「その名にちなんで」

「その名にちなんで」


あらすじはコチラ

いいです。

このところ映画にハズレなし。
猫山のスベらないシネマセレクション

他のこともこの調子でハズさないように
できれば…

でも、この映画、見る人の年代や家族との関わり方
によって感じ方が全然違ってくると思います。
退屈だと感じる人もきっと多いはず。


主演の女性がそれはそれはべっぴんさんで
なにもこんな冴えない男性（のように最初は見えた）と
お見合いして、地球半周しなくても…
と前半はそんな雑念が頭をよぎる余裕があるのですが
後半はうるうるでした。
「九死に一生を得た後で起こったことすべてが宝物だった」
（正確ではありませんが）っていうところとか。

しかしまた今回も、泣くと鼻をすする音で周囲に迷惑になるから
ガマンガマンと堪えてしまった。
一度心ゆくまで陶酔してみたいものです。


家族や血筋について考えるのは
今の私にはタイムリーでした。

父亡き後、父の想いを知るゴーゴリーに
自分を見たり。

夫を亡くし、深い悲しみの中にいるアシマに
母の姿を重ねたり。

私は母の深い悲しみを理解していなかったなぁと
思ったり。

いろんなことに想いを馳せながら
あっという間の2時間。

ときどき出てくるインドの冠婚葬祭の様子も
とっても興味深いです。