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音の世界

「ノリのいい音楽」をテーマに、CDやライブの感想を綴ります。

裏ジャケ買い【ブラジル編】

2006-11-04 04:45:04 | ブラジル


中古CD屋を徘徊していたところ発見した
ブラジリアンファンクのコンピレーション、"FUNK BLACK RIO"。
CDをひっくり返してみたところ、裏面に添えてある
曲目ごとのひと口解説が素晴らしい!

いわく、「脳天を切り裂く熱いシャウト」、
「ブラック・ムーヴィーのサントラを思わせる
 スリリングでドラマティックな展開」
「男の切ない背中を貫く太く重いベース・ライン」
「むさくるしい男共のゴキゲン・ライト・サンバ・ファンク」
「でかいアフロは伊達じゃない」「いぶし銀サンバ・ソウル」・・

濃いファンク好きなら間違いなく卒倒しそうな魅惑的な文章。
よくもまあ、これだけネーミングのバリエーションを思いつくものです。
キャッチコピーってこうやって書くのだなあ、
と別の意味でいたく感動し、”裏ジャケ買い”。

さて、音はというと・・本当に解説どおり!
いわゆる70年代ファンクにサンバのチキチキリズムが絡み合い、
形容しがたいグルーヴが生み出されています。
この年代のファンク好きにはたまらないアルバムではないでしょうか。

ブラジリアン・ミュージック・ディスク・ガイド
「ムジカ・ロコムンド」の小山さんによる
ブラジリアン・ファンクの歴史の解説が分かりやすい上に、
裏ジャケよりさらに詳しく真面目な楽曲ごとの解説も入っていて
その親切なアルバム構成にも感激。

ブラジルではファンク音楽が1960年代の
アメリカのブラック・パワー運動と並行して輸入され、
それが「ブラック・リオ・ムーブメント」に繋がり
ブラジル独自のファンクに発展していったそうです。
どおりで、といってはおこがましいですが、
ブラジルのファンク音楽には、当時から現在に至るまで
模倣などではない「本物さ」をビシバシ感じます。

解説をみてウナり、音を聴いて「なるほど~」
と納得の素晴らしい1枚です。

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アースガーデン@代々木公園

2006-10-29 23:48:24 | ブラジル


友人から代々木公園で面白いイベントをやっているときき、出掛けることにした。
エコロジーをテーマにした「アースガーデン」だという。

「エコ」ときくと、無農薬やオーガニックという言葉を思い浮かべるが、
会場に足を踏み入れた瞬間感じたのは「東南アジア」だった。
延々と続く屋台、そして屋台・・いったい何店舗あるのか見当もつかない。
無農薬野菜や無添加石鹸はもとより麻系のネックレスやガラス玉、
アジア・中南米雑貨を売る店に混じり、ヘルシー&エスニック料理の屋台や
ライブを行う小さなステージがいくつも出現する。
友人の推薦通り、バンコクのバザールに迷い込んだような楽しさだ。

その中の一つのステージで、3名の女性が2名の男性を従えて
振り付きの見事なスキャットを披露していた。
ブラジル音楽なのにガムランのメロディを取り入れるなど
どこか東南アジア風で、不思議な魅力がある。
クラブビートっぽい曲を聴いたときには
シンガポールの歌手、ディック・リーを思い出した。
場所柄か立って踊っている人はいなかったが、
ブラジル系の場所で演奏されれば盛り上がるだろうに、と思った。
でも何故自分はこんなにこのグループが気になるのだろう?
後で調べてみた。

このグループの名前はPecombo(ぺコンボ)。(→試聴できます)
日本で唯一のボサノバ系コーラスユニットだそうだ。
Pecomboがブラジルの女性ボーカルグループ、
クアルテート・エン・シーに触発されて結成されたと知り、
自分が何故ここまで気になったのか合点がいった。
私はクアルテート・エン・シーの音が好きだ。だからなのか!

思わぬ場所でまた素敵なアーティストに出会えました。
一期一会、だなあ・・

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セルメン@スタジオコースト

2006-10-01 01:42:21 | ブラジル

ブログ100回目は、セルメンがテーマです。

【昨日の続き!?】
さて、やはりライブハウスでも観たい!

見たいぞーーーーーーー!!


という気持ちが抑えられなくなり、
向かいましたは新木場、スタジオコースト。
おおっでっかいハコだ。
客層は踊る気まんまんなライブな方々である。
わくわくしながら開演を待ったものの、
謎のDJタイムが延々40分も続き、
さらに肝心のセルメンは一向に登場せず、
結局スタートしたのは予定を1時間も過ぎてからだった。

昨日は国際フォーラムの最後尾で殆ど何も見えなかったが、
今日はほとんどステージかぶりつきだ。
コーラスの3人の素晴らしい振リ付けや、
ラップの丸々と太ったお兄さんのユーモラスな表情、
そして彼を含めたパーカッション3名が目まぐるしく
楽器を持ち替えるさまもバッチリ見られる。
ステージの奥にいわゆる「タンボリンの木」
(小太鼓をいくつも支柱にくくりつけ、
 同時に沢山鳴らせるようにしたもの)
があり、じゃんじゃか鳴らされていることにも気がついた。
セルメンの弾くキーボードの音色にも集中できる。
メンバー全員に見せどころ、聴かせどころが沢山あって
本当に盛りだくさんの内容だ。

昨日と今日で曲目を変えるのかと思いきや
全く同じステージ進行で、それがまた嬉しい。

かぶりつきで見られてよかった反面、
音響は意外にも(といっていいのかどうか?)
ホールのほうが数段よかったように思う。
昨日感じた、浮き上がるような完璧なコーラスが
目立たなくなってしまっていたのがちょっと残念だったが、
お客さんのライブでの楽しみ方の違いなども含めて
両日共に実によい味わいがあり、面白かった。

ニコニコしながらラップのリズムで演奏するセルメン様。
次回の来日ではメンバーが代わったりして
再びライブの雰囲気が変わることもあるだろうが、
その変化も含めてまた見たいアーティストだ。
今後ともタイムレスなご活躍を!
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セルメン@東京国際フォーラム

2006-09-30 02:54:27 | ブラジル
新作"Timeless"が大ヒットしているセルジオ・メンデス。
(→過去記事
今日の会場である東京国際フォーラムのチケットを買った矢先、
大型ライブハウスでの追加公演が決まったと知り、
しまった!追加公演のほうに行きたい」と思った。
なぜならこの国際フォーラムのホール、
とても綺麗で見やすい代わりに、お上品すぎて立ちにくいのだ。
個人的にはクラシック向きのホールなのではないかと思う。
過去に何度か行ったコンサートでも、
この「立ちにくい空気」が会場全体の空気を
支配しているように思え、どうにもノリきれなかった。
ライブがノリノリだという噂のセルメンだ。
立って踊りながら見たいのだが・・

そして予感は的中した。
皆、立たない。

こんなにノリノリなのに。こんなに楽しいのに。
コーラスのお姉さんがサンバを踊っているのに
座って見るのはツラすぎる(笑)。
セルメンの今までのライブを知らないので
何ともいえないのだが、今回のライブは
とてもよく練られたエンターテイメントだと感動したし
だからこそ、ノリのよい曲には立って応えたかった。

イマドキの新作"Timeless"が大ヒット中なだけに
ヒップホップな感じ(←どんな感じだ)の
若い方々も多いのかと思ったが、
思いのほか観客の年齢層はかなり高めだ。

セルメン以下、ラッパー、2名のパーカッション、
キーボードなど総勢11名の大所帯。
ヒップホップ&ラップアレンジの新曲と、
オーソドックスなサンバ・ボサノバの名曲が
ひとつのライブの中で”不整合”を起こしたりしないか
気になっていたが、新作と旧作がバランスよく配置されて
見事に融合していた。セルメンはやはり偉大だ。

昔の名曲はレコードで聴くよりさらに生き生きとしている。
大人数で奏でられる、音に厚みのある"オシャレサンバ"は
まさに自分好みのブラジルの音ド真ん中だ。
3人のボーカルのお姉さん(そのうち一人はセルメンの奥様)
のコーラスワークも抜群で、ステージを上から見おろしていると
なんだか素晴らしい歌謡ショーを鑑賞している気分になる。

ヒップホップの要素の強い"Timeless"の収録曲は
ライブ向きではないのではないかと思っていたが、
ドラムがファンキーで力強く、意外なほど生音がグッとくる。
ラップのお兄さんはキレのいいヒューマンビートボックスを披露しつつ、
サンバの曲では地味に(でも上手なので目立つ)
ショカーリョを振ったりタンボリンを叩いたりしていて、さすがはブラジルだ。

途中、「ブラジル楽器タイム」もあり、サービス満点。
カポエイラにビリンバウに超絶パンデイロ、アゴゴにゴン太くん・・
そしてヘピニキ(中太鼓)のかっこいいキメの音も聞けて大満足である。

・・あれっ、セルメンのことを書いてない!
セルメン様はシンセ(?)を弾いたり
上手な日本語を披露したり、ときどき歌ったりしておられました。
端に座っていても、存在感は抜群です。

ボサノバ、サンバ、ポップナンバー、ソウルそしてラップ。
セルメンは"Timeless"のライナーノーツで
「若者にブラジル音楽の魅力を伝えたい」という
趣旨のことを語っていたが、そんなセルメンの思いがよく伝わり
「音楽っていいなあ」と心から思える、素晴らしいライブだった。
次の来日でも是非また見たいと思う。

アンコールは総立ちで楽しかったが、
勝手を承知の上でいうと
もう少し小さなハコで立って観られれば
より一層楽しめたのではないだろうか。

というわけで追加公演、ものすごく行きたい・・

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続・ブラジルデー IN 東京 

2006-09-03 22:10:21 | ブラジル


【前回より続く】
さて、暑さを避けて木陰でへばること2時間あまり、
サンバチーム・アレグリアのパレードショウが始まった。
打楽器隊の数は決して多くはないが、
整然とした粒揃いの音を聴かせてくれる。
スローダウン、テンポアップを繰り返しつつ
数曲を披露した後、会場内を練り歩く。
流石、観客を飽きさせない構成だ!

パレードと共に観客のテンションがグッと上がったのが感じられる。
トリを務めるMinaswingが準備している間にも
ステージの前で踊るご機嫌な方達が多数。
う~ん、楽しそう!

そしてお待ちかね、ミナスウィング(Minaswing)の登場だ。
(→ミナスウィングの過去記事はコチラ!)
ボーカル、サックス、ドラム(及びキーボード)の方以外は
レギュラーの方と違うようだ。
(本日用の特別メンバーなのかな?)
ステージ前の上がりきったテンションを受けて、
次々にアップテンポの曲を演奏して下さった。

Minaswingというバンドには本当に不思議な魅力がある。
ブラジルを基本としながらも、決してそこに留まらない。
お約束のパーティ・チューン(!?)・Tristezaがあるかと思えば
Sacksさんが吹くジャジーなサックスもあり、
突然「島唄」が挿入されたかと思えばボブ・マーリーもあり・・
一見ちぐはぐなようでいて、見事にMinaswingのサウンドになっている。
メンバーの力量によるところが大きいのだろうなあ、と改めて思う。

ライブの最後には、サンバチーム・アレグリアの方々も合流し、
大迫力の共演と相成った。こんな大人数での共演は
滅多に見られるものではないだろう。
日はすっかり暮れ、ステージ上に派手なライティングこそないものの
とても華やかなひとときだった。

このイベントが今後どういう形に進化するのか、今から楽しみだ。


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ブラジルデー IN 東京

2006-09-03 02:10:35 | ブラジル


カラッとした気持ちのよい秋晴れの一日に、
ブラジル音楽を聴きに出かけた。

第一回ブラジルデー@明治公園。
在日ブラジル商工会議所が主催する、
初めてのブラジルフェスティバルだ。
代々木公園で毎年行われているタイフェスティバルのような
”オープン祭典”を目指しており、
来年は規模も拡大して代々木公園で開催するという。

さて、最大のお楽しみはブラジル音楽のライブだ。
一日中ステージの前にいようかと思ったが、
なにせそこはカンカン照り、とにかく暑い!
日射病になりそうなので、あえなく退散し
ターゲットを絞ることにする。

まずは一度ライブを観たいと思っていたサンバヘギの
グループ、"バハヴェント(BARRA VENTO)"。
メンバー数名かと思いきや、ステージ上の男女3名プラス
ステージ前に30名余りもの打楽器軍団が所せましと並んでいる。
そして、繰り出されるのはものすごい迫力のアフリカ系のリズム!

タイコの音はこんな感じだ。
どんどんどん、どごどごどん。。どんどん、どごどごどん・・
打楽器隊もお客さんも、右へ、左へと大きくリズムを刻む。

どんどんどん、どごどごどん。。どんどん、どごどごどん・・
右へ、左へ、ステージ前が大きく揺れる。

サンバへギ(samba reggae)とはサンバにレゲエの要素が加わったもの
だというが、自分の耳にはどうしてもレゲエに聞こえず、
アフロ一色に聞こえてしまう。不思議な点だ。

驚いたことに、彼らは弦楽器を一切使わない。
打楽器隊のドゴドゴグルーヴの上に乗せて、
ちょっとジャミロクワイ似の男性ボーカル(声もそこはかとなく。
すごくイイ声です)と女性ボーカル2名がアカペラで謡う。
さらに驚いたことに、途中でヒップホップ調の曲が飛び出した。
大勢のバテリアの奏でる大迫力のバックトラックにのせて歌われる
メロディ抜きのシンプルなラップときたら、そりゃもうカッコよく
なぜだか私の頭に「アフリカ・バンバータ」という言葉が去来した。
こんなすごいヒップホップのスタイル、あまりないんじゃないでしょうか!?
(私が知らないだけなのかもしれませんが・・)
カンカン照りの中、熱いライブを体験させて頂きました。

【続く】
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楽しきリズム

2006-08-27 02:28:00 | ブラジル
浅草サンバカーニバルに、
バテリア(打楽器隊)の一員として参加してきました。
自分はバツカーダ(打楽器のみのサンバ演奏)が
三度の飯と同じくらい好きなのだ、
と改めて気づかされた一日でした。

自分が叩いては楽しく、皆の音を聴いては感動。
バツカーダはまさに音の楽しみです。
素晴らしきブラジルのリズムに感謝!

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三茶サンバ

2006-08-21 00:13:00 | ブラジル


三軒茶屋駅前の商店街でサンバコンテストを見た。
毎年行われているそうだが、見るのは初めてだ。

浅草で行われるサンバカーニバルは参加チーム数、
規模とも群を抜いて大きいが、今回のコンテストは
6チームのみで行われる。大きなパレードより
じっくり見られるだろうと期待はしていたが、
想像以上によいパレードだった。

何にもまして、音がいい!
6チームという参加数のわりにはパレードの時間が長く、
3時間もの時間が確保されている。
浅草サンバのように、次から次へとチームが登場する
ものだとばかり思っていたので、3時間も間がもつのか?
と不思議だったが、謎はすぐ解けた。

開始から到達点まで、ほぼ1チームのみで順番に練り歩くのだ。
1チーム約30分として、6チームで3時間弱。なるほど!
同時に複数のチームで音を出さないので、音がまざることがない。
チーム単独の音を最初からじっくり追いかけることができる。
打楽器隊を追いかけて自分も練り歩くこと6往復、
タイコ好きには至福のひと時だ。

特に印象に残ったチームが2つある。
どちらも大太鼓の爆音を天も裂けよとばかりに轟かせ、
全体からあふれ出るパワーがすさまじい。
演奏している人達の素晴らしい笑顔とあいまって、
大きなウネリのある圧倒的なグルーヴが生み出されている。
こういう演奏を棒立ちで聴くのは難しく、自然にノリノリになってしまう。

なんとソウルフルな、そしてなんて楽しそうな演奏なんだ!
演奏力もさることながら、最も印象的だったのは皆の笑顔だ。
「笑顔」もパレードの大事な要素のひとつなんだなあ、
と改めて実感したひとときだった。

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ブラジルデー in 東京

2006-08-12 02:25:31 | ブラジル
来る9月2日(土)、在日ブラジル商工会議所が主催する
第一回ブラジルフェスティバルが明治公園で開催されるそうです。
(→http://blog.livedoor.jp/artenia/)

ブラジル文化紹介のBrasilogにて、イベントの詳細が見られます!

いやはや、これは楽しみです。
きっと美味しい肉や豆料理が食べられるに違いない!
そして、期待が高まるのはブラジル音楽のライブ。
早くスケジュール詳細が判明しないかな~


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prego carnival

2006-08-06 02:36:54 | ブラジル


某雑貨屋のオシャレCDコーナーで発見し、ジャケ買い決定。
群青色の空とピンクの衣装の上に、白抜き文字のコントラストが眩しい。
なんでも、ランブリング・レコーズ(って何?)の音源から
よりすぐりを集めたコンピレーションとのこと。

爽やかハウス系ブラジリアンを中心に、
BGMによい感じの夏向きサウンドが詰まっています。
個人的には、さっぱりソウルのRaw Artistic Soulと、
超ファンキーなElza Soaresが気に入りました。
(特にElza Soaresがめちゃめちゃカッコイイんですが、
 彼女、御年70歳近いってホントですか!?)

8曲入って1,000円とはお買い得。
現在はこの雑貨屋での先行発売で、
8/9に正式リリースされるようです。

ともあれ、素敵なジャケットであることよ・・

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BANDA BLACK RIO!

2006-08-02 00:18:35 | ブラジル
Movimento
Banda Black Rio


うがぁああっっ!!!
という声まできこえてきそうなこのジャケット、
ナイスだと思いませんか?
写真をみるなりひと目惚れ。
ヘビーでファンキーな音色が聴こえてくるようです。

2年にわたり探し続けたバンダ・ブラック・リオの2002年のアルバム、
"MOVIMENTO"をようやく入手しました。
(真ん中の人が、見れば見るほど井上Y水さんにそっくり・・)

ブラジルのEW&Fことバンダ・ブラック・リオ。
1970年代後半に活躍したブラジルのファンクグループだ。
今世紀に入ってから、亡くなったリーダーの息子さんを中心に復活を果たし
現在も精力的にライブを続けているようだ。
(公式サイトはコチラから!英語版もあります)

70年代当時のアルバムも好きだが、
復活してからのアルバムである"Rebirth"も大好きだ。
このアルバムは"Rebirth"となぜか曲がかなりかぶるが、
("Movimento"が本家本元で、"Rebirth"がリミックス盤のようだ)
どちらも愛聴盤である。

確かに曲調やホーンセクションなど、今も昔もアースの影響が色濃いが、
バンダ・ブラック・リオならではの独創性も強く感じる。
ポルトガル語特有の、くぐもった語感で歌われるボーカルの妙、
そしてマイナーコードを多用したファンタジックなメロディ。
ファンクをベースに、ジャズやブラジルのリズムまでもが溶け込んでいる。

歌詞の意味は全く判らないが、彼らの音楽は
聴いているとどこか別の世界へ連れていかれてしまう、
不思議な魅力に満ちている。

リオで頻繁にライブを行っているようだが、
今、ものすごくこの人達のライブが観たい!
行かれるものならリオまで押しかけたいくらいだ。
ショーケースでも何でもいいから、日本に来てくれないかしら?

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ラティーナの誘惑

2006-07-18 23:17:31 | ブラジル
このところCD係数がやけに上がっている。
仕方ない、気になるCDが多すぎるのだ。

1枚買うたび、も~買うまい、絶対買うまいと
固く心に誓うのだけれど、敵もさるもの、
3枚で○○%オフなどと甘言を弄し、
力づくでこちらのガマ口をこじあけにくる。

その手にのるものか!

だいたい、3枚セールのときは、
本当は2枚しか欲しくないのだ。
なのに、勿体ないからあと1枚などと
むりやり3枚目を探すことになる。

悔い改めよ、自分!

と、大いに反省していたところ
月間ラティーナから分厚い封筒が届いた。
中を開けてみると「夏期セールのお知らせ」だ。

なんということだ!

ブラジル物のCDタイトルが
裏オモテ4枚にわたり、みっしりと書き込まれている。
アイウエオ順でとても見やすい上に、
何年も探していたCDを見つけてしまった。

郵便でくるとは、不覚であった。
先ほどの誓いはどこへやら、
必死で「ほりだしモン」を探している。

・・このセールが終わってから反省しよう!

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PAZ E FUTEBOL

2006-07-16 02:35:11 | ブラジル
Paz E Futebol
Various Artists
Sonar Kollectiv



夏になると、CD屋のワールドコーナーが元気になる(ような気がする)。
アジア物、ブラジル物・・聴きたいものが沢山あって困る。
あれも気になるこれも買いたいとウロウロしていると、
試聴機にあるこのCDから離れられなくなった。
(→試聴はコチラから!)

*
**
 一聴して、昔風のエレキファンク満開な2曲目に夢中!
 しかし、安易にCDを買っていては破産してしまう。
 購入についてはジックリ検討することにした。

数日後に、もう一度店を訪れたところ
またもや試聴機から離れられなくなった。
(*くりかえし)

一週間後に、もう一度店を訪れたところ
またもや試聴機から離れられなくなった。
(**くりかえし)

無限ループにハマったので、3回目に意を決して購入した。

ドイツのJAZZANOVAが選曲した、ブラジリアン・コンピの傑作!
アルトゥール・ベロカイ(Arthur Verocai)による2曲目、
"presente grego"をはじめ、新旧の名曲が目白押し。
切なくなるようなAOR調のサンバソウルや、
時代がかった懐かしい響きの楽団サンバ、はたまた
テンポのよい小粋なジャズサンバがてんこ盛り。

また、シリウスBの"samba selvagem"は
曲の前半がバツカーダ(打楽器のみのサンバ演奏)で、
バツカーダ好きにはたまらない一曲。
ひとつひとつの楽器の音の粒立がよく、
後半のメロディアスなコーラスも抜群だ。

アルバム全体を通して聴くと、どこか別の時代の
別の場所へいざなわれるような気分になります。
聴くだけで旅ができる、名盤です。

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セルメン様来日VOL.2

2006-07-12 23:47:18 | ブラジル
セルメン、東京国際フォーラムに続き、
追加公演が決定したそうです。
しかも、クラブギグ・・
ナ、ナニ~!?
立ち見のほうが面白いに決まっているではないですか!
そういうことは最初に言ってもらわないと。
ブツブツ、ブツブツ・・

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幻のサウダーヂ

2006-06-26 00:56:54 | ブラジル
音楽サイト、MUSIC SHELFに、
ブラジル音楽プロデューサー、
中原仁さんのインタビューが掲載されている。
先日リリースされた、「ダンス・セレソン!」や
ロナウジーニョが選曲したコンピCD、
「ゴー・ゴー・ロナウジーニョ」の解説に始まり、
ブラジルにおけるサッカーと音楽の関係について等、
短いインタビューではあるものの、読み応えがある。
特に興味を惹かれたのはこの一節だ。

「ブラジル人労働者の多い日本の地方では、
 山のキャンプサイトを借り切って、彼らのための
 野外コンサートが朝まで行われることがある。
 そこでブラジルへのサウダーヂを共有するのだ。」

・・↑これ、ものすごく面白そうなんですが。
お客の9割がブラジル人だというけど、
ライブの日程を知ることはできないのだろうか。
そもそも、誰のライブなんでしょうか?
(スゴイ大物だったりして)

私もサウダーヂを共有したいのですが、
だめですか?

日本の山奥に突如出現する、ナマのブラジル。
気になります・・

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