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音の世界

「ノリのいい音楽」をテーマに、CDやライブの感想を綴ります。

富山ちんどん紀行2008:PARADE!

2008-04-18 23:09:50 | チンドン


決勝の後は表彰式が行われ、
その後1時間ほどでちんどんコンクールの
フィナーレであるチンドン大パレードが始まる。
今日も天気がよく、最高のパレード日和だ。

平和通りを左に向かいずんずん歩くと
歩き始めたばかりのブラスバンド隊とすれ違う。
さらに歩くと素人ちんどんの方々が集結している。
ここがパレードの源泉だ!
始点でチームを紹介するMCがイイ味を出しており
なかなかの話術で笑わせてくれる。

それにしても、素人ちんどんの衣装はスゴイ。
素人の部はひと組3人の制限がないため
いきおい仮装行列もド派手なものになる。

特に私の目を惹きつけてやまないのが
恐らくベリーダンス系の素人チームの方々。
大好きなゴレンジャーの怪人
(注:「大好き」は「怪人」にかかります)と
見まごうばかりの、素敵な仮面の皆さまに釘付けだ。

残念ながら今年は素人ちんどんコンクールを
ほとんど見ずに終わってしまったが、
彼らを見なかったのが実に悔やまれる。
いったいどんなパフォーマンスだったのだろう?
次回こそは要チェックである。

しばし仮面の皆さまを夢中で追いかけたが、
残念ながら一チームだけにかまけてはいられない。
後ろ髪をひかれる思いで始点に戻り、次々に
登場するプロのチンドンマンの後をついてゆく。
熱心に後をつけつつ途中でカフェイン切れを起こし
(ちょうど午後3時くらいだったから)、
コーヒーの屋台にかけこむのもまた楽し。
晴天のパレードルートは縁日のようなにぎわいだ。

パレード終盤で、東京からきたチンドンチームが
大人数でひと塊となり、楽しげに練り歩きながら
合同セッションを繰り広げるのに遭遇した。
「ビューティフル・サンデー」をはじめ(他の曲目は失念)、
アップテンポで力強いサウンドが素晴らしい!
・・いついつまでも彼らにひっついて歩く幸せよ。

舞台で芸をみるコンクールもいいが、
やはりチンドン屋さんは歩いている時が最高だ。
そんなことを改めて感じたパレードだった。

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富山ちんどん紀行2008:決勝

2008-04-14 19:40:32 | チンドン


日付かわって日曜日。
ついに始まりました全日本ちんどんコンクール決勝。
余裕をもって早めに会場に到着するも、椅子の空きは少ない。
・・そうか、プレイベントの民謡花見踊りがあったのだ!
ならばと視点を変えて花道脇の芝生に陣取り、心静かに開演を待つ。

決勝に選ばれたのは8組。紅組先攻・白組後攻で
審査員9名が掲げる紅白旗の多いほうが勝ち進む。

(以下、敬称略)
*-------------------------------------------------*
【一回戦:お題は「ファボーレ(温泉施設)」】
東京チンドン倶楽部 VS ちんどん通信社政丸

東京チンドン倶楽部はダンスのお姉さんも華やかに、
「ふぁぼ~~れ~~」のフレーズが耳に残る。
対する政丸はドデカイ龍神のハリボテという大じかけで圧勝!

*-------------------------------------------------*
【一回戦:お題は「ますのすし源」】
アダチ宣伝社カズミ VS かわち家

アダチ宣伝社はフライパンで音階をつくり、
「あんたがたどこさ」の替え歌を完璧に演奏。
対するかわち家は元気いっぱい、直球勝負で圧勝。

*-------------------------------------------------*
【一回戦:お題は「北日本新聞」】
ちんどん通信社卯之丸 VS 菊乃家遊組

卯之丸はナリマサ&サユリ姫の愛の行方を。
対する遊組は「あんたらっちゃ、おらっちゃらっちゃ♪」の
富山弁のノリのいいフレーズで観客をつかみ勝利!

*-------------------------------------------------*
【一回戦:お題は「富山大和(デパート)」】
作芸人磨心 VS ちんどん通信社囃子座

作芸人摩心は地元ならではの口上でアピール。
なにげに戦艦ヤマトのテーマを織り交ぜたのが可笑しい。
対する囃子座は大和(ダイワ)の今昔をうまく対比し圧勝。

*-------------------------------------------------*
【準決勝:お題は「ますの寿し」】
ちんどん通信社政丸 VS かわち家

政丸はますのすしの多様性をアピール。
対するかわち家は、先攻・政丸の口上を使い勝利!
かわち家は予選より一貫して「ますのすし」一本勝負。
何度演じても口上のネタが尽きないのが素晴らしいし、
余裕しゃくしゃくのアドリブ演技にも脱帽。
でも、政丸さんの次なる仕掛けは何だったのでしょう。
すごく気になる・・次回のコンクールでぜひ見せて下さい。

*-------------------------------------------------*
【準決勝:お題は「越中おわら」】
菊乃家遊組 VS ちんどん通信社囃子座

菊乃家遊組はノリのいい演奏を。おわらなだけに
「おわ~り~~」で退場したのが笑える。
対する囃子座は「瞼の母」ネタでさすがの貫録を見せ圧勝。

*-------------------------------------------------*
【決勝:お題は「富山のくすり」】
かわち家 VS ちんどん通信社囃子座

かわち家は「チンドン太鼓をぶっ叩きたい!」の宣言どおり
チャキチャキのノリのいい演奏でくすりを目いっぱいアピール。
対する囃子座は「瞼の母」の続きを。
圧巻の演奏とショートコントで会場をうならせる。

*-------------------------------------------------*

林社長ひきいる囃子座が優勝したのは久しぶりだそうだが、
今年はお嬢さんを連れてきたので一層力が入ったらしい。
自分自身は旅芝居系はちょっと苦手だが、
今回の囃子座の演目はとても楽しめた。

ストーリーのバックに流れる、ムードあふれる
静かなバンジョーの音色に耳をそばだててながら、
起承転結ある物語の世界に引き込まれてゆく。
何かもう別格の完成度で、たったの3分間とはとても思えない。
ちんどんの演目というより一つの芸術作品を観るようだ。

大ベテランの味わいに唸った決勝戦でありました。

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富山ちんどん紀行2008:続・インタルード

2008-04-09 00:26:26 | チンドン
さて、1時間以上にわたり楽しませて頂いた
ちんどん特別ステージが6時半過ぎに終わり、
これからやらねばならぬことがある。

ちんどんファンの総本山・ちんどんミュージアムに
まだ詣でていないのだ!

ということで向かった先は駅前のCICビル。
いつもなら真っ先に詣でるはずだが
今回は時間がなく、大幅に遅れてしまった。

CICビル5階のちんどんコーナーにたどり着くと
周囲に人がいないのを確認し(恥ずかしいから)、
イソイソと体験用のちんどん太鼓を叩きホッとひと息。
ここで、重大な事実に気づき愕然とした。

CICに着いた時からイヤな予感がしたのだが、
なんと今年はちんどん紀行最大のお楽しみである
「富山の酒フェア」をやっていないのだ!
ああ、なんたること・・(嘆息)
酒瓶を詰めるため荷物を極力軽くしたのに
土産はどこで買おう?

がらんとした多目的ホールを眺めるも
同種のイベントをやっている気配は微塵もない。
開催時期が変わったか場所が変わったのか、
いずれにせよ本当に残念だ。
(ひょっとして有楽町いきいき富山館の
 「とやまの酒フェア」に移ってしまったとか?)

いち観光客の勝手なお願いではあるが、
「富山の酒フェア」の復活を願ってやまない。
ちんどん+酒フェアをセットで楽しみにしている
遠方のちんどんファン(=自分)のためにも・・

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富山ちんどん紀行2008:間一髪

2008-04-09 00:07:11 | チンドン

【チンドン特別ステージ(東京編)】

さて、夕方からはアマチュアオーケストラによる演奏と
今回の目当てのひとつ、東京から来たチンドンマンによる
チンドン特別ステージがあるという。

2組続けて観ればよいだろう、と5時半めがけて再び
県庁前公園に向かうも何か様子がおかしい。
念のためパンフレットを見直すと・・
なななんと2組は同時開催で、特別ステージは
ここから遠く離れたグランドプラザで行われるではないか!

ししし、しまったーーーーー!!!

思わぬ事態に顔面蒼白、パンフ片手に泣きながら
駅前大通りを全力疾走すること10分、
グランドプラザに辿りついたときは息も絶え絶えだ。

幸いなことに丁度ライブは始まったところで、
大ベテラン・瀧の家一二三親方のMCによる
大人数のちんどんライブを堪能できた。

どれほどのチームが参加していたのか定かではないが
30名近くはいたであろう東京ちんどんの面々。
さらに九州のかわち家さんの親方も加わり、
半年前のちんどん博覧会を彷彿とさせる
ステージ形式の素晴らしい演奏を繰り広げる。

お囃子に獅子舞にビッグバンド、ムーディーな歌謡あり、
パーカッシブで妖艶なベリーダンスありで客席も大いに沸く。
チンドン太鼓もこれほどの大人数で合奏すると圧巻で、
曲のジャンルが民謡であれジャズであれアフリカ風であれ
原曲とは全く異なる無国籍音楽が出現する。

このアバンギャルドな演奏をなんと呼べばよいのだろう。
一期一会。通常ではなかなかお目にかかれない、
この場でしか聴けない音楽の集合体なのは確かだ。

その中で、特に感動したのがチンドン芸能社・桜組の
チンドン太鼓の和装の女性だ。どなたかは存じあげないが、
おそらく業界では有名なベテランの方なのだと思う。
にこやかにチキチキと力強くキレのよい鉦の音を響かせながら
チンドン太鼓を抱えたままダイナミックにクルクルと
高速回転し続ける彼女は、特別なオーラを放っている。

北沢宣伝社の女性との息もピッタリに、演奏しながら
ステージいっぱいにつかず離れず、回転したり止まったり・・
魅せる踊り手としてもお二人は本当にすばらしい!
すっかり夢中になった私は、翌日も桜組さんが
余興で流すのを見つけては後を追いかけた。

毎度のことだが、ちんどんイベントを見るたびに
さまざまなちんどん屋さんの魅力を発見し、
「ごひいき」がどんどん増えてゆく。
今回は月島宣伝社さんやチンドン芸能社さんに
目が釘付けだったが、自分にとっての見どころが
増えるのは嬉しい限りである。

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富山ちんどん紀行2008:インタルード

2008-04-07 20:29:40 | チンドン


【予選前半が終了し】

休憩時間に大慌てで昼食を買い求め
屋外イベントの際は昼間から飲んでもよい、という
マイルールにしたがい、初お目みえの越中風雅ビールと
オムライス片手にメモをとりつつ、芝生で後半戦に臨む。
皆さまが真剣勝負のところ誠に申し訳ないが、
炎天下で飲むビールはウマい。


【そして全ての演技が終了し】

丁々発止の予選対決を勝ち抜いたのは上位7チーム。
8チーム目は昨年にひき続きまたもや同点対決、
ちんどん通信社の卯之丸と札幌パラダイスちんどんだ。
富山の領主・佐々成政&小百合姫をテーマに据えた卯之丸と
富山のリゾート施設をアピールしきったパラダイスちんどん。
どちらが勝ってもおかしくない。

なんと1分30秒での決選でも引き分けで勝負がつかず、
泣く泣く抽選での決勝選出とあいなった。
決勝進出の卯之丸さん、おめでとうございます!

その後素人ちんどんコンクールの部に臨んだものの
旅の疲れか集中力に欠けてしまい(すみません)、
途中でいったん宿に戻って出直すことに。

さあ、次は東京ちんどん特別ステージだ!

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富山ちんどん紀行2008:予選

2008-04-07 20:22:51 | チンドン


オープニングセレモニーが終了すると、
各チームはそれぞれ桜満開の松川べりを流しながら
コンクール会場の県庁前公園へとパレードする。

【全日本ちんどんコンクール:予選】

先ほどクジびきで決められた順番どおりに
30組のチンドンマンがスポンサー企業の宣伝を行う。
全方位型のリングステージなので、演者は四方八方
あらゆる方向にアピールできなければならない。

各チームに与えられるのは3分間。
基礎点20プラス8名の審査員の持ち点10点により
100点満点での絶対評価がつけられ、
決勝に進めるのは30チーム中8チームだけだ。
計算は地元の可愛い小学生2名が暗算で行うが、
念のため機械でも同時計算しているようだ。
(昨年は計算がかなりユルかったような・・笑)

・・いやあ、相変わらずシビアだが面白い!

しかしながら、年々見方がマニアックになっていき
我ながら余りよくない傾向だと思うが
今年は今年でかなり気になったことがある。

それは、100点満点での絶対評価にもかかわらず、
トータルバランスで相対評価になってしまうことだ。
審査員も人間なので当たり前のことだとは承知しつつ
あくまで私見だが、評価基準のまだ定まらない
前半のチームほど点数が抑えられ気味だと思う。

私自身は、素敵な衣装のエルビス・プレスリー姫が
「ロケンロ~!!」の掛け声も勇ましく
キャデラックのハリボテとともに颯爽と登場し、
アメリカから富山の新鮮市場に買い物にきたプレスリー(!)
という物凄いコンセプトで見せてくれたのが一番ツボにはまった。

しかし彼女達の出番は前から2番目という早さ。
78点という高得点をマークしながらも後半で90点台が
頻出したため、残念ながら決勝争いに加わることはなかった。
う~ん、おしいなア!決勝でも見たかったなあ!

いっぽう、スポンサー企業が定められている
今年ならではの楽しみも見つかった。

それは観光客が地元の企業にやたら詳しくなれる醍醐味であり、
通常のチンドン屋さんの街頭宣伝ではお目にかかれない
レアジャンルな企業PRを見る面白さでもある。

例えば、資源再生やメッキ加工や精密機械の会社など。
チンドン屋さんはハリボテや口上さらにはアクロバティックな技を使い
あの手この手で「何をする会社なのか」をわかりやすく説明してくれる。
ペットボトルや燃料エネルギーに扮したりと、衣装も練られている。

また、組み体操で富山国際会議場の最上階を表現した笑技隊は
時間制限を大幅に超えながらも大きな反響をよんでおり、
宣伝にかける姿勢がダイレクトに伝わる熱演だった。

いっぽう街頭宣伝の極みのような「きくら美容室」さんでは、
「きくら」ならぬ「さくら」を思わせるパステルカラーで
全身を美しくコーディネイトした北沢宣伝社の女性3名が
いきなりアフロヘアになりパーマの魅力をアピールする、
というパンチの効いた演技が光った。このチームも
スポンサーを徹底的に宣伝しようという誠意が伝わり気に入った。

30チームには30社の企業がつく。今回だけでも
30×30=900通りもの宣伝ができるということだ。
(数字にめっぽう弱いんですが、計算合ってますか?)

伝統的な「富山のよいところ」というお題もよいが、
旅館や企業のPRだって富山の宣伝には違いない。
あまり馴染みのない企業PRのほうが新鮮に思えたし、むしろ
こういう切り口なら演目の幅が無限に広がるのではないだろうか。

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富山ちんどん紀行2008:始まり

2008-04-07 12:14:33 | チンドン


今朝は全日本ちんどんコンクール開会式。
天気にめぐまれ抜けるような青空に満開の桜、
今年も絶好のちんどん日和である。

【オープニングセレモニー:富山市役所にて】

全国から集まった30組90名のチンドンマンが
予選の順番を決めるクジをひきながら登場する。
出場順はコンクールでの命運を左右する大事な要素だ。
果たして1番をひいてしまうのはどこか、
和やかながらもピリリとした緊張感がはしる。

30組全チームが出そろい・・アッあの人達の姿がない!
そう、お気に入りのチーム・バンジョーの音色豊かな
アダチ宣伝社のヒサエチームが今年は出場しないのだ!
きっと他のお仕事が重なったに違いないが、残念だなあ。

それはさておき、各チームの艶やかな衣装を眺めながら
ここで興味深いことに気がついた。

前回の予選は漠然と「富山のよいところ」を
アピールするのがテーマだったが、今回は違う。
チームに一社ずつ割り当てられたスポンサー企業を
アピールするのが予選のテーマとなるらしい。
これが開会式の時点から、大きな違いを生んでいる。

担当のスポンサーが決まっているということは、
チンドンマンのコーディネイトも最初から
スポンサー仕様になっているということだ。

勿論、見ただけではスポンサーが判らないチームも多いが
サンドイッチマンよろしく彼らが背負った企業の
プラカードを見れば、何の宣伝かは明らかだ。
逆に奇抜な衣装(和風エルビスプレスリーに大ウケ!)
であるほど、いったいスポンサーの宣伝と
どう結びつくのか、予選への期待も高まる。

各チームに課された予選のテーマが明確なことで、
開会式の時点から既に戦いは始まっているといえよう。

特に感心したのはJT(日本たばこ産業)の平成ちんどん本舗。
海賊スタイルのリーダーの帽子に染め抜かれた
「JT」の文字がピタリと決まり、衣装だけでも
スポンサーのすばらしい宣伝になっている。さらに彼らは
カリブの海賊のゴキゲンなテーマ音楽を奏でながら
予選会場までずっと早口でJTの宣伝を繰り返していた。

これこそがチンドン屋さんなのだ、と思う。
スポンサーを力いっぱい宣伝し、道行く人々に
どれだけのインパクトを与えられるか。

すがすがしいまでに多くの企業をPRされるのは
今日に限っては決して迷惑な話ではない。なぜなら、
私はこれを聞くために富山にやってきたのだから。

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富山ちんどん紀行2008:忘れ物

2008-04-06 22:45:32 | チンドン
今年のちんどんコンクール観戦も無事おわったが、
帰りのハヤウマで突如重大なことを思いだした。

北日本新聞買うの忘れたーーー!!

ちんどんコンクールの会場で、本日の新聞に
林幸治郎親方の記事が出ていると聞いたのに!

コンクール表彰式の頃までは覚えていたのに
ちんどんミュージアムで林さんの昔の著書を見つけて
買い漁っているうちに、すっかり忘れてしまった。
なんということだ、本末転倒ではないか。

どなたか読まれた方がいらっしゃいましたら
どのような記事だったか教えてください。

・・と、弱々しくネットにブロードキャスト。

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富山ちんどん紀行2008:脱出

2008-04-05 00:15:30 | チンドン
【前回の続き】
さっさと旅の手配をしたものの予想外に忙しく
観戦が危ぶまれた今年のちんどんコンクール。

泡ふきながらもどうにか職場を逃げだして
ハヤウマに飛び乗りやってきました富山駅前。

残念ながら夜桜イベントには間に合わず
ちんどんファンの聖地?ちんどんミュージアムのある
CICビルも今は闇に沈んでいるが、
そのうち詣でる機会もありましょう。

さて、とざいと~ざい。
ちんどん紀行の始まりはじまり…


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富山ちんどん紀行2008:前夜祭

2008-04-04 00:44:03 | チンドン


毎年富山で3日間にわたり行われるちんどんコンクール。
しかし、本日の前夜祭に間に合いそうもない!

せめて雰囲気だけでも、と有楽町は「いきいき富山館」で
いちはやくゲットしました今年のパンフレット。
大阪の雄・ちんどん通信社の林幸治郎親方が
なめらかな口上さながらの流麗な文体でつづる
全日本ちんどんコンクールの紹介文が読ませます。

さて、コンクール本番には間に合うか?
ぶじ富山に行けますように・・

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全日本チンドンコンクール・謎

2008-02-16 03:22:32 | チンドン
さて、グラミー賞より長い歴史をほこる
第54回全日本チンドンコンクール
富山に全国のちんどんやさんが集結し妙技を競う、
昭和30年から続くトーナメント形式の競演会だ。

今年の開催概要をにらんでいたところ
出場者の「テーマ」に見逃せないものを発見。
地元富山のちんどん屋・桜小路陽炎さんの
今年のテーマは「昭和ファンク」。

昭和ファンク・・??

なんなのでしょうこのテーマは。
とてつもなく気になる!

どんないでたちで何を奏でるのか興味は尽きない。
P-FUNK軍団みたいな衣装だったら凄いが
いくらなんでも、まさかなあ・・

謎を解くべく、今年も富山にロックオン!

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小江戸川越素人ちんどんフェスティバル

2007-11-25 20:45:32 | チンドン


第4回小江戸川越素人ちんどんフェスティバルがあると知り、
やってきました埼玉は川越。

川越新富町商店街主催のイベントで、
東日本各地から集まった11組の素人ちんどん屋さんと
プロひと組による、ステージショーと練り歩きです。
各チームのMCが、川越クレアモールをめいっぱい宣伝!
みな口上がうまく、お客さんとの掛け合いに笑わせられました。

特に印象に残ったのは、先日前橋で行われた
全国アマチュアちんどん競演会で優勝したという
早稲田大学のちんどん研究会・風街宣伝社。
ステージ全体を使ったダイナミックなパフォーマンスはさすがのひと言。

また、唯一のプロである御年79歳のみどりやさんの
ピリリと辛口なユーモアのある口上と、ちんどん講座も堪能。
カキーンと高らかに響く、力強い鉦の音に惚れぼれします。

来年は素人ちんどんフェスティバル5周年とのことで
スペシャルフェアを企画しているとか。
主催の方から「コンクール」?という言葉も聞かれたので、
プロの集まる富山のちんどんコンクールのように
「川越のよいところ」をテーマに競ってはいかがかと。

さて来年はどんな催しになるでしょうか?

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素人ちんどんあれこれ

2007-11-08 00:13:39 | チンドン
ちんどん好きには嬉しいニュースが
なんと!YAHOOのトップに掲載。
アマチュアちんどんチームの主催する
「全国アマチュアちんどん競演会」が行われるという。

ちんどんマン100人前橋に集結

インパクトあるタイトルにノックアウト。
前橋は戦後初めてのチンドン屋大会が行われた場所だそうで、
2003年よりアマチュアちんどん競演会を開催している、とのこと。

前橋には行けませんが、埼玉は川越で行われる
素人ちんどんフェスティバルには大注目。
プロ・アマ問わず、ちんどん界からは目が離せません。

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全国ちんどん博覧会・総括

2007-09-09 00:30:06 | チンドン
(まだ続く!)

さて、初めて参加したちんどん博覧会だが
過去には東京、大阪、福岡で開催されたそうだ。
大阪のちんどん通信社の林幸治郎親方の著書や
福岡のアダチ宣伝社の安達ひでや社長の著書を読むと、
本業の合間を縫って博覧会の準備をするのは相当に
大変なことのようで、主催者側のご苦労がしのばれる。

また今回貴重だと思ったのは、はからずも
ちんどん屋さんの「素顔」を垣間見る機会が多かったことだ。
プロのちんどん屋さんとしてステージに立たれると
顔つきから立ち振る舞いまで別人のような印象を受ける。
「オン」と「オフ」がこれほど違うのか、とよい意味で驚き、
ちんどん屋さんという存在に新たな魅力を感じた。

逆に(とるに足らないことだが)個人的に残念だったこともある。
自分のような市井のちんどんファンがどれぐらいいらっしゃるか
わかるかもしれない、と期待したのだが、やはりライブ会場は
関係者の方が多かったようで、ファン層はわからずじまいだった。
しかし、ちんどん博覧会を主催する方々は皆かなり若い印象だ。
富山のちんどんコンクールも今回の全国ちんどん博覧会も
観客の年齢層は高めだと思うが、演じる側の若さが伝わり
観る側にも若い人が増えれば、さらに活性化するのではないだろうか。

楽しい一連の行事を見せて頂いたことに感謝しつつ、
数年に一度でもこの企画の続編があればと願っている。

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第5回 全国ちんどん博覧会

2007-09-08 03:44:11 | チンドン


全国ちんどん博覧会@上野水上音楽堂。
チンドン界を広く一般に紹介する目的で行われる自主イベントで、
前回の開催時には入場制限がかかるほどの人気だったそうだ。
今回は無事に入場できるだろうか?非常に心配だ。
上野駅を降りて人波にもまれ、どきどきしながら会場に着くと
かなり後方ではあるものの、座席はどうにか確保できた。

今回のテーマは「東京ちんどん~その大いなる継承」
東京ではぐくまれたチンドンの芸の奥深さを、ステージの上で
親方衆から若手への公開稽古という形で観客に見せてくれる。
それも、午後1時から4時過ぎまで3時間以上という濃厚さだ。

このプログラムが、練りに練られており本当に素晴らしかった!
林幸治郎親方の温かみのある司会進行も印象的だった。

まずオープニングを経て、現役最長老91歳の菊乃家〆丸親方による口上指導。
ピンと胸を張った姿勢のよい親方の口上には聞き惚れるばかりだ。

次に、「チンドンの源流を探る」として、江戸の祭り囃子の実演。
ぴ~ひゃらぴ~ひゃらという楽しげな祭り囃子の楽器や音楽が
いわゆるチンドンのスタイルに変化した過程がよく分かる。
バラバラだったいくつかの太鼓がチンドン太鼓に置き換わり、
より少人数で「歩きやすい」ように進化していったのだ。
チンドンの定番曲「たけす」が、元は随分スローな曲だったのも新鮮だ。

その後も、瀧の家一二三親方、小鶴家幸太郎親方そして
みどりや進親方の見事なチンドン指導が続く。特に、
着流し姿のみどりやの親方の風情あるたたずまいと演奏に惹きつけられた。
クッキリハッキリとしたチンドン太鼓の鉦の音は、司会である
林親方が紹介された通り、若手が束になって演奏しても敵わない。
みどりやの親方によると、チンドンには季節感が必要だという。
「夏は涼しく、冬は暖かく」と。なるほどと思わせられた一言だ。

その後休憩をはさみ、お待ちかねのちんどんファッションショーだ。
メロウなBGMとともに登場する老若男女のモデルは洋装あり和装あり、
いずれも奇想天外なファッションで実に素晴らしい!
特に、御年70歳近い瀧の家一二三親方ご夫妻の
カメレオンカラーのヴィヴィッドな装束ときたら!
親方は頭からド派手な蛍光グリーン、奥方は蛍光オレンジの
和装とも洋装ともつかぬカーテンのような衣装に目が釘付けだ。
なんと個性的で、そしてなんと素敵なご夫婦なのだろう!
さらに驚いたのが、「ファッションデザイナー」として
親方のおかみさん達が紹介されたことだ。
こうした衣装は仕事のかたわら全て自作されているそうで、
型紙もなくデザインできてしまうというエピソードに驚愕。

その後もチャンバラコーナーで会場は大いに沸き、
出演者全員揃っての感動的なエンディングを迎えた。

・・ああ、面白かった!大満足して会場を出ると、
いつもサービス精神旺盛なチンドン屋さん達が
その場でまだまだ演奏してくれているではないか!
「お見送り」なのに立ち止まっては悪いと思いつつも
この機会を逃してはならじと、全身蛍光ミドリ色の
瀧の家の親方のど真ん前にヒラリと躍り出て、
絶好のベストポジションでライブを堪能させて頂いた。

この素晴らしきちんどん博覧会に幸あれ!

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