11月29日は「言いにくいことを言う日」

1月29日は、「言いにくいことを言う日」だそうです。

派遣労働の自由化を推進した竹中平蔵元大臣が、人材派遣会社の役員になったのは、いかがなものでしょうか。と、慶應義塾大学では言ってはいけないようです。

スーパーコンピューターの開発には大賛成ですが、日本製にこだわるか、アメリカ製や台湾製の部品を使って安く済ますか、議論を要します。と、数年前文部科学省のパブリックコメントに書きましたが、「オールジャパン」のかけ声に押し切られました。
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不肖58歳

不肖58歳になりました。

●石川家の教訓:

 両親が離婚すると、子供が結婚に消極的になって行き遅れ、孫ができる可能性が減り、遺伝子が淘汰されます。しかし、家庭も世界も平和になりません。N家その1とT家の遺伝子は残るでしょうか。
 また、私が高校3年の時に両親が離婚したので、私の進学、就職どころではなくなり、第1志望に合格しながら浪人しました。離婚を考えている方は、子供の進学、就職の時期を避けましょう。

●酒は苦手:

 現役で早稲田大学理工学部に合格しましたが、キャンパスが酒臭くて、学問をする場所ではないと感じたので、早稲田大学を辞退して、浪人して東京理科大学を目指しました。最初に就職したアスキーという会社で、先輩に体を押さえつけられ、口に酒を流し込まれ、「彼女の名前は何だ、さあ吐け、吐くんだ-」と背中を叩かれ、吐いてしまいました。その時は、出家して僧侶になろうかと思いました。

●家族の対立と和解:

 家族は、東京六大学だけが関東の名門大学で、東京理科大学は三流大学だと思い込んでいました。私が高校生の時に、「東京理科大学へ行って数学を勉強したい」と言ったら、家族から「出来損ない」と言われました。それ以来、家族、親戚がごたごたしていました。高校の学級担任の調停案で、一浪で横浜国立大学へ行き、卒業して就職してから、東京理科大学の夜間部へ行くという、回り道をしました。
 しかし、東京理科大学の大村智先輩がノーベル賞を受賞すると、母のスイッチが切り替わり、私に対して、「生まれてきてくれてありがとう」と言ってくれました。持つべきものは、優秀な先輩です。
 私が高校生の時に、家族を殺していれば、自分は死刑になっても、次の学年から本人の希望で進学、就職できる高校生が増え、そのほうが良かったのかもしれません。

●東京理科大学への失望:

 理窓会(東京理科大学校友会)奈良支部ホームページの管理パスワードが「nara」だと知り、ショックのあまり、うつ病が悪化しました。発作的に死にたくなりましたが、精神科医の力を借りて、何とか生きています。情報セキュリティと情報倫理教育に力を入れない学校は二流です。
 過労死の危険を冒してでも理窓会行事に参加すべきか迷っていたら、支部長から「仕事が忙しいなんてうらやましい」と言われ、理窓会とは絶縁状態です。

●父について:

 父は消息不明で、生きていれば、生活保護を受けている可能性が高いです。疎遠だった親族が生活保護を受けていたという理由で、地方議員が辞職に追い込まれた事件があったので、私は選挙に立候補できません。応援だけします。

●自分を愛するように:

 聖書にこう書いてあります。「父母を敬いなさい。自分を愛するように、他人を愛しなさい。」裏返せば、家庭のごたごたや、自分を肯定できない状況があると、他人を愛する余裕がないというのが、私自身の問題でもあります。
 また、東京理科大学で道徳教育を教えていた伊藤先生は、次のような表を書きました。
自分を肯定 自分を否定
他人を肯定 積極 ゆううつ
他人を否定 独善 手詰まり
 バブル崩壊以来日本に漂っている手詰まり感を、独善的に突破しようというのが、軍国主義者やカルトのやり方です。自分の罪と煩悩を自覚しつつ、自分を肯定する釣り合いが難しいです。みんなが自他を肯定しあえば、世界はもっと良くなるはずなのですが、それが難しいのよね。

●最もありがたいこと:

 教会に献金したからではなく、全ての人が無条件に等しく神に愛されていると気づいた時、ありがたさに涙が出ました。世界は神仏の愛に満たされているはずで、それに気づく人が増えれば、世界はもっと良くなるはずなのですが。

●ぐんにゃりすること:

 古典落語に「お釈迦様にも解るまい」という台詞がありますが、ネットワーク犯罪こそ、釈尊にもキリストにも解らないかもしれないと感じ、ぐんにゃりします。小学校三年生がコンピューターウィルスを作って児童相談所へ通告されたという報道を読み、スターウォーズの名台詞を思い出しました。「暗黒面のほうが強いのですか? いや、暗黒面のほうが容易なのじゃよ。」

●仕事の近況:

 仕事の詳細は秘密ですが、神戸の「京コンピュータ前」駅近くで働いています。ぼびぼち儲かっています。ポートライナーの混雑がしんどいです。ポートアイランドの造成地がまだ残っているのに、ポートライナーの輸送能力が限界なのは、どこで誤ったのでしょうか。私の仕事は、技術的には電源とインターネット接続があれば、どこででもできるのですが、建物から秘密情報を持ち出せない規則が壁なので、大阪大学あたりにサテライトオフィスができればいいのですが。

●私事:

 渡辺真知子さん(当時61歳、独身)のコンサートのあとに握手会があり、「57歳独身です。私で良ければ。」と声をかけたら、周囲のスタッフに笑われました。人生山あり谷啓。
 聖書にこう書いてあります。「あなた方も知っているように、姦淫するなと教えられている。だが、欲望を持って他人の妻を見る者は皆、心の中でその女を犯しているのである。」松田聖子さんの男性ファンは全滅です。松田聖子さんと神田沙也加さんの両方に萌えるのは、犯罪でしょうか。

●関ケ原:

 最近は司馬遼太郎史観への批判もあり、関ケ原合戦に関する通説が江戸時代の作り話だという新説も現れましたが、私は小説「関ケ原」の登場人物が好きです。新社会党奈良県本部のIさんが、二言目には「資本主義を倒さにゃあかん」とおっしゃるたびに、島左近が石田三成に言った台詞を思い出します。
 「殿は正しい。が、時として正しすぎる。」
 徳川家康に逆らうのが無謀と解かりつつ、石田三成に地獄まで付いていくと腹をくくった、島左近を見習うしかないのでしょうか。

●私の天命:

 2014年のクリスマスに、受洗20年を記念して、ジョン・ポーキングホーン 著、小野寺一清 訳、「科学者は神を信じられるか クォーク、カオスとキリスト教のはざまで」、講談社ブルーバックス、2001年という本を教会に贈りました。著者はイギリス国教会司祭兼物理学者です。すると、東梅田教会の小豆(しょうず)牧師から、「科学と信仰の両方を持つ方が、人間のために科学を使ってください」と、天命を示していただきました。これが、地球環境市民会議と原子力市民委員会を応援する理由のひとつです。理工系の教育を受け、何らかの信仰を持つ者にとって、「科学者は神を信じられるか」は、自分の生き方にかかわる問題です。

●落ち:

 私はただの男よ。ニュータイプ、いや、ドクターになり損ないの。
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