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音の世界

「ノリのいい音楽」をテーマに、CDやライブの感想を綴ります。

関東ちんどん選手権大会2009

2009-11-23 12:46:28 | チンドン

【前回の続き】

各種のイベントでチンドン屋さんを追いかけていると
だんだんチームの名前と顔が一致してくる。各屋号
おなじみのファッションも何となくみえてくるが
そこはプロのチンドン屋さん、衣装やメイクで
思いもよらぬ「化け方」をされることも多い。

まず驚いたのが、月島宣伝社のユウコねえさん。
運よく「張り出し」でのステージに居合わせたが
ピンクの髪にピエロの衣装がとても愛らしい。
男前から乙女なキャラまで変幻自在だなあ!

更にド肝を抜かれたのがチンドン芸能社の美香さん。
表彰式の際にいらっしゃらないな・・と探していたら
優秀賞を獲得し張り出しステージに現れてビックリ、
ウサギの耳をピョコンと立てた愉快なタキシード姿だ。
純和装しか見たことがなく、洋装には本当に驚いた。

チンドン芸能社さんのメンバーによるステージは
昨日も川越で観たが、今日の演目は一段と面白かった。
サックス奏者がディズニーマニアとのことで、ディズニーの
スタンダードをムードたっぷりに聴かせてくれる。

そして11月22日は「いい夫婦の日」から自身の家族ネタへ、
さらに夫婦仲にはやっぱりお金も大事だから・・、と
スポンサーである信用金庫の宣伝につなげる。ウマいなあ!

他にも見事な舞いを見せてくださった喜楽屋扇太郎親方、
息のあったディスコ・チンドンを聴かせる北沢宣伝社、
最優秀賞・女装の麗人!チンドンよしのさんと、
個性豊かなステージを楽しませて頂いた。

来年こそはもっと早く家を出るぞ!
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青梅の町は熱かった

2009-11-23 12:38:55 | チンドン


19回目を迎えるという青梅宿アートフェスティバル。
フェスの一環として関東ちんどん選手権大会が行われており、
今年も向かいましたは青梅駅。しかし、あいにくの小雨&寒さで
ぐずぐずしていたら到着が14時をまわってしまい大後悔。

選手権と名がつくとおり、町回りをするプロチンドン12組を見て
良かったチームを観客が投票する仕組みだが、土地勘がなく
昨年はどこで誰に会えるやら見当がつかなかった。そんなわけで
今年も審査はあきらめ気味だったが、駅からメインストリートに
向かう間にも次々とチンドン屋さんに遭遇するではないか。

そうか、気楽に町を歩いてみればいいのだ

流しに出会うこともあれば、スポンサー店舗の前で口上を
述べていることもある。あまり難しく考えなければよかった。

と、ようやく気づいた頃には時すでに遅し。フリマをひやかしたり
甘酒を飲んだりしているとアッという間に15時をまわり
駅近くの駐車場にて投票結果発表とあいなった。

ああ、もっと朝早くから来ればよかった!(昨年と同じ反省)
我ながらつくづく進歩がないのである。

【続く】
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小江戸川越素人ちんどんフェスティバル2009

2009-11-22 00:13:39 | チンドン


開会式に間にあうよう大急ぎでかけつけましたは、
川越はクレアモール商店街で毎年行われている
第6回小江戸川越素人ちんどんフェスティバル。

今回もスカーンと晴れて絶好のちんどん日和となった上に
例年にない暖かさで、寒がりには大変ありがたい。

これまで唯一のプロチームの頭として参加されていた
チンドン界の重鎮・みどりや進親方が亡くなられたが、
お弟子さんである若手のチンドン屋さん達がしっかりと
親方仕込みの素晴らしい鉦や太鼓を聞かせて下さった。

特に、NHKドラマの主題歌をツインサックスと
チンドンでしみじみと演奏されたのが印象深い。

若手の方々がステージで語るみどりやさんの思い出話に
あの抜けるような鉦の音と毒舌トークを思いだし寂しくなったが、
親方のスピリッツはずっと受け継がれてゆくことだろう。

あれこれ思いをはせつつチンドン新時代の幕開けを感じた
小江戸川越素人ちんどんフェスティバル。

いつもステージを観たりご飯を食べたり買い物に忙しく
商店街の練り歩きまでなかなかフォローできないが、
今度はなるべくチンドン屋さんと一緒に歩いてみたい。
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青梅と川越チンドン事情

2009-10-07 22:55:54 | チンドン
4月は富山で全日本チンドンコンクール。
そして11月のお楽しみといえば毎年恒例の
小江戸川越素人ちんどんフェスティバルですが、
東京では青梅宿アートフェスティバルの一環として
昨年より関東ちんどん選手権大会も始まり、
わがチンドンライフはますます充実。

ところが!小江戸川越ちんどんは11月21日(土)、
青梅宿アートフェスティバルは11月21日~22日開催と
2大ちんどんイベントの日程が見事にかぶり、
小江戸と青梅がバッティングするのではと
ヤキモキしながら経緯を見守ってきました。
そして、ついに待ちに待った青梅の日程が発表。

・小江戸川越素人ちんどんフェスティバルは11月21日(土)
 http://www.creamall.net/index.html 
  
・関東ちんどん選手権大会は11月22日(日)
 http://art-fes.omjk.jp/

めでたく2大祭りは重ならず。やったー!しかも
今気づいたが、翌月曜はお疲れ祝日ではないですか。
おお、ホワット・ア・ナイスタイミング!

ゴールデンウィーク、シルバーウィークにつづき
11月第三週はちんどんウィークに決定
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チンドンさがしの夏・続

2009-08-14 00:34:31 | チンドン
先日、テレビドラマ「官僚たちの夏」に
チンドン屋さんが出ていると書きましたが、
今度は女性週刊誌に出ているという情報を得て
慌ててコンビニに飛び込みました。

昨日は「女性自身」と「週刊女性」しかなく空振り、
探索二日目でようやく見つけた女性セブン!

マイケル・ジャクソンあり(たくさん載ってます)
往年のディスコ特集あり(昨日の続きか?)の
充実した誌面に気をとられながら読み進めると、
暑さ対策のページにチンドン芸能社さんが!
2分の1ページほどの登場でしたが、できれば
見開きで、写真も大きければモアベターかも。

炎天下を歩く職業ながらも白い装いがクール。
今度遭遇できたらお着物にも注目だなあ、と
新たなる視点を授かりました。

ホップ(TV)、ステップ(雑誌)、ジャンプ(実践)で
夏のチンドン屋さんにお会いできるでしょうか?
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チンドンさがしの夏

2009-07-12 22:29:34 | チンドン
ときは昭和31年。

佐藤浩市先生の「官僚たちの夏」をボヨヨンと見ていたら
街角のシーンにチンドン屋さんが!!

突然の登場に慌てふためいたものの
ビデオを録る間もなく、屋号はわからずじまい。
景気のいいクリスマスソングを流しておられましたが
さて、どなた達だったのでしょうか・・?

ともあれ、高度成長期が舞台の熱血ドラマに
今夏、もう一つの楽しみを見つけました。
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コンビニDEちんどん

2009-06-18 20:39:21 | チンドン
本屋でなにげなく週刊新潮を手にとり衝撃が走った!

「バブル崩壊、リーマン・ショックを生き延びたちんどん屋」

あまりにもセンセーショナルな見出しに驚愕、
立ち読みしてる場合じゃないと慌ててレジに走り
じっくり読ませて頂いた見開き3ページの特集記事。

そういえば週刊新潮は2年前にもチンドン屋さんを
とりあげているが、デスクにお好きな方がいるのかな?

大阪はちんどん通信社の四半世紀を淡々と辿る内容で、
「ちんどん屋はなぜ潰れない?」をお題に掲げるのなら
もう少し突っこんだ分析があればと思うものの、
業界のよいアピールになったのではないでしょうか。

意外なのが、コンビニ店の宣伝が増えていること。
ちんどん屋さんにお目にかかることが滅多にないだけに、
これは関西と関東の違いかなと羨ましいかぎり。

関東のコンビニもチンドンを導入してはいかがでしょう?
”コンビニの前で賑やかし”も似合うと思いますよ。
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バーチャル萩原ちんどん紀行

2009-05-31 22:29:48 | チンドン
雨でひきこもりがちの週末ですが、
ちんどんファンの方から嬉しいお手紙を頂きました。

封をあけると、中から綺麗なレーベルのCDが。
5月24日に愛知県は一宮市で行われた
第43回萩原チンドンコンクールの模様が、
クリアな音源とナント600枚超の写真に収められています。

スライドショーにして写真を見ながら音を聴くと、
当日に雲が晴れてチンドン日和になるさまが伝わります。
そして町の”におい”がするリアルな写真の数々。

九州はかわち家さんの”靴”にまつわる素晴らしい口上や
富山で見逃したアダチ宣伝社さんの替え歌(美空ひばりVer)、
大阪はちんどん通信社のチャンバラおじ様のはっちゃけぶり。
・・いながらにして、気分はすっかり萩原町に。

萩原町へは毎年行こうとプランを練りつつ未だ実現せず。
しかしながら、切符の写真もおおいに旅情をかきたて
バーチャルトリップを楽しませていただきました。
豊橋の輪隣人さま、どうもありがとうございました!
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続・中年チンドン探偵団

2009-05-16 03:28:27 | チンドン

酔っぱらってイイ調子で帰宅すると、
ポストに驚きの手紙が入っていた。

と、富山商工会議所!?

確かに私はチンドンファンだが、
富山商工会議所にバレるようなことは・・

そういえば、忘れないうちにと富山の会場で
チンドンコンクールのアンケートを投函したのだ。
それで記念品が当たったらしい、ありがとうございます!

しかも驚きはそれだけではなかった。
ポプラ社からもプレゼントが届いている。
喉から手が出るほど(←怪人ぢゃ)ほしかった
少年探偵団シリーズの表紙ポストカード26枚セット。
トリ頭だから、応募したのをすっかり忘れていたぞ。

そこで、本日はダブル当選を記念して
表紙も強烈な不朽の名作、「透明怪人」を。

怪人二十面相ファンにはおなじみの大風呂敷、
あやしい展開にありえないトリック満載の本作にも
チンドン屋さんが登場します。その名も「紅丸」。
いかにもありそうな名前ではありませんか。

彼はなかなか重要な局面で登場しますが、
果たしてどんな役どころかといいますと。

・・ちょうど時間となりました♪
続きは読んでのお楽しみ。
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富山ちんどん紀行2009:タイムトリップ

2009-04-19 03:41:13 | チンドン

全日本チンドンコンクールからはや2週間。
2004年の第50回を記念して発行された
「チンドン太鼓が春を呼ぶ街」を一気に読んだ。

・・名著!

口上ふうの洒落た前書きからグイグイ引き込まれ、
面白い小説にハマったときのような爽快感でいっぱい。
昭和29年の「富山産業大博覧会」を前史ととらえ、
チンドンコンクールをめぐる50年の歴史絵巻を
数多くの写真と関係者のインタビューで浮き彫りにする。

関係者や裏方さんによる知られざるエピソードや
新旧のベテラン親方衆へのインタビュー、
ふんだんに使われる昔の写真もさることながら
一番の魅力は巧みな「文章」にあると思う。

読者に語りかけるような読みやすい解説は
単に丁寧なだけではない。コンクールへの深い愛情をもって
読者に訴えかけてくる。実にソウルフルだ。

驚くことに、コンクールの基本構成は第一回の時点で
すでに完成していたという。おりしも笑いと娯楽を
何より求めていた時代。明るいチンドンは人々の心を捉え、
富山内外から二十万人もの観客が押しよせた。

しかし主催者は早くからマンネリに陥らぬよう、
あの手この手で観客をひきとめる策を練った。
歴史の上にアグラをかかないフレキシブルな運営は
こういうところに原点があるのかと納得。

コンクールを彩るチンドン屋さんの勇姿も見逃せない。
ものすごい舞台装置で一世を風靡した名古屋の万宣社から
小鶴家・みどりや・瀧乃家さんの”御三家”時代を経て
ちんどん通信社の台頭に九州の新興勢力・・・
「どんな演目だったのだろう」と想像するだに楽しい。

これを読めばチンドン愛が深まること間違いなし。
一家に一冊、超おすすめでございます。
バージョンUP版(60回記念とか)も希望します。

※みどりや進親方のご冥福をお祈りします。
  ・第5回 全国ちんどん博覧会
  ・小江戸川越素人ちんどんフェスティバル
   (07年08年
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富山ちんどん紀行2009:総括

2009-04-18 18:38:30 | チンドン


長々と書いてきた富山ちんどん紀行だが、
今年も自分なりに総括したいと思う。
(→2008年の総括はコチラ
(→2007年の総括はコチラ

総括:ちんどんコンクールは常にバージョンアップしている!

全日本チンドンコンクールは55回もの歴史があり、
運営のノウハウは確立しきっているだろう。
にもかかわらず毎年マイナーチェンジ、または
大きく改変したりと、攻めの姿勢を忘れない。

今年の例でいうと、(私の勘違いでなければ)
予選の演目が3分間から2分半になったのは
運営サイドにも演者にとっても大きな変化ではないか。
そして、以前は素人各チームに講評を加えていたのが
今では何チームかまとめてのコメントとなった。
このほうが観る側からしても負担が少なく
進行がスピーディーになり、より良いと思う。

また、端的な例で”いいな”と思ったのが
ツアーでいらっしゃるお客様を引率する
「浪速のカリスマ添乗員」さんコンビである。
本選の空き時間に日本旅行の方として登場したが、
おっちゃん達の場慣れたトークにはド肝を抜かれた。
添乗員って嘘でしょ、吉本じゃないの?と思ったほど。

何より感心したのは、彼らの宣伝に対する姿勢。
チンドンコンクールの素晴らしさを大いに持ちあげ、
「もっとお客さんを連れてお金を落としてもらいます」と。
心あるコメントにかえって商売の原点をみた思いだし、
個人的な感想だが宣伝マンとして非常に優秀だと感じた。
賛否あるかもしれないが、コンクール自体を”宣伝”する場に
もっともふさわしいゲストではないだろうか。

後で調べてみるとこの方達は著名な添乗員さんで、
独自のツアーを企画し参加者が後をたたないそうだ。
会場にツアー専用のエリアが拡大し窮屈だな・・
と内心思っていたが、お陰で印象が180度変わった。

そして若いスタッフが各所でキビキビと働く姿。
スタッフの手厚さにはいつも感心させられるが、
チンドンコンクール鑑賞も回を重ね、私自身が
裏方さんの活躍にようやく目がいくようになった。

市役所や商工会議所がこれだけの人材を投入し
毎年飽きさせないイベントを55回も続けるのは
並大抵のことではないだろう。そこには
先人達のたゆまぬ努力と愛情があっただろう、と
チンドンコンクール本を開いて想いをはせる。

完成形でありながらも進化を続ける富山名物・
全日本チンドンコンクールからますます目が離せない。

(たぶんまだ続く!)
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富山ちんどん紀行2009:寄り道

2009-04-17 01:01:39 | チンドン

在庫僅少の本を探そうと向かいましたは丸善。
八重洲から丸の内に出ようとして案の定迷った!

気がつけばTV局のアンテナショップが並ぶ。
おお、ここは昨日同僚が偶然みつけたという
キャラクターグッズ街ではないか。

すっかり当初の目的も忘れ物色したところ
「ご当地モノ(大阪)」にチンドン屋ラスカルを発見。
(クリックでフルサイズになります。お好きな方はどうぞ)

自慢じゃないが(じまん)富山のご当地モノ・
ちんどん屋キティも大阪版ちんどん屋キティも持っているが
ラスカルはけっこうレアなんじゃないか??

ネコ、アライグマときたら次はトリでしょう。
調子にのって日テレショップで「ちんどん屋ズーミン」を探すも
残念ながら該当なし。舞妓ズーミンはあるのに、惜しい!

チンドンをめぐる旅は果てしなく続く・・
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富山ちんどん紀行2009:ちんどん時計を探せ!ご開帳

2009-04-14 23:26:59 | チンドン
【そしてすべての行事が終わり】

週末2日間をすべてチンドンにささげた
年に一度の濃密なチンドンホリデーが終わり、
後は家路を急ぐのみ。しかしまだ使命がある。

そう、チンドンからくり時計を見届けるのだ。

最近とみに体力のない中年チンドン探偵は
”あっちへダッシュ、こっちでチンドン”の
一日に疲れ果て、しばし駅前百貨店のイスで休憩。

一時間後むっくり起きあがり、向かいましたは
富山駅北口地下広場。三度目の正直、
ついに18時のからくり仕掛け目撃なるか。

このチンドンからくり時計は2000年7月に
北口地下道の新設を記念して設置されたそうで、
オープニングが「千鳥」でエンディングは「四丁目」。
季節ごとに音楽が変わり、3月・4月は
「美しき天然」と「竹に雀」だという。

18時5分前よりカウントダウンスタート。
3分前、2分前、一分前、・・18時ちょうど。

おおおおお~、そうきたか!

円柱形の物体の上部がみよーんと浮きあがり、
中からファンシーなちんどん人形数体が現れた。
ちんどん通信社さんが音楽担当というだけあり
口上も演奏も本格的で聴きごたえ十分。

*-----------------------------------*
【画像】
ちんどん時計BEFOREちんどん時計AFTER
*-----------------------------------*

クルクル回るちんどん人形は三等身ながら
子供のころよく見たこの手の時計と違い
さすがに動きが滑らかで、今風に制御されている。

夢中でながめるうち、アッという間に人形は
お隠れになり、ご開帳はおしまい。

これで本当に旅が終わった。(が、ブログは続く)
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富山ちんどん紀行2009:午後のパレード

2009-04-14 20:55:14 | チンドン


念願のチンドンコンクール本を5年越しで手に入れ、
すがすがしい気持ちでパレードに戻る。
もちろん本ばかり探していたわけではなく、
パレード始点で全チームチェック済である。

演奏はひと通りすべて聴いておいたが
特に今回プロのトップ組は大好きなチンドン芸能社。
終わりまでちゃんと見ないと気が済まない!

チンドンパレードをチラチラと横目で愉しみつつ
最終地点めがけて猛ダッシュ。信号に阻まれながらも
走りに走って終点に辿りついたとき、おそらく
一番手のチンドン芸能社さんが最後の合同演奏で
盛りあげているところだった。ぎりぎり間に合った!

チンドン芸能社さんの、ダイナミックな立ち回りと
ご夫婦の笑顔いっぱいの元気な演奏がとてもいい。
ちょうど「遊・ステージ」さんと合奏を始めたところで、
おなじみのテーマ曲が一層輝いて聞こえる。

終点に次々とチームがやってきて最後の見せ場を作る。
チンドン屋さん達のぱっと花が咲いたような笑顔に
道端いっぱいに広がる声援も温かくそして大きく、
お客さんとの距離が近くて最も好きなポイントだ。

すべてのチームが華やかな練り歩きを終えるころ、
大通りの向こうには傾きかけた陽に映える
桜うつくしき富山城址公園。・・祭りが終わった。
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富山ちんどん紀行2009:ビクトリー

2009-04-13 00:42:11 | チンドン

【パレード・ちんどん本・怪人探しの巻】

さて午後のパレードを見るため、駅前通りを
途中で左に折れてパレード始点へとずんずん歩く。

しかし、今回はチンドン大パレードだけが目的ではない。
幻のチンドンコンクール本は「薬の池田屋」近くの
土産物屋にあるという。そこで注意深く池田屋を探すと
はたしてパレードの原点近くで容易に見つけたはよいが、
隣接する富山県物産館に飛び込んで失望した。

・・ない、ない、チンドン本がない!!

周囲に他の土産物屋はないかと見渡すも
寂しくシャッターの下りた店が多く、困難が予想される。
絶体絶命。チンドン本はもはや何処にもないのか?

かくなる上は出版社に直接問い合わせるしかないが、
「売り切れました」の一言を聞くのが何より怖い。
それに、あくまで通販でなく街角でさりげなくゲットしたい。

パレードに本探しと、これだけで頭がパンクしそうだが
もうひとつ重要な使命がある。怪人さがしだ。

昨年のパレードで、怪しい仮面をかぶった方達の虜になった。
パレードのみの参加らしく、再会を楽しみにしていたが・・
幸か不幸か、今年は怪人の皆さまに遭遇することはなかった。
残念ないっぽう、少しホッとした。この人達を見たが最後、
チンドンそっちのけで怪人を追いかけるハメになるからである。

これで「パレード、ちんどん本、怪人探し」のうちひとつは消えた。
しかし心は晴れない。出版前から夢見たチンドンコンクール本、
今年もゲットできなければ一体どうなってしまうのか。

しかしチンドンの神は私を見捨てなかった!

「猫山よ、もう一度よく探しなさい」とのお告げを得て
ダメもとで物産館に戻ったところ、店頭にでっかい
チンドンコンクール本のポスターが貼ってあるではないか。

おお、私の目はフシ穴か。

すかさず物産館に飛び込み、あまねく店内を物色すると
はたして今度こそチンドンコンクール本があった!
感無量、ヒシと本をかかえてレジへ走る。
ついでに記念撮影もさせて頂き、ミッション1は終了だ。

ああ、ついに「チンドン太鼓が春を呼ぶ街」が我が手に。
富山の空はどこまでも晴れわたっていた。
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