滋賀年金者ジャーナル

全日本年金者組合滋賀県本部の公式ブログです。

「滋賀いしずえの碑建立募金」 に ご協力 の お願い

2013年01月05日 | 滋賀県本部
年金者組合滋賀県本部 は 執行委員会で 「滋賀いしずえの碑建立募金」 に 協力することを決定し、

組合員の皆様 に 募金を訴えてきました。

昨年末で目標の約半分に達したことから、 今月末まで期間を切って 募金を受け付けることにしました。

あらためて 「滋賀いしずえの碑建立実行委員会」 の 訴えを掲載し、 ご協力をお願いするものです。


無名戦士の墓の由来 と 合葬運動

 毎年 3月18日、東京・青山墓地にある 「解放運動無名戦士墓」 に、全国から推薦された民主運動の途上でたおれた多くの方々が 合葬顕彰されています。

この墓は、 大正末期29歳の若さで亡くなった作家、細井和喜蔵の名著 「女工哀史」 の 印税でつくられたものです。

 昭和10年3月、 細井の友人の作家、弁護士を中心とした 「細井和喜蔵遺志会」 に よって、民主運動に一命を捧げた人々の共同の墓として、

官憲の監視の目をくぐって 「無名戦士墓」 と だけ刻して建立し、 戦後 「解放運動」 の 文字が加えられたものです。
 
 


民主運動共同 の 事業

 これを 戦後、 日本国民放援会が譲り受けて、 毎年 3月18日 「パリ・コミューン」 の 記念日で、日本の彼岸の入りに当たるこの日に、

民主運動の途上でたおれた方々を、有名、無名を問わず 合葬・追悼してきました。

 現在では、 日本国民救援会を事務局に、全労連、新婦人、民医連、全商連、生健会、日本共産党、民青など 幅広い民主勢力が実行委員会をつくり

公正・誠実に運営され、 年々盛大になっています。
 
 


全国各地での顕彰碑建立運動の広がり

 戦前・戦後を通じてのこの運動の中で、 全国各地で それぞれの地域のゆかりの方々を 合葬・追悼するため、地域の顕彰碑を建立し、

日常より 身近に先達者を偲び、 偉業を受け継ぐ決意を高めようとの運動が 広がり 現在23府県26箇所 で 建立されるに至っています。
 
 


 滋賀の碑の構想 
 
 本県でも 滋賀いしずえ会 (合葬者ご遺族の会) が 1998年に結成されて以来、 県下にも 「碑」 建立の希望がよせられてきましたが、久しく実現に至りませんでした。

 地元滋賀に 「碑」 が 建立されることは、弾圧・迫害や生活の困難に屈サず、人民解放のために闘ってこられた郷土の先人の業績を顕彰し、

その遺志を受け継ぐ大きな拠り所となるものです。

 この事業は、あわせて 現在・未来にわたって 県下の民主運動に参加される活動家を大切にする気風を培う貴重な役割を果たすものと確信いたします。

 この度 宗教法人 崇徳寺の敷地内に、住職 高瀬俊英様のご好意により建立のめどが 立ちました。

これを機に 長年の願いであった 「碑」 の建立を 具体的にすすめる運びとなりました。

そこで 後記の団体と個人有志で相談のうえ、建立実行委員会をつくり、取り組むことと 致しました。

 合葬対象者は 本県出身 または 縁ゆかりの方で、 民主運動にかかわってきた方々です。

「碑」 には 氏名・逝去年月日・享年・主な活動歴などを銅版製のプレートに刻し、永久保存されます。 納骨は致しません。

 建立後の運営については、 運営実行委員会に委ねます。
 
 


お願い

 趣旨に 深いご理解を頂き 「碑」 建立成功のためにお力添えを賜りますよう、心から訴える次第です。

 特に 「碑」 建立には、多額の資金が必要になります。

各位には、何かと出費の多いこととは存じますが、 どうか建立費の募金にご協力をお願い申し上げます。
 


建立予定地

  彦根市肥田町527 「崇徳寺」境内

 交通 JR稲枝駅から東へ2キ口

   国道8号線 「沢」(豊郷町)の信号 を びわ湖へ折れ 2分

          住職 高瀬 俊英氏

     (日本宗教者平和協議会理事、元公立学校教員)

   2012年9月

        滋賀いしずえの碑 建立実行委員会

             代表  杉 原 秀 典
 
 








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