもこれまで採用されてきた「優性」及び「劣性」という言葉を用いた。

注釈を書くところが、さすが、最先端の日本バイオインフォマティクス学会です。「顕性」と「潜性」が辞書に入っているATOKもさすがです。
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進むも地獄、退くも地獄

<もんじゅ設計>廃炉想定せず ナトリウム搬出困難 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

高速増殖炉もんじゅは、進むも地獄、退くも地獄ですが、それでも、よりましな対策を考えるのが、技術者のしんどい使命です。降伏が許されないという点で、外交関係による「国難」よりも深刻です。
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再生可能エネルギーのメンテナンスとリスクマネジメント

「再エネは「発電所を作っておしまい」のビジネスではない!}こういう本を待っていました。屋根に太陽電池を乗せようと考えている方、市民ファンドへの出資を考えている方、そして、日本の将来を心配する全ての方に、読んで頂きたいです。濃すぎて、本書の内容で講演をお願いすれば、序論だけで終わってしまうかもしれません。

再生可能エネルギーのメンテナンスとリスクマネジメント (NextPublishing)
クリエーター情報なし
インプレスR&D
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環境問題のウソのウソ

武田邦彦、「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」、洋泉社、2007年という本がありました。それによると、ペットボトルは、リサイクルするよりも焼却処分するほうが良いというような説が書かれています。武田説を信じて、善意で、ペットボトルを焼却処分する方々もいます。その説に疑問を持った山本弘氏が、図書館とインターネットを駆使して、武田説に反論したのが本書です。山本氏が朝日新聞を引用したという批判もありますが、山本氏は産経新聞の読者で、産経新聞に縮刷版がないので、図書館で縮刷版と記事データベースを調べやすい、朝日新聞を参考にしたそうです。

“環境問題のウソ”のウソ
山本 弘
楽工社
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爆発しないリチウムイオン電池

爆発しないリチウムイオン電池に期待します。第一に、火災を起こす危険がなくなれば、航空機への持ち込みが緩和され、今まで鉛蓄電池を使っていたデータセンターのバックアップ用途にも使えるでしょう。第二に、容量当たりの価格が下がれば、現在は蓄電池のコストが揚水発電所のコストの100倍くらいですが、離島で風力発電した電力を蓄えるような目的から始めて、大量生産とコスト削減の好循環が起きるでしょう。

東大、爆発しない“水”によるリチウムイオン電池を実現可能に - PC Watch
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再生可能エネルギーのコスト

朝日新聞i-mode版で続きを読んだところ、風力発電のコストも下がっているそうです。直ちに原子力発電を廃止し、2030年までに化石燃料の消費を半減させるという、地球環境市民会議の提言が、ますます現実的になりつつあります。

太陽光発電のコスト、25年までに59%減 国際機関:朝日新聞デジタル
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風力発電

2015年から2016年にかけての冬休みに、本書を読みました。一般向けの書籍ですが、文系の方々には難しそうな部分もあります。だからこそ、科学的根拠に基づいて、原子力よりも再生可能エネルギーに投資すべきだと、説明するのが、理科の教員免許を持っている私の使命だと感じます。先日、奈良県生駒市において、太陽光発電のための市民ファンド主催で、著者の安田先生の講演を拝聴しました。主催者の意図に反して、「太陽光発電よりも風力発電のコストが安い」、「送電のロスは多くても6%だから、電力の地産地消は不合理」とおっしゃるところが、安田先生の魅力です。














日本の知らない風力発電の実力
クリエーター情報なし

オーム社


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太陽電池に含まれる有害物質の問題

水銀を含まない乾電池を実用化した日本の技術が、この問題に役立つと期待します。有害物質を減らすために、どうしても発電効率が下がるならば、国家百年の計に基づいて、政治判断が必要になるでしょう。

東京新聞:太陽光パネル77万トンごみに 40年度推計、環境汚染も:経済(TOKYO Web)

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