プログラマー兼テクニカルライターである石川直太 (いしかわ なおた) のブログです。哲学からゲームまで。
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釈尊誕生日
今日は釈尊誕生日なので、たまには仏典から。
戦場において、数千の敵に勝つよりも、自己に勝つものこそ、最上の戦士なり。
(法句経103) 「和英対照仏教聖典」、仏教伝道協会、1975年
ここを読んだときに、なるほどと思うと同時に、自分に勝って、自分を撃破したら、死んでしまうのではないかと、疑問を持ちました。慶應義塾を創設した福沢諭吉先生が、「自らを持って由と為す」という語源から「自由」という日本語を作ったことがヒントになりました。また、中国古代の兵法に、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」ということわざがあります。自分を知り、自分を律し、自分を納得し、自らを持って由と為れば、「自分に勝つ」ということでしょう。
わが愚かさを悲しむ人あり。その人すでに愚者にあらず。自らを知らずして、賢しと称するは愚中の愚なり。
(法句経63)
ソクラテスが唱えた「無知の知」と同じです。私は、教育実習で教壇に立ったときに、自分は勉強が足りなかったと、無知の知を感じました。
恨みは恨みによって果たされず。忍を行じてのみ、よく恨みを解くことを得る。これ普遍の真理なり。
(法句経5)
忍か。
戦場において、数千の敵に勝つよりも、自己に勝つものこそ、最上の戦士なり。
(法句経103) 「和英対照仏教聖典」、仏教伝道協会、1975年
ここを読んだときに、なるほどと思うと同時に、自分に勝って、自分を撃破したら、死んでしまうのではないかと、疑問を持ちました。慶應義塾を創設した福沢諭吉先生が、「自らを持って由と為す」という語源から「自由」という日本語を作ったことがヒントになりました。また、中国古代の兵法に、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」ということわざがあります。自分を知り、自分を律し、自分を納得し、自らを持って由と為れば、「自分に勝つ」ということでしょう。
わが愚かさを悲しむ人あり。その人すでに愚者にあらず。自らを知らずして、賢しと称するは愚中の愚なり。
(法句経63)
ソクラテスが唱えた「無知の知」と同じです。私は、教育実習で教壇に立ったときに、自分は勉強が足りなかったと、無知の知を感じました。
恨みは恨みによって果たされず。忍を行じてのみ、よく恨みを解くことを得る。これ普遍の真理なり。
(法句経5)
忍か。
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